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株式会社 DOUBLE DROPS|専門(建設・建築)|社内情報システム(開発・運用管理)|20人未満|ビジネスパートナー|契約タイプ 有償利用
良いポイント
BricsCAD V12から使い続けていますが、高い安定性と早いレスポンスが高評価ポイントです。
またV14から追加されたダイレクトモデリングでの3Dモデル作成と3D拘束はアイディアを素早く形にできるので、製造業だけでなく、建築や私の関わる土木業界でも活用できると考えています。
BricsCADはLISPで扱える関数を多く提供しているため、開発環境を整えなければいけないC++、C#などの高級言語でなくとも、十分にプログラムを開発することができるのも魅力です。
最近の現場業務ではTINサーフェスの作成・編集機能やボリューム計算機能が非常に有用でした。
BricsCAD Proの10~20倍近い価格の測量ソフトや点群処理ソフトを使用せずとも容易にTINサーフェスを活用できるソフトは他には無いのではないでしょうか。
改善してほしいポイント
最近はBricsCAD関連の書籍も出始めていますが、まだ土木で使えるものは出ていないようです。
AutoCADの土木書籍などを参考にすることもできますが、やはり土木業界にリーチするには必須かと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
■路面平滑度解析・設計
TINサーフェスを活用し、ドライブコースの路面平滑度を解析、設計を行った。
アスファルト舗装路面を20cm間隔で広範囲に測量し、現況路面のTINサーフェスを作成。現況と設計のTINサーフェスから高低差をミリオーダーで比較、数値化するプログラムをLISPで開発して図面した。
短い間隔で横断図を作成して検証する従来の方法ではイメージしにくく施主様への説明が難しいが、TINサーフェスを透過表示し、高低差を数値表示することでイメージを共有することが容易になり素早い意思決定に繋がった。
■土の遷土計画
高さを持つ等高線からTINサーフェスを作成し、現場の切り盛り土量の検討をBricsCAD Proの機能のみで行った。
山中の決められた範囲で、切土量と盛土量をいかに近似にするかが課題だった。ラフな3D形状での検討モデルを作成し、当たりを付けて詳細モデルを作成する流れで計20モデルの作成と土量計算を4日で行った。
従来の手法では2本の別ベクトルの縦断と計15本の横断を20パターン検討する必要があったが、BricsCAD ProのTINサーフェスにより縦横断無しで素早く検討することができた。
検討者へお勧めするポイント
AutoCADとは多少のUIの違いもありますが、AutoCADと比較してのコストメリットと、安定性の高さ、レスポンスの速さを考えると単純なAutoCADの代替としてもおすすめできます。
また、比較的容易に取り組めるLISPでのカスタマイズができる点も業務改善に繋がります。
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詳細なコメントありがとうございます。 改善してほしいポイントについて、BricsCAD の特徴でもある土木機能を解説する資料は機能を活用して頂くために必要だと認識しています。書籍の形態を取れるかどうかを含め、課題として検討させていただきます。