企業が持つ膨大なデータは、一か所に集積されているとは限らず、部署ごとやチームごとに抱えているものもあります。そのような状態でデータ活用のためにExcelなどで一括管理しようとするのは非常に手間がかかりますし、正確なデータが集められない可能性もあります。 データは集めることではなく分析や活用をして初めて意味を持ちます。そのため、データをまとめる作業はできるだけ簡略すべきでしょう。BIツールはデータ分析や活用のためのツールで、企業がもつさまざまなデータを分析したり可視化したりできるものです。 BIツールを使えば、データの収集から図表やグラフに表す可視化までが1つのソフトでできます。データの分析結果をレポ―トいうかたちで表現してくれるので、課題解決のための施策の検討や今後の戦略立てといった活動に時間をかけられます。 膨大なデータのなかから、必要に応じたデータを引き出せるので、経営戦略のような全社的な活動だけでなく、部署単位やチーム単位、個人単位でも大いに役立つものとなります。 膨大なデータの集計を手作業でやるのは非常に時間も手間もかかることです。それが自動化されることで得られる業務効率化や生産性向上の効果はとても大きなものになるはずです。

BIツールに関する1分解説シリーズはこちら

1:ビジネスにおけるデータの可視化とは?

2:ビジネスにおいてデータを活用する目的や意味

3:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとは?

4:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールによってどんな業務が効率化される?

5:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの基本的な機能

6:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを導入する前に整理しておくべきポイント

7:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの導入で失敗しがちな事例

8:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの初期費用と運用費用

9:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを選ぶポイント

10:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとデータウェアハウス(DWH)の違いは?

11:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールのダッシュボードとは?

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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