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総合卸売・商社・貿易|社内情報システム(企画・計画・調達)|1000人以上|IT管理者|契約タイプ 有償利用
開発支援コンサルが優秀! 製品は完璧ではないが高速進化中!
タレントマネジメントシステム,HCM,人事評価システム,エンゲージメントサーベイツールで利用
良いポイント
導入にあたっては「製品ベンダの開発支援コンサルにサポートを受ける」「マニュアルやヘルプデスクを活用してユーザ企業で設定する」という二択となるが、当社では前者を選択した。
コンサルはプロジェクト管理面でも優秀で、かつ、当然ながら製品についても詳しいため、当社の要件を最適な形でスピーディに実現してくれた。計画より早く進めてくれたおかげでテストや社内周知に時間を割くことができ、非常に助かった。
製品については、まず、権限管理の柔軟性が高い点は特筆に値する。もちろん設計・運用管理を考えると「詳細化すればするほど良い」というわけにはいかず、トレードオフを考えてバランス良い設計が必要なのだが、少なくとも重要機能について「製品制約でやりたいことが実現できなかった」ということが無い。人事情報は機密性が求められる故に活用が低調だったが、これからは価値創出に専念できる。
要件は多様なので、タレントパレットで実現できないことは当然ある。
だが頻繁なアップデートで機能強化は続いているし、当社の要望がすぐに採用・実現されたこともある。
完璧な製品なんて無い。変化に耐えられる製品こそがベストである。
改善してほしいポイント
まず、バージョンアップでUIがコロコロ変わる点は、「より良いUIを目指す」上では理解できる改善なのだが、一週間前に作った社内向けマニュアルが今日陳腐化するといった体験はなかなかに酸っぱいものであった。
次に、利用者目線の話でなく情報システム部門としての改善要望だが、設定や登録データの一括ダウンロードができず、各所に存在するダウンロード(エクスポート)ボタンを押しまくる必要があるのは正直言って問題外のレベルと感じる。エクスポートボタンのアイコンが違ったり、そもそも一括出力不可能な設定などもあり、罠は多い。
「システム管理者としての利便性よりユーザの利便性が高いことが重要」と分かっている。分かっているので、致命的な欠点ではない。「だが」と言いたくなる瞬間はある。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
大きく2点挙げる。
まず、タレントパレットによって既存の複数システムを巻き取ることができたこと。
当社では複数の要件を別々な(それぞれは小さ目の)システム群で実現してきたが、データ連携は複雑化し、運用コストもチリツモで膨れ続けていた。
人材管理、評価、1on1、キャリアプラン作成、履歴書フォーム印刷、360サーベイ、エンゲージメントサーベイ、などなど、一か所にまとめることができてシステムコストを低減できたし、セキュリティ的にもデータ分散を回避できた。
次に、データ活用が広がってきたこと。
「数値で効果を出せ」と言われても書けないのだが、柔軟な分析機能やグラフ化機能により、これまでやりたくてもできなかった分析をどんどん試すことができており、これは遠からず大きな果実に化けると予想している。