良いポイント
Marketo Engageにはたくさんの機能がありますが、当社は分業体制なのでWeb担当の私が主に使っているのはフォームのエディター機能です。設定すればフォームに投稿されたデータはSalesforceに自動的に格納でき、マーケのリードをセールス担当にクイックに渡すことができます。リードがうやむやにされることなく、マーケの貢献度合いも可視化できます。フォームのhtmlソースコードを直接入力することもできますが、必要パーツをコンポーネント化して設定できるため、htmlの知識なくてもクイックにフォーム作成ができます。全世界で使われているスタンダードなサービスのため、Marketoが気の利いたツールかどうかというよりはMarketoを使っていてその活用の幅が広がることで、他社よりも先駆けて新しい取り組みをできるのではないかと期待しています。
改善してほしいポイント
設定する箇所が多いため、人によって時々設定漏れが散見されます。契約のユーザ数に上限があるため、作業者中心にアカウントが配布され、確認者である上長がアカウントを保持しておらず作業漏れに気づきにくい点が難です。アカウントを持たない人向けのプレビュー機能がなく、公開して確認してもらっています。
htmlで編集したい人にとっては編集画面まで何度かクリック操作をしなければならないので、毎回面倒だなと感じます。
ファイルサイズの大きい画像を誤ってアップしてしまう人がいるので、既定を超えたサイズのファイルがアップロードされたときにアラートを出してほしいと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
Marketo Engageのような高価?なツール導入がきっかけで、既存のSalesforceやBIツールとの連携など、マーケのプラットフォームを整えることができたように思います。リーズナブルなツールを導入しても注目されないし、システム担当者も気合を入れて連携することはないなと実感しました。
検討者へお勧めするポイント
利用目的や利用規模・頻度やレベルに見合った使い方をおススメします。Adobeコンサルタントからの提案をうのみにせず、実際に導入している企業の話を聞いて、導入後の活用イメージを想像したほうが良いです。導入後の活用を利用者がイメージできないまま、契約されてしまい、使いこなせませんでした。