良いポイント
オープンソースのグループウェアを自力でカスタマイズして使っていましたが、rakumoに乗り換えました。
ワークフローや勤怠も旧グループウェアに載せていたので、それらの機能も同時に導入できるrakumoにしました。
オープンソースのグループウェアの機能面はほぼ満足していましたが、社外との連携においてはgoogleカレンダーなどの方が便利がよいという事情もあり、社内でもgoogleカレンダーをメインにし始めるメンバーもいてグループウェアの運用がほころび始めていました。
rakumoはgoogleカレンダーと同期しているので、googleカレンダーを使い始めていたメンバーも予定が共有できる点も良い点です。社内のメンバーの予定の参照はrakumoで、社外とはgoogleカレンダー経由で予定を共有しています。
googleカレンダーよりできることの選択肢は少ないという印象なのですが、その分、検討するべきことも少ないので、導入は楽だったのではないかと思います。
改善してほしいポイント
月表示画面で、日付の枠をクリックして予定を追加する際の初期のポップアップに時刻の指定がなく終日になっていて、「詳細を編集」をクリックして日時を指定しに遷移しなければならないのですが、初期ポップアップで時刻の指定までできたほうが使い勝手がよいと思います。終日で予定を登録することは少ないので。
また、個人ごとにデフォルト表示に月表示を選べるとよいですね。そして月表示の場合、当日が初期状態で視認できるようにスクロールしてもらえると助かります。
このあたりの要望は、1クリック操作を減らすだけの要望なのですが、もっとも頻繁に使っているので気になるところです。googleカレンダーも併用はしているので、googleカレンダーでできていることは欲しくなってしまうところです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
ここのレビューに期待されているコメントとは少しずれるかもしれませんが、当社の場合は、自社でオープンソースのグループウェアを運用している状況からSaaSに乗り換えたというコンテキストなので、サーバのランニングコストやOSやミドルのパッチ当てなどの管理業務が不要になったという点が狙いの効果でした。エンジニアが年間2,3日の工数は費やしていたと思いますし、オンプレのサーバを使っていたので場所やネットワークの制約にもなっていたわけですが、それらから解放されたという点は効果がありました。
利用メンバーにおいては、googleカレンダーでmeetの設定をし、グループウェアで予定を登録するという二重管理になっていましたが、そこはrakumoのみ登録すれば良くなり、若干の手間の軽減にはなったと思います。
検討者へお勧めするポイント
Google work spaceを導入していても、導入の価値はあります。管理がシンプルで分かりやすいです。
勤怠やワークフローなど、バラバラのプロダクトを導入すると、管理者も利用者も面倒なので、同時に導入できるもののラインナップと全社的な必要を考慮して検討されることをお勧めします。