BIツールでは、ダッシュボード画面を使いこなすことが非常に重要になります。ダッシュボードとは、BIツールでデータを可視化し、図やグラフとなったものを1つの画面内に表示させたものをいいます。さまざまな情報が一目で分かるので、全体像の把握や、問題点の把握も容易になります。 ダッシュボードの大きな特徴は現在のデータを参照しながら図表化するため、表示した図表やグラフが常にリアルタイムで更新される点です。BIツールにはレポート機能も備わっていますが、こちらはその時点までのデータをもとにするため、リアルタイム更新はされません。 ダッシュボード画面ではさまざまな機能が使用できます。例えば、フィルターでデータの絞り込みを行う機能は、一定期間のデータを可視化する際に役立ちます。フィルターによる絞り込み機能と併用したいのが詳細表示機能です。これは表示された項目を掘り下げていく機能で、例えば県→市→区→A支店というように細かな情報を可視化したいときに有効です。 図表やグラフがリアルタイム更新されるメリットは、最新のデータをもとにして意思決定ができることです。これはアクシデントへの対応や、経営戦略の実行の迅速化につながります。

BIツールに関する1分解説シリーズはこちら

1:ビジネスにおけるデータの可視化とは?

2:ビジネスにおいてデータを活用する目的や意味

3:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとは?

4:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールによってどんな業務が効率化される?

5:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの基本的な機能

6:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを導入する前に整理しておくべきポイント

7:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの導入で失敗しがちな事例

8:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの初期費用と運用費用

9:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを選ぶポイント

10:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとデータウェアハウス(DWH)の違いは?

11:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールのダッシュボードとは?

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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