非公開ユーザー
一般社団法人半田市医師会健康管理センター|組合・団体・協会|社内情報システム(開発・運用管理)|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
クライアント端末と操作ログの管理に便利です
IT資産管理ツール,統合運用管理ツール,ログ管理システムで利用
良いポイント
この製品は数百台のクライアント端末をリスト形式で管理するのに便利なツールです。社内においてシステム部門の担当をしている私には連日、ヘルプデスクのニュアンスが強い業務が発生しますが、リモートデスクトップによる作業では端末を感覚的に探すことができます。通常のWindowsにおけるリモートデスクトップでは端末かIPアドレスを把握していないと接続できませんが、本サービスではログオン名やざっくりとしたセグメントレベルでの検索でも該当端末に当たりをつけることができます。端末の電源がついているかどうかやどんな作業をしているのかも分かるため、こちらが内線をかけるときに存在確認などにも転用できます。また、USBなどの管理運用にも活用していますが、元々の社内では4000本近いUSBを活用しており、治外法権のような世界であったため、大半の管理外USBを禁止することでISOやPマークの監査などの対外的な説明もしやすくなっています。他にもログの閲覧機能で失われたファイルの変遷を確認したり、作業のミスの証拠に抽出するなど活用していますが、このサービスがなくなった場合の世界を想像できなくなっています。
改善してほしいポイント
①機能が多すぎることは改善ポイントかと思います。昨今はチャットでの問い合わせが主流の中、電話問い合わせが可能なのが救いですが、マイナーな機能は問い合わせしないと使いこなすことが難しいと思います。機能を減らしたバージョンなどを低価格帯で販売すると中小企業への導入率は格段に向上すると思います。
②ログ閲覧において、不必要な標準システム動作ログが多すぎるため、目的の情報を探すのに苦労します。大抵はファイルやフォルダの位置の確認などに使用するので画像処理の低周波除去や平滑化/鮮鋭化の様な不要成分を削除するチェックボックスくらいはあってもよいかと思います。
③W-SUSの代わりに活用するにはクライアント端末の台数や容量制限事項を明確に発表した方がよいと思います。650台ほど運用していますが、とても現実的な配信速度ではないです。
④操作を録画して、その操作と同じ操作を配信化することができる機能がありますがスクロール量が端末ごとに違うため、安定した運用ができない点は改善すべきです。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
①USBの運用本数を4000本から半減できた。情報漏洩リスクが下がった。許可されていない部署や端末、USBの使用を禁止することで管理外の領域は減った。
②40台ほど保有しているL2やL3スイッチなどの端末以外のネットワーク機器の死活監視に活用できた。これにより、日立や富士通の死活監視サービス数十万円分は経費として浮いたと考えられる。
③年度や2-3年単位で更新しているソフトウェアライセンスの計上報告がしやすくなった。正確な台数が分からず、丼ぶり勘定で多めに申請していたのが、導入から5-6年で1000万円以上ライセンスコストを軽減最適化できたと思う。
検討者へお勧めするポイント
台数が300台未満の導入希望者にはかなりメリットの大きいサービスです。
機能が多いため、やみくもDX化目的の導入ではなく、的を絞って自組織にとって有効なサービスが熟慮が必要です。
機能的なおすすめはメディア制限、リモートデスクトップ、死活監視転用(これはSKY側は想定していない?)、クライアント端末の基本的かつ体系的な管理体制の構築のしやすさなどです。