BIツールを導入することで、業務効率化や生産性向上につなげられます。BIツールは企業においてとても有効なものとなります。 非常に利便性の高いツールではありますが、やみくもに導入しても良い成果にはつながりません。以下に述べるような導入前のポイントについてあらかじめ確認しておくことが重要です。 ・導入の目的を明確にする 新たなツールを導入する際に最も重要となるのが、何の目的で導入するのかはっきりさせておくことです。BIツールの場合は「何を分析するために」導入するのかはもちろんのこと、どの部署が使用するのか、主に使用するのは誰かといったところまで決めておくことが重要になります。 せっかくのツールも、誰も使用しなければ意味がありません。誰でも使用できるようにする場合であっても、BIツールで何ができるのか、使用することでどんなことが楽になるのかをしっかりと周知させる必要があります。また、導入初期は部署を限って使用するといったスモールスタートも検討すべきでしょう。 ・使用シーンと予算に合わせてクラウド型かオンプレミス型を選ぶ BIツールには、ソフトをPCにインストールするオンプレミス型と、Web上で運用するクラウド型の2つの提供形態があります。クラウド型はコスト面で優れています。一方でオンプレミス型はコストが上がるもののカスタマイズ性に優れています。メリットとデメリットを考慮して、自社にとってどちらが良いかを選択する必要があります。

BIツールに関する1分解説シリーズはこちら

1:ビジネスにおけるデータの可視化とは?

2:ビジネスにおいてデータを活用する目的や意味

3:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとは?

4:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールによってどんな業務が効率化される?

5:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの基本的な機能

6:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを導入する前に整理しておくべきポイント

7:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの導入で失敗しがちな事例

8:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの初期費用と運用費用

9:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールを選ぶポイント

10:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールとデータウェアハウス(DWH)の違いは?

11:ビジネスインテリジェンス(BI)ツールのダッシュボードとは?

この記事の執筆

ITreview Labo編集部

ITreviewの記事編集チーム。ITreviewの運用経験を活かし、SaaSやIT製品に関するコンテンツをお届けします。

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