森本 伸夫
森本商店|情報通信・インターネット|経営・経営企画職|20人未満|ビジネスパートナー|契約タイプ 有償利用
良いポイント
アンケート専用のWebフォームなので(一般的なWebフォームに比べて)以下の機能が強力であり、業種に応じた的確なアンケートを実施できます。
◾️ロジック(条件分岐)機能
質問スキップロジック:回答に応じて次の質問をスキップまたは変更。
ページジャンプロジック:特定の回答によって、別のページに移動。
◾️リブランド・デザイン自由度
◾️応答分析・レポート機能
標準ダッシュボード機能も十分であるが、Zoho Analyticsとの連携で、より高度な分析もできます。
◾️回答回収の高度な制御
回答者固有のURLでアンケートを送信することで重複回答の防止。
IP制限・パスワード保護によって社内のみの回答。
期限・上限数制限。
◾️Zoho CRMなど他サービスとの連携
回答内容を自動でZoho CRMに登録、連絡先の項目への書き込みとPDFの添付。
Zoho Campaignsでメルマガの配信時に名前とメアドやカスタム項目を自動入力。
改善してほしいポイント
機能的には問題がないものの、ヘルプなどをみてもわかりづらい点があります。
・Zoho CRM連携機能において、同期の種類として次の3つをラジオボタンで選択しますが、
「①データを追加する②データを更新する③データを追加/更新する」
CRMの持っている項目を初期表示できるのは②だけで、③は出来ません。ちょっと納得がゆかないです。
・Zoho Campaignsからのメルマガ配信時にSurveyのリンクを貼れるのですが、この時の初期データ設定のカラムが短すぎて、その設定画面からでは設定できません。一度テキストファイルに貼り付けてから編集後にコピペすることで完了しますが、これもちょっと納得がゆかないです。
以上のように、Zohoあるあるな部分は多々ありますが、それもZohoの良さであると変に納得しています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
弊社主催のWebinar実施後のアンケート送信を、Zoho CRMのメール送信時にZoho Surveyのリンクを貼って行っています。
アンケート送信操作はZoho CRMの1ステップで行えて、アンケート結果はZoho CRM連絡先に関連づけられた情報をそのまま確認できます。
同様の処理をサイボウズkintoneで行っていた時は、プラグインであるトヨクモFormBridgeの費用とkintoneアプリの開発が必要であり、難しくはないもののZoho Survey単独で完了するよりは手間です。
また、メール配信もkintone単独では出来ないので、SendGridを組み込んで行いましたが、開発力が必要ですね。
アンケートを取りたいと思ってから配信して回答を集計するまでの工数比較は
Zohoもkintoneもほぼ同じ時間ですが、メール文書の見栄えやアンケートの見栄えはZohoの方が良いと思います。
検討者へお勧めするポイント
汎用Webフォーム(Google、MS)よりも高機能です。
設定操作にZohoあるあるのクセが強いものの、アンケート本来の目的である「顧客の意見を知る」には最適最強なツールです。
ぜひ、Zoho CRM、Zoho Campaigns含めて導入をご検討ください。
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