非公開ユーザー
情報通信・インターネット|経営・経営企画職|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
MAツールで利用
この製品・サービスの良いポイントは何でしょうか?
・業界標準の機能
MA黎明期からの老舗で、グローバル、国内ともに多くの顧客基盤をもつ。書籍でMAとして一般的に紹介されていることはたいてい何でもできる。
・高い拡張性
外部システムとの接続に寛容。SFDCのAppExchangeと同じ立て付けのLaunchPointというプラットフォームを持つことに加え、Webhookで様々なサービスとの接続が容易に可能。同界隈のコミュニティでは、Marketo、SFDC、FORCASの連携を三種の神器と呼んでいる人たちがいる。私もこの3つのツールを組み合わせて、足し算でなく掛け算の効果を出せていると思う。
・ベストプラクティスの共創
業界の黎明期から、コミュニティを形成し、ユーザーとの共創に取り組んでいる。Marketo、ひいてはMAは、多機能かつ拡張性が高いゆえに、決まった正解もない(言葉を変えると機会は無限大である)、ゆえに、双方向の対話と、N=1の事例の発信、そこから自社への展開の必要性が高い。Marketoはこのニーズにもっとも応えられているツールである。
改善してほしいポイントは何でしょうか?
CustomerSupportの質・速さ
的を外した回答が多く、課題の特定・認識合わせだけでメッセージの交換が数往復。それ自体は許容できなくないが、そのメッセージ毎に中一営業日以上取られてしまい、課題解決が長期化する傾向がある。
どのようなビジネス課題を解決できましたか?あるいは、どのようなメリットが得られましたか?
マーケティングの効果は他の方の投稿を参照していただくとして、比較的IT側に近い立場にいる私からは下記の3点を挙げさせていただく。
・オペレーションの統一とデータマネジメント
自社のリード獲得のWebフォームは特別な制約がない限りMarketoに一本化している。結果、メールアドレスの名寄せ(重複が起こらずに自動で上書きされる)とCVの計測の一本化ができている。
・すべての施策(キャンペーンやイベントなど)の一元管理
各施策毎すべてに対して顧客毎に成功/失敗など任意のステータスを割り当てることができる。これらすべてに対して、AND OR 任意のデータ抽出・セグメント設定が可能である。これによって、シナリオ設計とアトリビューション分析を必要十分に行うことができる。
・Enterprise規模にも耐えられる信頼性
直近2年の間に、単月リード獲得数20倍(月数万)、リード保有数30倍(合計数十万リードに加えて、数十万契約)に成長した。今のところ、規模やデータ量に対してストレスはなく安心して使えている。
検討者にお薦めするポイントがあれば記入ください
コミュニティの利点は上記に挙げた通り。大前提として、自社の導入目的達成のために、機能や方法論は充実しており、それを活かしやすいのがお薦めのポイント。
さらにもう一点付け加えると、日本語のマニュアル類の充実や、独自の資格制度などコンテンツの充実が挙げられる。
SaaSの導入の鉄則は、業務にシステムを合わせるのでなく、システムに業務を合わせるべきと言われている。余裕があるならば、Marketoが提供するコンテンツに沿って業務の再設計を考えてみると、大小様々な発見、示唆が得られると思う。