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2020年2月21日
無料で使えるクラウド型CRM7選比較!CRM導入で顧客管理の効率化を実現しよう

企業活動に顧客情報は必要不可欠です。顧客情報は営業活動だけではなく、お客さまからの問い合わせ対応や、マーケティング活動など、企業のさまざまな部門で利用されています。その顧客管理にExcelなどのスプレッドシートを利用されている企業も多くありますが、部門ごとにデータが点在してしまっている、共有していてもその管理が難しい、他に利用する場合に加工が必要など、いまひとつ有効利用できていないといった声をよく耳にします。
-それではCRMに乗り換えてみようか?しかし、Excelを超える費用対効果を得ることができるのだろか?―
有名CRMの多くは有料であり、導入にあたって最初の壁になっている方も多いと思います。本記事では、これまでのExcelによる顧客管理方法に限界を感じている方や、年度末の売上達成に向けてCRMを活用したいと考えられている方が、まずCRMを体験できる無料で利用可能なCRMをご紹介します。
目次
- CRMとは
- 導入前にここだけは抑えたい、CRMの機能
-
無料で使える製品とその評判は?
- 1.HubSpot CRM:無料でも機能は十分。直感的に使いやすいシンプルUIが魅力。
- 2.Zoho CRM:有料版もコストパフォーマンスの良い中小企業向けCRMツール
- 3.Salesforce Sales Cloud:大企業も利用する世界シェアナンバーワンCRMツール
- 4.Zendesk Support:顧客からのお問い合わせ管理に特化したCRMツール
- 5.FlexCRM:基本機能は全て無料。テンプレートから気軽に始められるCRM
- 6.Ambassador Relations Tool(ART): マーケティングに長けたCRMツール
- 7.フリーウェイ顧客管理 : 簡単に複数のデータベースを作成・共有可能
- 無料製品利用時の注意点
CRMとは
そもそもCRMのExcelとの大きな違いは何でしょうか?それは「情報を蓄積しやすい」ことと、「蓄積された情報を効率的に活用するための機能が備わっている」ことでしょう。顧客情報は多く蓄積されていればそれで良いのではなく、売上向上のために活用できなければ意味はありません。
しかしExcelで顧客管理を行っている場合、そもそも「情報を蓄積する」という作業自体に従業員の貴重な時間を費やしていたり、活用するにもそのままでは利用できずに二次加工が発生したり、分析するにはデータが足りないという現状があります。
CRMは「顧客管理システム」と呼び変えられることも多いですが、正しくは「Customer Relationship Management:顧客関係管理」です。顧客情報をただ管理するのではなく、顧客との関係性を構築・管理するためのさまざまな機能があらかじめ備わっています。
導入前にここだけは抑えたい、CRMの機能
いくら無料とはいっても、新しいツールを導入するのは手間や時間がかかるものです。せっかく導入したものの使いたい機能が備わっていなかったということがないよう、本項では無料のCRMツールを試していただくにあたり、抑えておきたい機能を紹介していきます。
顧客管理機能
CRMの基本であり、一番重要な機能です。顧客情報は顧客の名前や住所などの基本情報以外にも、企業によって蓄積したい情報はさまざまです。試行にあたっては、現場目線での「入力のしやすさ」「見やすさ」の他、「項目のカスタマイズはいくつできるか」「操作権限をユーザーによって変えられるか」など管理者としての観点でも確認をしましょう。
分析機能
蓄積された情報を活用するために、重要となるのが分析機能です。
「どんな分析機能を持っているのか」「これまでExcelで出力していた情報と比べて不足はないか」「出力内容をカスタマイズできるか」といった点について確認しましょう。
営業支援機能
CRMに蓄積される情報の多くは営業部門が収集したデータになると思います。そのためCRMツールの多くはSFA(営業支援システム)の機能を併せ持っています。「案件管理」「予実管理」「カレンダー連携」「モバイル対応」など、営業活動の助けになる機能について、機能の多さだけではなく現場から見た使いやすさも合わせて確認することがポイントです。
マーケティング支援機能
蓄積された情報については、マーケティングに活用されたいと考えられる方が多いと思います。これまでMA(マーケティングオートメーション)ツールをすでに利用されている場合には、利用中のMAツールと連係できるかどうか確認してください。また、これまでMAツールを利用されていない場合は、CRMツールでどのようなマーケティング活動を行えるか(メールマーケティングやソーシャル連携など)を確認しましょう。
無料で使える製品とその評判は?
ここでは、無料で利用できるCRMツールを具体的に紹介します。ご紹介する製品は、主に「無料プランがあるもの」「無料トライアル期間があるもの」にわけられます。なお、無料で利用できるCRMツールはさまざまなものがありますが、本項ではクラウド型(インストールすることなくインターネット経由で利用できるサービス)かつ日本語のサービスページがあるツールに絞り紹介していきます。
1.HubSpot CRM:無料でも機能は十分。直感的に使いやすいシンプルUIが魅力。

「HubSpot CRM」は使いやすいユーザーインタフェースの評価が高く、無料プランから始めて必要に応じ有料の機能を追加することができるCRMツールです。
無料プランでもユーザー数・利用期限・登録データ数に制限はなく、顧客情報管理や案件管理、レポート作成などCRMとして必要とされる基本的な機能は十分に備えています。ただし、カスタムレポートの作成が行えず、またメールの送信数が2000通/月に制限されるといった制限があり、マーケティング・営業・カスタマーサービスに特化したそれぞれの機能を追加したい場合には、有料の「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」へとアップグレードする必要があります。
このため、「HubSpot CRM」はあまり多くの機能を必要としない中小企業や、スタートアップ企業がまずは無料でCRMを導入したいという場合にお勧めのツールです。有料プランは一部のユーザーのみアップグレードをするといった使い方もできるため、まずは無料プランで利用を始め、段階に応じて徐々に活用する範囲を広げていきたいという使い方も可能です。
管理画面が見やすいため、導入に時間がかかりませんでした。Webマーケに必要なモジュールがすべて入っているため、ワンストップで導入でき、データ連携利用も問題ありません。このおかげで、ワークフローを一元管理することができ、運用負担が軽減されました。
https://www.itreview.jp/products/hubspot-crm/reviews/5855
無料であるにもかかわらず、CRMとしての機能はほぼ全て実装されています。使い方も簡単で、あっという間に覚えられました。
https://www.itreview.jp/products/hubspot-crm/reviews/31758
2.Zoho CRM:有料版もコストパフォーマンスの良い中小企業向けCRMツール

「Zoho CRM」は、有料プランも低価格で利用ができ、そのコストパフォーマンスの高さが魅力のCRMツールです。
無料プランでは利用期限はないものの、利用できるユーザーは3ユーザーまで、かつ登録可能なデータ数も5000件までという制限があります。しかし顧客管理、案件管理、レポート作成など基本的な機能は備えており、ワークフローを設定し一部の処理を自動化するといった機能についても試すことができます。「HubSpot CRM」が無料プランでは機能を潔く制限しているのに対し、「Zoho CRM」はさまざまな機能を少しずつ利用できるという違いがあります。
ユーザー数の制限が大きいことや、既存データのインポートについても1000件/バッチといった制限があるため、スタートアップ企業がこれから顧客情報の蓄積を行いたいという場合や、有料プランも踏まえて製品選定を行いたい企業が、基本機能について時間をかけて確認したいという場合におすすめです。
同種の管理ソフトと比較して非常に安価な位置付けのため、導入しやすかったことが良いポイントでした。かといって機能面で特に劣っているという事もなく、コストパフォーマンスに優れています。
https://www.itreview.jp/products/zoho-crm/reviews/22601
顧客管理を一元管理したい、顧客へのフォローを強化したいという課題に適しています。あらかじめワークフローを設定しておけば、その顧客にやるべき対応が自動的に作成されるので、作業効率がアップします。
https://www.itreview.jp/products/zoho-crm/reviews/28795
3.Salesforce Sales Cloud:大企業も利用する世界シェアナンバーワンCRMツール

「Salesforce Sales Cloud」はCRM導入を検討した際にまずその名前を聞かないことはない、世界シェアナンバーワンのCRMツールです。そんな「Salesforce Sales Cloud」も無料トライアル期間が設けられているため、製品検討の際には一度は利用されることをおすすめします。
無料トライアル期間は30日間で、機能は有料版と同じものを利用することができます。
「Salesforce Sales Cloud」の特徴はなんといってもそのカスタマイズ性の高さです。無料で利用できる期間が長いため、自社の現状に即した環境を構築し、実際に営業担当に触ってもらうところまで試すことをおすすめします。大企業だけではなく、自社にあったシステムをしっかり構築し、長く活用したい全ての企業におすすめのツールです。
豊富な機能で、組織として必要な機能全てをブラウザ上で完結させる。
https://www.itreview.jp/products/salesforce-sales-cloud/reviews/38529
顧客情報、商談情報、マーケティング情報、その他もろもろのワークフローなども1つのツールで対応できるので便利。
CRMの王道。長年アップデートされてきた歴史から、やりたいことはほとんどできる、カスタマイズ性が一番の特徴になるかと思う。
https://www.itreview.jp/products/salesforce-sales-cloud/reviews/36900
4.Zendesk Support:顧客からのお問い合わせ管理に特化したCRMツール

「Zendesk Support」は顧客からのお問い合わせ管理に特化した、無料トライアル期間のあるCRMツールです。「Zendesk Support」にはさまざまな有料プランがありますが、無料トライアルではそのうちの「Professional」版の機能を14日間体験することができます。
特徴はさまざまな方法で寄せられた顧客からの問い合わせを「チケット」化して、誰がいつどのような対応を行ったのか管理・情報共有をすることができることにあり、レポートもこのチケットを基準とした統計情報を確認することができます。
顧客管理の中でも特にカスタマーサポート部門向けで、顧客との接点を管理し顧客満足度を強化したい企業におすすめのCRMツールです。
顧客からの問い合わせに対する返答のクオリティー向上。返答までの時間が見える化できる、かつ過去の問い合わせをナレッジとして蓄積することができるので、会社の資産としても考えることができる。
https://www.itreview.jp/products/zendesk-support/reviews/29729
以前は別の他のサービスを利用してましたが、お問い合わせの蓄積しか出来なかったため乗り換えました。こちらサービスだとひとつひとつのお問い合わせにタグ付けをすることができ、お問い合わせの種別を分析することができます。
https://www.itreview.jp/products/zendesk-support/reviews/11997
5.FlexCRM:基本機能は全て無料。テンプレートから気軽に始められるCRM

「FlexCRM」は無料プランのあるCRMツールで、目的や業種によってあらかじめテンプレートが用意されているために、自社に合わせたシステムを簡単に構築し利用開始することができます。無料プランでは広告表示がありますが、ユーザー数、利用期間に制限はありません。機能としては顧客管理、案件管理、予実管理、日報作成など、CRMとして必要な基本機能以外にもSFA(営業支援)向けの機能も利用することができます。一方でストレージが1GBまで、無料メールや電話でのサポートも受けられないといった制限があるため、組織全体で利用するには物足りなさを感じるかもしれません。一部の部門内など小規模のチームで利用する場合や、有料版の導入も検討している企業が機能確認のために利用する場合におすすめです。
6.Ambassador Relations Tool(ART): マーケティングに長けたCRMツール

「Ambassador Relations Tool」はマーケティングに特化したCRMツールです。無料プランでは登録可能データ数は10,000件までという制限ありますが、顧客情報管理、MA、マーケティングメール、顧客分析等の機能の他、クーポンを発行する機能も備えています。
利用できるユーザーは1名のため、主にマーケティング担当者が利用することになるでしょう。1回あたりのメール送信可能数は10,000通と十分な数のメールを送信することができ、ECサイト運営業、小売業や飲食業などの店舗業におすすめしたいツールです。
7.フリーウェイ顧客管理
: 簡単に複数のデータベースを作成・共有可能

「フリーウェイ顧客管理」はシンプルな画面デザインで誰でも簡単にデータベースを作成できるCRMツールです。無料プランでは利用期限はありませんが、ユーザー数3名まで、登録可能データ数は1000件までという制限があります。また操作に関するサポートを受けることができません。任意の「データベース」を複数作成し、それぞれで設定したフォーマットに従い、情報を蓄積(既存のExcelデータ等があればアップロードも可能)していくことができるため、顧客情報に限らず、商品情報や在庫情報など、これまで社内でリスト管理していたさまざまな情報をクラウドで共有管理を行うことが可能です。ただしレポート作成や分析機能等は備えていないため、蓄積したデータを活用する場合には各データベースの情報をダウンロードして利用する必要があります。社内に点在するさまざまなリストを、一定のフォーマットでクラウド管理したい場合にはおすすめのツールです。
無料製品利用時の注意点
前項にて無料で利用することができるCRMツールをご紹介しましたが、無料の製品を企業活動で利用するにあたり、気を付けたいポイントがいくつかあります。
機能
無料の製品を利用する場合、利用できるユーザー数や機能に制限があることがほとんどです。無理に制限内で利用しようとして、これまでの管理方法より作業効率が落ちてしまっては本末転倒です。製品選定は、CRMの検討を行うきっかけとなった企業の課題を解決することができるのか、現場にとって使いやすいものかどうかといった視点を忘れずに確認しましょう。
サポート
無料で利用する場合、サポートの制限があることが多いです。サポートサービス自体がない場合、問い合わせ方法や受付時間などに制限がある場合などさまざまです。データに突然アクセスできなくなったなど、利用に際して困った場合にどのようなサポートを受けられるか、事前にしっかり確認しておきましょう。
サービスの信頼性
クラウド型のサービスを利用するにあたって、サービスが突然終了することは何よりも避けたいことです。しかし無料版は収益性がないため、有料版と比べてこのリスクは必然的に高くなります。選定の際には利用規約を必ず確認し、そのサービスが信頼のおけるサービスかどうかを確認しましょう。
データの引継ぎ
当初は無料の製品を利用していても、情報の増加、社員の増加、サービスの追加など、さまざまな理由によって、将来、他の製品や有料版へ移行をすることも考えられます。蓄積したデータを他製品や有料版にそのまま移行することができるのか、ダウンロードはどのような形式で行えるのかについても確認しましょう。
冒頭でも書いた通り、無料版の製品はこれまでCRMツールを利用されたことがない方が体験したり、または全社展開する前にトライアル利用したりするには非常にお勧めです。一方で、有料版は無料版と比較して、機能面はもちろん、信頼性という点でも優れている場合がほとんどです。企業活動の基盤となる重要な情報である顧客情報を、自社の強みとして経営に役立てるために、CRM導入の目的、目的を達成するために必要な機能等を明確にし、最適なツールを選定してください。
当ITreviewのカテゴリーページでは、有料版も含め顧客満足度の高いCRM製品を紹介しています。CRMの導入について興味を持たれた方は、ぜひ一度ご覧ください。
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