良いポイント
優れている点・好きな機能
・導入のしやすさ
・ネットワーク接続機器以外の機器類も登録が可能
・検索のしやすさ
・ユーザーID毎の利用制限がかけられる
・セキュリティ対策用のバッチファイル、プリンタのインストーラーの配信ができ、かつ実行が可能
その理由
・サーバーへの導入、各PCへクライアントをインストール、本番稼働が非常にスムーズ
・他社製品に比べて安価、使いたい機能はオプションで追加でき、使わない機能をできるだけ排除できる
・物流会社なので、照合端末の台数も多く、管理が大変だったが、PC以外の機器類も登録して、IT機器台帳になっている
・いろいろな検索方法で機器を特定できるのはすごく便利
・他部署でもSS1の登録機器類の確認をしたいという声があったため、ユーザーIDへ制限をかけたうえでの公開が可能
・Windowsアップデート等の適用状況が確認でき、足りていない場合はバッチファイルなどの配信をかけたうえで実行を行うことも可能。人事異動に伴ってプリンタドライバをインストールしなければならない場合も、この手順と同様にクライアントPCの特定フォルダ内にファイルを配信でき、対応工数をかなり減らすことができた。
改善してほしいポイント
・UIのカスタマイズ性がもう少し充実できたらいいなと。起動時の初期表示画面を、ユーザー毎に決められる等。
・リードオンリーのユーザーの場合、どうしてもグレーアウト状態で表示されるので、違和感があるらしい。編集権限はないものの、見た目上はリードオンリーに見えないようにしてあげることはできないか。
・出張用ポケットWi-Fiを通じてSS1を使用するときに、特定のポートを開けないといけなくて、設定に苦労した
・IPアドレスのセグメントが同じだが機器の設置場所が異なる場合、自動的に優先的な場所を選択し反映してしまうので、検索結果の差異が時々発生した。(例:執務室 と IT倉庫 があって、IT倉庫 に指定するも、執務室が自動反映してしまう)
・IPアドレス台帳にて、SS1クライアントが導入されていないPCがある場合、「SS1管理外」などの結果を反映してくれるとありがたい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
毎年「情報セキュリティ監査」が行われるのだが、Windows月次アップデート、フューチャーアップデート等、集中的に対応しなければならないことが毎年続いていたのだが、SS1導入後は、ファイル配信&実行機能を活用することで、月1.5人月かかっていた業務が、0.5人月まで減らすことができたのは、相当な効果につながった。その後も、IT関連の問い合わせにて、「使用するプリンタを増やしたい」「特定のアプリをインストールしたい」等の依頼があったときも、ファイル配信実行機能はかなり活躍している。また、テレワークが始まった2020年ごろ、自宅のネット回線へ会社PCを接続しシンクライアント環境での業務を強いられていたが、「SS1iRemoteClient」を活用し、シンクライアント環境でのリモート接続でフォローアップすることができ、非常に助かっている。同様の分野での某ソリューションは、価格が高いうえに当社では使わない機能をたくさん持たせていて、「こんなにいらないから、もうちょっと安いほうが・・・」「欲しい機能だけを組み合わせて使いたい」等の要望に非常にマッチしていて、SS1を選んでよかったと思っている。
検討者へお勧めするポイント
何をしたいか、これをまず決めるといい。「MUSTなのか、WANTなのか」そのうえで、同様のソリューションが基本で持っている機能と金額感を比較。たくさんの機能が最初からあったとしても、話を聞くと「すごい!」と思うが、使ってみると「いらないな」と思うことは多い。まずはスモールスタートから始めることをお勧めしたい。