こちらのシリーズでは、BIツールについてお話していきます。今回はビジネスにおいてデータを活用する目的や意味について解説します。
企業は蓄積したデータを活用することで、生産性の向上や業務効率化につなげられます。データには「分析」と「活用」の2つの使われ方がありますが、ここには大きな違いがあります。 データ分析は、データをもとに一定の法則や知見を導きだすことをいい、データ活用は、データから得た情報を使ってビジネスに役立てることをいいます。データ分析とデータ活用は、データに対して何を求めるかが異なります。流れとしては、データ分析で得た知見をもとに、データ活用をするということになります。 データ活用をすることで得られる具体的な効果は、主に以下の2つです。 1つ目はコスト削減です。データ活用をすることで、業務や作業の無駄が発見でき、コスト削減につなげられます。経験や社内の慣習に頼りきると見つけらないような問題点が発見できれば、コストだけでなく作業効率化も期待できます。 2つ目は売上の向上です。データの分析によって社内における課題が明確になれば、そのデータをもとに課題解決のための戦略が立てられるようになります。企業が抱えるデータはクライアントについてのものもあるので、データ活用によってクライアントに合わせた提案も可能になります。良い戦略とクライアントにマッチした提案により、売上の向上につなげられます。
BIツールに関する1分解説シリーズはこちら
4:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールによってどんな業務が効率化される?
6:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを導入する前に整理しておくべきポイント
7:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの導入で失敗しがちな事例
8:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの初期費用と運用費用