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情報通信・インターネット|経営・経営企画職|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
PaaSサービスで利用
良いポイント
Salesforce Herokuを導入して最も助かっているのは、アプリケーション開発〜デプロイまでのスピードが格段に上がったことです。特に「Heroku Button」や「Pipeline」など、デプロイ周りの操作がとにかく簡単で、エンジニア以外のメンバーでも一定の操作ができるようになったのは大きな進歩でした。
また、Salesforce本体との連携(Heroku Connect)が非常に強力で、CRM上のデータをほぼリアルタイムで外部アプリと連携できる点も魅力。PostgreSQLが標準で扱えるため、既存のSQL資産もそのまま活用でき、分析基盤ともスムーズに接続できています。柔軟性と拡張性を両立できる点は、他のPaaSにはなかなかない利点です。
改善してほしいポイント
Herokuは非常に便利ですが、ダッシュボード上で課金体系が分かりづらいと感じることがあります。特に「Dyno」や「アドオン」の課金が月額ではなく秒単位で積算される仕組みなので、使い方によっては思ったよりも請求が増えることがあり、管理部門からの質問が増えました。コスト見積りをもっと可視化できるツールがダッシュボードに標準搭載されると嬉しいです。
また、アカウントごとのリソース利用状況を一目で確認できる機能(例:ユーザー別のDyno使用量やAPI呼び出し回数など)があると、運用面での負荷分散や最適化に活用しやすくなると感じます。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
従来は、オンプレミスでのアプリ構築・デプロイを行っており、初期構築から本番反映まで平均2週間ほどかかっていました。Heroku導入後は、最短1日で環境構築〜本番反映まで完了できるようになり、開発サイクルが約4倍の速さになりました。
また、Heroku Connectを活用したことでSalesforce上の顧客データと外部アプリのユーザーデータが即時に同期され、ユーザーごとのパーソナライズ表示やリアルタイムな施策展開が可能に。CRMの利活用の幅も広がり、MA施策の開封率が15%ほど改善されました。