良いポイント
海外の取引先も含め特許業務の重要なオフィスアクションがメールの内容で決まるケースが多い。よって、メールの遅延原因や「言った・言わない」等について、エビデンスによるスピーディな検証が重要。メールの遅延や誤送信の原因や責任の所在を明確にして、相互に業務をリカバリするためにセキュアMXのログ管理とアーカイブシステムを有効活用しています。また、昨今のセキュリティインシデントよりメールの安全性を図る上で脅威メールフィルタを導入し、迷惑メールと業務メールの振り分け・隔離により効率的に行い、バランスの取れたメール管理を実現しています。メールを送りっぱなしにせず、「なぜ相手に届いていないのか?」「なぜ受信していないのか?」を必要に応じて確認し、時間と機会の無駄を未然に防ぐことで非常に効果が有ると感じています。
改善してほしいポイント
メールのアーカイブの検索機能が1か月単位なので非常に使いにくい。せめて1年単位で検索可能にして欲しい。また、各種マニュアルが完備されていない。多少は改善されたが、「わかりやすさ」に力を入れて欲しい。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
メールの送達確認(送信、受信共に)を行う場合、どちらのメールサーバ側の問題か?どこまでは確実に送信されているかを
ログ等から迅速かつ確実に確認する必要が有ります。セキュアMXのメールアーカイブオプションと配送記録を利用して自メールサーバから正しく相手に送信されているかを確認できる。更に、エビデンス(証拠)としてログやアーカイブのタイムスタンプが残るので、海外のクライアントとメールでこの手のやりとりをして半日以上費やすことを考えると2時間程度で切り分けが完了します。メールの送達確認にかかる工数と考えると50%程度は工数が低減できると考えます。
検討者へお勧めするポイント
単にメールサーバを外部のSaaSとして丸投げする場合はコスト面を優先したサービスを選べば良いと思いますが、過去メールのアーカイブを管理する。メールのセキュリティポリシーを強化カスタマイズする。脅威メール対策を強化する。個々のメールの送達確認や遅延の原因切り分けを行うニーズが有る。送信ドメイン認証やDNSサーバと連携したチューニングが必要等々の目的がある場合に比較的に柔軟な対応が可能です。また、それを可能にしつつ「メールサーバの運用管理に工数はかけたくない」というケースでは非常にバランスの取れた選択肢と考えます。