BIツールにかかる費用は、月額課金制であることが多く、料金は主にその提供形態によって変動します。 BIツールには、ソフトをPCにインストールするオンプレミス型と、Web上で運用するクラウド型の2つの提供形態があります。クラウド型はベンダー側のサーバーを利用し、自社サーバーを必要としないので、初期費用を抑えて使用できます。また、ソフトのセキュリティ運用などもベンダー側の業務となるので、実質的に運用がアウトソーシングされる状況になります。コスト面においてはクラウド型が優れています。 オンプレミス型は、自社のセキュリティ要件に合った環境下で運用でき、カスタマイズにも柔軟に対応できる点でメリットがあります。 費用については、高機能なツールであればその分高価になります。クラウド型の場合は1ユーザーあたりで料金が発生し、オンプレミス型ではパッケージ製品あたりに付与できるライセンス数やサーバー数に応じて料金が発生することが多い傾向にあります。多くのユーザーで使用する場合は、オンプレミス型の方が安価に抑えられることもあります。 具体的な相場感としては、オンプレミス型の場合、初期費用が10万円~250万円ほどで、月額費用が1万円~3万円ほどとなります。 クラウド型の場合は、1ユーザーあたり1,000円~6,000円程度が目安となります。

BIツールに関する1分解説シリーズはこちら

1:ビジネスにおけるデータの可視化とは?

2:ビジネスにおいてデータを活用する目的や意味

3:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとは?

4:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールによってどんな業務が効率化される?

5:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの基本的な機能

6:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを導入する前に整理しておくべきポイント

7:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの導入で失敗しがちな事例

8:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの初期費用と運用費用

9:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを選ぶポイント

10:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとデータウェアハウス(DWH)の違いは?

11:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールのダッシュボードとは?

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

おすすめ記事