非公開ユーザー
自動車・輸送機器|社内情報システム(CIO・マネージャ)|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
RPAツールで利用
良いポイント
某RPA製品を使っていたがライセンス体系変更によるコスト増で見直し。
UiPath、AutomationAnywarer、BliuePrism、PowerAutomateで徹底比較した結果BluePrismにした。
とにかく管理面、監査面、コスト面からすると、ダントツに優れている。
優れている点・好きな機能
・ライセンスが同時実行数なので、開発環境が全従業員に展開もできる(しないけど)。
・月末しか使わないとか、決算しか使わないという部署も負担なしでスタートできる。
・オブジェクトを組み合わせプロセスを作成する方式なので、UIが変更になったりIEのようにサポート終了になっても、対応コストが最小
・見た目がプログラム仕様書っぽいので、最小の工数で設計書を作れる
・エラー処理がちゃんと組め、監査画面からも確認できる
・データをキューに入れるとデータを監視できる
・ロボットをリソースプールに入れることにより、可用性のある運用が可能
改善してほしいポイント
1.初心者にはほかのRPA製品のほうが分かりやすい。
その差を埋めるには一般的なオブジェクト(VBO)をどんどん公開してほしい。
オブジェクトが揃うと他のRPAと大差ない。
せめてOffice系はデフォルトで入っててほしい
(ExcelやOutlookは探せば公開してるんですけど、インストーラーでやるべき)
2.パッチの適用レベルでも、全部に当てないといけない。
例えば6.10の環境に6.10.1のパッチを当てるとサーバー接続できない。
全台を一気にアップデートしなければいけないので、せめてパッチは許容してほしい。
3.部署ごとに同時実行ライセンスを割り当てたい
ある部署がライセンスを独占出来ないように、ユーザーグループごとに上限を設定したい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
定型業務はどんどん移行している。
詳細は言えないが事務系の作業は移行可能な仕事はかなりある。
例えばWeb系のシステムからCSVをダウンロードしてExcelで集計しOutlookでメール出すとか。
こういう事務の人の朝一の仕事が、早朝にロボット稼働させれば出社前に終わってる。
そしてその自動化した業務のすべてが監査ログに残っている。これは凄い。
貢献度で言うと、実感的には開発者1人が開発するプロセスで年間一人分の時間削減が可能。
例えば社内に3人いれば年間3名分。これが毎年重なっていくので、かなりの効果が期待できる。
この計算は専任ではない開発者なので、専任だと数倍になる計算。
ローカルで稼働するなんちゃってRPA(正確にはRDA)やスケジューリングだけサーバー管理のRPAでもいいが、サーバー型のRPAを体験すると戻れないぐらいなレベルの違いを実感する。
検討者へお勧めするポイント
RPAはビジネス部門主導で開発が行われるという前提で使いやすさとかの評価で決めがちだが、管理面で検討したほうが絶対良い。
ライセンスも結果的に一番割安くなる。