多くのBIツールに共通する基本的な機能は以下の通りです。 ・レポート出力機能 レポートをさまざまなファイル形式で出力できる機能です。ブラウザ画面での閲覧はもちろんのこと「Word」「PDF」「Excel」「PowerPoint」「CSV」などのファイル形式にも対応しているので、情報共有や会議資料の作成が効率的に行えます。 ・ダッシュボード機能 ダッシュボード機能とは、取り込んだデータを、表やグラフなどにして分析結果の可視化を行う機能です。業務効率化や生産性向上のために重要となるデータの可視化を行う機能は、BIツールの基本ともいえるものです。 ・モバイル対応機能 BIツールにはスマートフォンやタブレット用のアプリが用意されているものがあります。アプリを使用して、レポートの配信や閲覧が可能です。 ・データ分析機能 BIツールは単にデータの整理が自動化できるだけでなく、分析もできる点に大きな特徴があります。BIツールのデータ分析機能では、簡単な操作を行うだけでデータに対しての最適な分析結果が得られます。データ分析の手法の1つとしてデータマイニングと呼ばれる機能が搭載されています。データマイニングはデータを多角的に分析することで規則性を発見する機能です。データマイニングを行うことで、課題を発見したり、課題についての新たな考察につながったりします。

BIツールに関する1分解説シリーズはこちら

1:ビジネスにおけるデータの可視化とは?

2:ビジネスにおいてデータを活用する目的や意味

3:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとは?

4:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールによってどんな業務が効率化される?

5:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの基本的な機能

6:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを導入する前に整理しておくべきポイント

7:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの導入で失敗しがちな事例

8:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの初期費用と運用費用

9:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを選ぶポイント

10:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとデータウェアハウス(DWH)の違いは?

11:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールのダッシュボードとは?

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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