良いポイント
優れている点・好きな機能
・Googleスプレッドシートとの連携が容易
・画面ロック状態からでもトリガーにより自分でロックを解除して動作後、再び画面ロック状態に戻る
その理由
・導入当初はGoogleスプレッドシートとの連携が非常に限定的で、Excel操作は得意だがGoogleスプレッドシート連携は作成が難しかった。しかしバージョンアップによる機能拡張でスプレッドシートのセル読み書きなども操作できるようになった。スプレッドシート管理の表を読取り、フラグに沿って順番に自動実行していく様子は、作ってても楽しめると思う
・セキュリティポリシー上、時間による画面ロックが必須となる環境の中で、ボットランナーのライセンスを使えばロックされていても自動実行して、実行後にロック状態に戻るというのが簡単に設定できて素晴らしい
改善してほしいポイント
欲しい機能・分かりづらい点
・トリガー機能の充実
・レコーダー機能によるボタンの認識などの安定感
その理由
・時間による自動実行や、ファイルが置かれた時に自動実行するといった機能は割と安定的に動作するが、あるメールボックスにメールが受信したら動作する というメールトリガーはいまいち安定感がなく信頼して使えないため、AutomationAnywhereのコントロールルーム自体にメールアドレスを持つなどして、そこに特定のメールがきたら動作する、などが設定できると幅が広がりそう。
・VM環境にボットランナーを仕込んで動作をさせているが、基本的に成功するはずの機能(画面上のブラウザ上のあるボタンをクリックする等)が成功したりしなかったりして安定しない。ボタンが見つからなかったという失敗ログがあったりするが、再実行すれば成功したりするので、ボットの作りを間違っているわけではない。ここの安定性がさらに向上すると良い
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
解決できた課題・具体的な効果
・指定された時間になったら動作し、完了メールを送る
・毎日決まった時間に情報を取得し、取得した情報をまとめたメールを送る
課題に貢献した機能・ポイント
・元々、利用者から依頼があったものをスプレッドシートにまとめて時間になったらGoogleスクリプトによりメールが通知され、担当者にて作業をしていたが、Googleスクリプトでファイルを作成し、ファイル作成をトリガーにスプレッドシートの記載内容を元にボットが動作して作業を行ない、終わったら完了画面を画像キャプチャしてメールする、という機能を実現できた。これにより、時間になったら作業しなきゃ、という縛りをなくせて工数的なものだけでなく心理的な負荷を減らせた
・毎日積極的に見なきゃいけないほどではないものの、ある程度定期的にチェックした方が良い、というレベルのものをボットに毎日チェックさせてまとめて報告させることで、情報を取得しにいかなければならないという手間を減らせた
検討者へお勧めするポイント
ボットの管理が煩雑になりがちなクライアント側でのボット管理と比べ、サーバ型でボットの実行状況などを管理できる点と、ExcelだけでなくGoogleスプレッドシートの操作が比較的容易にできる点もお勧めポイントです。
また、各種サービスにログインするIDやパスワードなどの資格情報も秘匿された状態で登録しておき、ログイン時にそれを使用する、といった設定もできるので、複数ユーザで使う場合も登録したパスワードを他ユーザに知られることなく使用が可能です。