良いポイント
オープンソースということもあり、情報収集するのが容易です。
知識があれば、ランニングコストがサーバーとドメインの費用だけの低コストで使用できます。
制作会社に依頼する場合でも、対応業者が多いので、低額で発注する事ができます。
企業の情報を発信するだけのブログ的な使い方ならば、簡単に始めることができます。
豊富なテーマとプラグインが用意されていますので、好みにあったデザイン・UI・UXを選べ、html・CSSの知識があれば、自ら自由にテーマ作成も可能です。
基本は、記事投稿するブログサイトのシステムではありますが、ECサイトの構築なども可能です。
【特に便利な点】
ソーシャルプラグイン:各SNS関連のプラグインも充実しているので、簡単に拡散が可能です。
カスタムフィールド:更新が高くなり、店頭スタッフでもサイト更新が容易にできます。
タグ機能:簡単に単語単位から収集ページを作成できます。
この辺りの機能は、大手のCMSで無い事があり、同様の機能を導入するのに高額なカスタマイズ費を請求されました。
予算があまり無い、中小企業にはとてもおすすめなシステムだと思います。
改善してほしいポイント
オープンソースなので、高いセキュリティ意識を持たないと、クラッカーに悪用さられる可能性があります。
私も以前、phpに悪意のあるプログラムを埋め込まれて、スパムメール配信に悪用されました。
使用する際には、セキュリティ系プラグインを自ら必ず入れて対策する必要があります。
運用側でも最新のセキュリティプラグインを優先してリマインドしていただき、常に入れる様な環境にして欲しいです。
特に、自らテーマを作成する際には、注意が必要かと思います。
また、無料のテーマを使用する場合には、なかなかサンプルの様に表示されない事が多いです。
さらに更新性が悪い事が多く、様々なプラグインを入れて調整が必要となります。
エンジニアに依頼する場合は、フロントデザインだけでなく、管理画面での更新性を含めて要件定義を行わないと、とんでもなく更新しにくいサイトになるので、注意が必要です。
またシステムアップデートが多く、それに伴いプラグイン・テーマが使えなくなる事も多いので、重要なプラグインはアップデート対象かを確認してから、行う必要があります。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
ワードプレス導入での一番のメリットは、更新頻度とスピードの向上です。
フォーマットが決まっていれば、カスタムフィールドの機能を使って、初心者でも簡単に更新しやすい管理画面を構築可能なので、店舗のスタッフなどでも簡単に商品の追加でき、現場への落とし込み簡単です。
更新の為の問い合わせや、依頼が少なくなり、クリエイティブな業務の時間確保ができました。
また、SNSでの拡散なども簡単にできるので業務改善に繋がります。
とにかく便利なプラグインを活用することで、煩雑なルーチンワークから開放されます。
アカウント権限も細分化できるので、スキトラさえしっかり行えば業務分散もでき、業務一極化も避けられます。
検討者へお勧めするポイント
デザインにこだわりたい企業は、良い制作会社を探してください。
制作できる企業が多いので、制作費は業者によって大幅に変わります。
多くの企業に相見積とるのをお勧めます。
その際に、管理画面の要件定義は忘れずに、更新しやすい様にしてください。