【2025年】IT資産管理ツールのおすすめ10製品(全32製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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ジョーシスは、デバイスやSaaSの利用状況・利用料金をまとめて、従業員データと紐づいた形で一元管理をすることができるサービスです。利用していない不要なアカウントの棚卸しや、無駄なITコストも把握することが可能です。 ◯ SaaS管理 ✔ SaaSアカウントの一元管理 ✔ SaaSアカウントの発行・削除の自動化 ✔ SaaS契約情報の管理 ✔ シャドーITの検知 ◯ ITデバイス管理 ✔ PC、スマホなどあらゆるデバイスの一元管理 ✔ 従業員情報と紐づいた棚卸し ◯ 情シスアウトソーシング ✔ PC・スマホ等のキッティングや台帳記入・更新などのアウトソーシング ✔ アカウント発行・削除のアウトソーシング ✔ PCの購入、キッティング・保管・廃棄をまるっとアウトソース可能
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4.0
機能満足度
平均:4.2
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4.5
使いやすさ
平均:4.0
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4.4
導入のしやすさ
平均:3.8
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4.6
サポート品質
平均:4.2
- 個別プラン:0円/月
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本サービスは、ソフトバンクが自社開発したクラウド型のMDMサービスです。 スマートフォン、タブレット、4Gケータイ、Windows・Mac PCを1つの管理画面で管理できます。 紛失時の情報漏えい対策として遠隔から端末をロック、ワイプ(初期化)ができるのはもちろんのこと、 アプリ・ソフトウェアの遠隔配布やアプリインストール制御、デバイス機能制限、位置情報取得、PC詳細操作ログの取得など あらゆる機能を実装しています。 Android、4Gケータイ、PCには基本サービスにアンチウイルスソフトが含まれているため、別途購入の必要がありません。 DEP、VPP、Android Enterpriseに対応。 専用のヘルプデスクが24時間365日管理者・利用者から問い合わせを受け付けるため、営業時間外・休日でも安心。 ヘルプデスクによる操作代行も行っているため、管理者の負担を軽減します。 ◆BCDMの紹介記事です◆ 開発者の思いや様々なサービスについて紹介しているので、是非ご覧ください! ■シングルサインオン機能 https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/202406/sso-bcdm-okta/ ■PC機能 https://www.softbank.jp/biz/blog/business/articles/202412/pc-mdm/ ◆サービスのトライアルと購入はSaaSポータルから◆ ビジネス・コンシェルブランドのサービスが購入できますので、是非ご利用ください! https://store.bizconcier.com/
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HCL BigFixは、対象のPC やサーバを統合管理するエンドポイント管理ツールです。リモートワーク環境においても、インベントリ情報やソフトウェアの使用状況をリアルタイムに把握し、確実にパッチを適用、セキュリティとコンプライアンスを確保します。 ・パッチ適用 自律型エージェントがネットワーク接続時にパッチの適用指示を確認、自動で適用 ・ソフトウェア配信 簡単に配布ポリシーを作成でき、対象ソフトウェアを自動で配布 ・帯域制御 サイズの大きいパッチやソフトウェア配布時に、ネットワーク帯域制御を実施、ネットワーク負荷による他業務への影響を最小化 ・インベントリ収集 自律型エージェントによるリアルタイムな情報収集で、常に最新のSW, HWインベントリ情報を把握 ・レポート機能 対象の端末をOSなどの条件で抽出、収集したインベントリ情報を一覧で確認 ・ヘルプデスク機能 リモートコントロールで迅速にエンドユーザの問い合わせに対応、遠隔から修正 ・ネットワーク検疫 作成したポリシーを自律的に判定、ネットワーク検疫を実施してポリシー非準拠の端末を隔離 ・ソフトウェア管理 各PC、サーバーのソフトウェアのインストール状況と使用状況をリアルタイムで管理
生成AI機能
問い合わせ自動応答AI チャットによる従業員向けヘルプデスク機能。ユーザーからの問い合わせをチャットで応答、解決することで、IT 部門の負担を軽減します。生成AI機能満足度-0
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煩雑なIT資産管理の課題を解決する「QND」 ■慢性化しているシステム担当者不足 自社内での対応が、まさかの悲劇を招くことに 社内外に存在する多種多様な端末に加え、端末内のソフトウェアライセンスはきちんと管理できていますか。 全社員のPCやスマートフォン、USBメモリなどの利用状況は把握できていますか。 セキュリティ対策はアンチウイルスソフトで十分だと考えていませんか。 個人情報、機密情報は安全に扱われていますか。システムダウン、ライセンス違反、ウイルス感染、情報漏えい…… いずれも企業活動に大きな打撃を与えるリスクです。 いまこそ、慢性的な人材不足をカバーするIT資産管理を見直してみませんか。 「QND」シリーズは、PC やソフトウェアなど IT 資産情報の管理からセキュリティ対策まで、 企業の情報システム担当者が抱える課題をトータルに解決できるソリューションです。 1998 年のリリース以来、多くの企業様への導入実績に加え、 中小企業向けセキュリティアワード 2015「IT 資産管理の部」では総合満足度 No.1 を獲得。 多くのお客さまから支持される IT 資産管理ツールです。 また、2020年6月にリリースした「QND Premium」は、オンプレミスとクラウドでの資産管理サービスの提供を可能にしたハイブリッドクラウド型IT資産管理ツールです。 クオリティソフトが開発した各種ツールをいつでも「QND Premium」でコントロールすることが可能です。 まさかの悲劇に予告はありません。 取り返しのつかない事態を招く前に、クオリティソフトがベストなIT資産管理ツールをご提案します。
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◆導入企業2,000社突破!◆ 「ワスレナイ」はSHIFTが提供している永年無償のSaaS管理ツールです。 SaaSの一元管理をすることでコスト削減・セキュリティ対策・棚卸工数の削減を叶えることができます。 【こんなお悩みの方におすすめ】 ・手作業で棚卸しをしていて大変…。時間がかかるし、作業漏れもある ・SaaSの利用状況が見えず、コスト最適化ができていない… ・退職者アカウントの削除漏れがあるかもしれず不安… 【SaaS管理ツール「ワスレナイ」でできること】 ■すべてのIT資産を効率的に一元管理 利用しているSaaS数・アカウント数・かかっているコスト・契約更新時期など、SaaSの契約情報を集約し、 一元管理することができるので効率的な管理が実現できます。 ■未利用のアカウントを検知してコスト削減 「ワスレナイ」に登録された契約情報や利用状況をもとに、利用状況の増減や無駄になっているコストをひと目で把握できます。 これによりアカウント配分や契約の最適化を検討いただくことが可能です。 ■シャドーITを検知しセキュリティ対策 会社に無許可で利用されているソフトウェアは、機密情報漏洩の原因となります。 「ワスレナイ」はこれらを発見・検知し、削除または承認を提案することで、セキュリティの強化につなげます。 ■ハードウエアも一元管理 所有しているハードウエアの種類や数を一画面で確認することが可能です。従業員ごとにどのハードウエアが割り当てられているかも確認できます。 その他にもこんな機能が! □アカウント発行削除の業務負荷を軽減 □契約更新通知で契約の見直し忘れを防止 □料金をグラフ化し経営層へレポーティング可能 □退職者の未削除アカウントを検知 □メンバーごとの所有資産(ソフト・ハード)を確認可能
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Eye“247” Work Smart Cloudは、あらゆるPCログとPC端末情報を記録し、業務管理や労務管理、情報漏洩対策に活用できます。取得されたデータは集計され、管理画面で確認することが可能です。 ------------------------------------------------------------------------------------------- ■業務管理 取得したPC操作ログをグラフなどの様々な形で可視化し、生産性の確認や業務の管理に役立てることができます。 テレワークの管理はもちろん、オフィスワークの導入でも活用いただけます。 ------------------------------------------------------------------------------------------- ■労務管理 申請された勤怠打刻情報とPC作業時間の乖離を一つの画面で確認することができます。 ※他社の勤怠打刻情報は、CSVにより一括取込が可能です。 乖離があった際はアラートが表示され、隠れ残業や休日作業の発見に役立てることができます。 ------------------------------------------------------------------------------------------- ■情報漏洩対策 USBなどの外部記憶媒体の制御や個人情報の所持チェック、ファイル操作ログなどを記録し、情報漏洩対策に活用することができます。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 【総務省後援 ASPIC(アスピック)IoT・AI・クラウドアワード2023「ASPIC会長賞」受賞】
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【IT資産管理の可視化】 Perfect FinderではIT資産の運用をデジタル化・オンライン化することで、情報システム部門とユーザーの運用負担を圧倒的に軽減します。端末の調達から、ユーザーによる申請、その後のサポートまでを、オンラインでリアルタイムに一元管理し、日々変わる社内の「PCやスマホ」「ソフトウェア」「周辺機器」のステータスを手に取るように把握(可視化)することができます。 IT資産管理を標準化することで、人の能力に頼らず高水準な管理パフォーマンスを実現します。 【便利なポイント】 ①ECサイト感覚で端末やソフトウェアの申請が可能。 ②運用に必要な全てのステータスが管理でき、Excelや紙による台帳が不要。 ③よくある質問やチャットによるユーザーサポート機能。
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秘文 統合エンドポイント管理サービスは、脆弱性やセキュリティ設定に不備がない状態を常に維持できるようコントロール(ポスチャマネジメント)するクラウドサービスです。「可視化」「分析・評価」「対策」の3つのステップでセキュリティリスクへの対応力を高め、管理者の運用負荷を軽減します。 <主な機能> 【セキュリティリスクの可視化】 PCやスマートデバイスのインベントリ情報だけでなく、OS/アプリケーションの脆弱性やOSのセキュリティ設定状況などもモニタリング 【リスクの分析・評価】 OS/アプリケーションに脆弱性がないか毎日自動で診断。リスクの度合いも客観的に評価し、対応の優先順位を提示 【エンドポイントへの対策】 Windows Updateの実施やOSの設定変更を自動で実施。自動是正できない場合はユーザ端末へアラートを通知 その他、秘文がこれまで提供してきた内部不正による情報漏洩防止対策機能や、IT資産管理機能、スマートデバイス管理機能もご提供しますので、これ一つでエンドポイントのセキュリティ対策が可能です。 さらに、「Okta Identity Cloud」との連携により、Oktaによるユーザー認証に加え、デバイスの特定まで実現可能です。これにより、個人所有のデバイスや、セキュリティ対策が不十分なデバイスからのアクセスを制御することができます。 ※内部不正や盗難・紛失、情報漏洩、標的型サイバー攻撃などさまざまな脅威からお客様の大切なデータをお守りする機能を提供する従来のオンプレミス版の「秘文 Data Encryption」「秘文 Device Control」もございます。
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EXOセキュリティは、情報システム管理者が不在の企業でも、 合理的な価格で基本に忠実なセキュリティが実現する法人向けエンドポイントセキュリティです。 管理者がユーザー登録後ワンクリックでセキュリティソフトがユーザーに配布され、簡単に始めていただけます。 ■ 主な機能-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ・アンチマルウェア:既存のマルウェアのみならず新種も対応できるAI/機械学習技術 ・アンチランサムウェア:既存のランサムウェアはもちろん、新型マルウェアまで対応 ・WEB保護:悪性サイト、フィッシングサイトなどをブロック、個別でホワイトリスト・ブラックリスト作成も可能 ・IT資産管理:社内PCのすべての情報が一目で分かる、アプリケーション使用状況も確認できて別途の資産管理ツール導入不要 ・脆弱性チェック:PC内に潜んでいる脆弱性をチェックして常に安全な状態を保持 ・管理コンソール:ダッシュボードで社内セキュリティ状況が一目で分かる、直感的なUIで簡単操作ができ社にポリシー設定も可能 ・デバイス制御(※1):USBなど社外にデータの持ち出しができるデバイスのアクセスを制限、管理 ・アプリケーション制御( ※1):チャットツール、オンラインストレージなど外部にデータ送信できる、アプリケーションへのアクセスを制限、管理 ・個人情報管理 (※1):マイナンバーカード、メールアドレスなどの個人情報および機密データを暗号化して保護、また社内の保有量を調査ができる --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ※1はAll-in-oneプランのみ 【EXOセキュリティが選ばれる理由】 ▼マルウェアとランサムウェア対策が同時に叶う ①グローバルTOP3ウイルス対策エンジンをベースに、パターンマッチングに加えて、 人工知能の機械学習とクラウド分析技術を採用。 ②拡張子やフォルダを指定して疑わしいプログラムを全て遮断するという強力な保護でランサムウェアを防御。 ③ 悪性コード流布サイトや悪質サイトなど、疑わしいサイトへのアクセスを遮断。 ▼個人情報の暗号化 ①社内PCに保管している暗号化されていない個人情報を検出。 ②暗号化されていない個人情報を暗号化するよう勧告し、強制暗号化することができます。 ▼社内のセキュリティ意識の向上とビジネス知的財産権の保護 ①管理者の承認によって、デバイスの接続を許可するなど、リムーバブルメディアへのファイル保存を制御。 ②ログ記録機能があり、社内のセキュリティ意識向上、事後対応に役立つ。 ③悪性コード流入の可能性を高める出所不明なファイルが流通するプログラムも遮断可能。 ④業務に不要な情報持ち出し可能アプリケーションの実行を遮断。 ▼簡単でシンプルな「管理者ページ」 ①PCの脆弱点となる主要項目をチェックし、管理者は会社内PCの脆弱点の現状を確認することができます。 ②EXOセキュリティをインストールするだけで、 社内PCのすべて(スペック、アプリケーション状況)を把握でき、管理者の資産管理負担を減らします。 ③直観的、わかりやすいUIでセキュリティの把握やポリシー設定が簡単に行えます。 ④ サーバーも中央管理用プログラムも必要なく、ウェブ接続さえあれば、 社内PCのセキュリティ状況を把握できるWeb基盤の中央管理です。
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ITシステムの定着化(デジタルアダプション)を実現 InfoBarrierは、PCのログ収集による利用状況などの業務分析、利用環境に応じて自動的にPCの操作を制御、業務システムやアプリケーションへのガイダンス表示(カスタマイズ)、さまざまなPC操作を支援してお客様のITシステムの定着化に貢献します。 <導入事例> ・公企業 ・官公庁/外郭団体/自治体/図書館 ・製造業 ・情報通信業 など <主機能> 【操作制限】 操作項目300以上、アプリの起動/メニュー/キーボード/マウス操作まで設定が可能 【シーン制御(操作制限内容の自動切換)】 業務内容と業務の場所(社内、自宅、公共エリアなど)によって、操作制限内容を自動切換 利用例 ・出張時、社外ネットワークに接続すると業務システムの起動を禁止 ・就業時間外はアプリケーション制限してサービス残業を抑止 ・秘密情報を扱うアプリケーションの起動中は印刷やハードコピーの操作を制限 ▼詳細はこちら(外部サイトに移動します) https://www.fujitsu.com/jp/documents/solutions/business-technology/smart-digitalwork/barrier/infobarrier/SceneControl-InfoBarrierV11-Replacement.pdf 【操作ログ収集】 特定のWindows OSのメッセージを検知することにより、ユーザがPC上で行った操作のログを取得 操作ログ例 ・ファイル操作ログ取 ・添付メール送信ログ取得 ・印刷ログ取得 ・URLアクセスログ取得 ・アプリケーション起動ログ取得など 【特定外部媒体制御】 あらかじめ登録した特定の外部媒体の利用に関する申請・承認の証跡や、外部媒体へのファイル持出/持込のログを収集 【操作ガイダンス】 特定外部媒体制御の操作に不慣れなユーザでも、操作ガイダンスを表示することで操作性を向上 導入例 ・操作に不慣れな業務アプリやシステムの操作性に関する問い合わせ工数の削減 ・操作制限の次のステップとしての利便性向上 ▼詳細はこちら(外部サイトに移動します) https://www.fujitsu.com/jp/documents/solutions/business-technology/smart-digitalwork/barrier/infobarrier/OperationGuidanceEdition-InfoBarrierV11-Replacement.pdf
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IT資産管理ツールの基礎知識
IT資産管理ツールとは、コンピュータ、スマートフォン、プリンタなどのハードウェア、OS、ミドルウェア、アプリケーションなどのソフトウェア、クラウドサービス、通信回線などのライセンスや利用アカウントといったさまざまなIT関連の資産を管理するソフトウェア。ハードウェアやソフトウェアの適切な更新時期を決定し、ライセンス適正数を把握してライセンス数超過を防止。コスト削減を実現します。社内にあるクライアント コンピュータの操作ログ、サーバのアクセスログなどを取得して内部監査に利用したり、許可されていない社外デバイスをネットワークに接続した際に検知、遮断したりといったセキュリティ関連機能が統合されている製品、サービスも多い。
IT資産管理ツールの定義
・ハードウェアやソフトウェアなどの管理台帳を作成できる
・ハードウェアやソフトウェアなどの更新プログラム適用と管理ができる
・ネットワークに接続されるプリンタや複合機、スイッチなどの機器情報も取得できる
- IT資産管理ツールのメリット
- 統一的な管理台帳の作成
- 更新プログラムの適時適切な適用
- ネットワーク機器の包括的な管理
- 効率的な資産の最適化とコスト削減
- IT資産管理ツールのデメリット
- 複雑な設定と維持管理
- 導入コストの負担
- 情報の正確性への依存
- ツールの適応性の制限
- データのプライバシーとセキュリティの課題
- IT資産管理ツールの導入効果
- 社内にあるIT資産の状況を一元管理
- ソフトウェアの一斉配布、更新が可能
- セキュリティ対策の強化を実現
- IT資産管理ツールはこんな方におすすめ
- IT資産管理ツールの機能一覧
- IT資産情報を収集して運用を最適化
- ソフトウェア資産管理(SAM)によるライセンス適正化
- セキュリティ対策の強化
- IT資産管理ツールを選ぶ際のポイント
- ツールごとの違い
- 導入形態
- 価格形態、契約形態
- オプション
- IT資産管理ツールの導入方法
- 一般的な導入方法、導入環境
- IT資産管理ツール導入後の注意点
- 導入後の運用方法、サポートの有無
- IT資産管理ツールと連携できる製品
- IT資産管理ツールと関連のあるソフトウェア
- 業界別IT資産管理ツールランキング
IT資産管理ツールのメリット
統一的な管理台帳の作成
IT資産管理ツールを活用すると、ハードウェアやソフトウェアをはじめとする多種多様なIT資産の情報を一元的に把握し、整理することができます。これにより、どの資産がどこに存在するのか、いつ購入されたのか、またいつ更新が必要なのかを迅速に確認できます。
更新プログラムの適時適切な適用
IT資産管理ツールには、各ハードウェアやソフトウェアの更新プログラムの状況を管理する機能が備わっています。これにより、セキュリティ上のリスクを低減するためのアップデートや、新しい機能の追加など、必要な更新を適切なタイミングで行うことができます。
ネットワーク機器の包括的な管理
従来、ネットワークに接続されるプリンタや複合機、スイッチといった機器は、その特性上、管理が煩雑となることが多かったです。しかし、IT資産管理ツールを用いることで、これらの機器も一元的に管理することが可能となります。このため、機器の稼働状況やトラブルの早期発見、対応が効率的に行えます。
効率的な資産の最適化とコスト削減
IT資産管理ツールを利用することで、重複した資産の存在や未使用の資産を容易に特定できます。これにより、不要な資産の削減やリソースの再配分を行うことで、IT運用の最適化とコスト削減を実現することができます。
IT資産管理ツールのデメリット
複雑な設定と維持管理
IT資産管理ツールの導入と運用には、多くの設定やカスタマイズが必要となる場合があります。特に、大規模な組織や複雑なIT環境を持つ場合、その設定の難易度は増すことが考えられます。また、継続的な維持管理も必要となるため、専門的な知識やスキルが求められる場合があります。
導入コストの負担
高機能なIT資産管理ツールは、その価格も高額となることが多いです。初期の導入コストだけでなく、ライセンス更新やサポート、アップデートなどの継続的なコストも考慮する必要があります。
情報の正確性への依存
IT資産管理ツールは、登録された情報の正確性に大きく依存します。誤った情報や古い情報が管理台帳に残っていると、正確な資産の把握や適切な管理が困難となります。これにより、予期せぬトラブルやコスト増加のリスクが高まる可能性があります。
ツールの適応性の制限
一部のIT資産管理ツールは、特定のハードウェアやソフトウェアに特化したものであり、他の種類の資産の管理には適していない場合があります。そのため、組織のIT環境やニーズが変わった際に、新たなツールの導入や移行が必要となる場合が考えられます。
データのプライバシーとセキュリティの課題
IT資産の詳細情報を一元的に管理するツールは、そのデータのプライバシーやセキュリティへの懸念も伴います。不正アクセスやデータ漏洩のリスクが存在するため、適切なセキュリティ対策やアクセス権限の設定が求められます。
IT資産管理ツールの導入効果
社内にあるIT資産の状況を一元管理
IT資産管理ツールを使うと、社内ネットワークに接続されているコンピュータや周辺機器の稼働状況、コンピュータにインストールされているソフトウェアの情報をまとめて管理できます。必要数以上のライセンスの保有、またはライセンス数以上の使用を発見して適正数に是正するような使い方ができます。
ソフトウェアの一斉配布、更新が可能
IT資産管理ツールを利用すれば、各コンピュータにインストールされているOSやアプリケーションのアップデート、パッチ適用などを、スケジュールを決めてまとめて実行できます。情報システム担当者が各コンピュータを回ったり、ユーザー自身に更新させたりといった負荷を軽減しながら、社内のコンピュータを常に最新の状態に保てます。
セキュリティ対策の強化を実現
IT資産管理ツールは、セキュリティ強化を実現するさまざまな機能を備えています。これらの機能を利用することで、許可されていないソフトウェアのインストールや起動の制限、社外/私物コンピュータの接続拒否、操作ログ記録による情報漏えいの抑止などが可能になります。これにより不正なソフトウェアの侵入、内部犯行による情報流出といったセキュリティリスクを軽減できます。
IT資産管理ツールはこんな方におすすめ
導入検討、利用ユーザー
・資産管理、ライセンス管理を担当する部門
・ITの運用管理を担当する情報システム部門
IT資産管理ツールの機能一覧
IT資産情報を収集して運用を最適化
機能 |
解説 |
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ハードウェア情報の取得と台帳管理 | コンピュータ名、IPアドレス、CPUの種類、メモリ容量、ディスク容量などのハードウェア情報を自動的に取得し、管理する |
ソフトウェア情報の取得 | OSのバージョン、アップデートの適用状況、コンピュータ内部にある実行形式ファイルなどの情報を自動的に取得する |
更新プログラム管理と適用 | Windows更新プログラムやセキュリティパッチの適用状況を把握し、必要な更新プログラムを一斉に適用する |
周辺機器情報の取得 | ネットワークに接続されているプリンタ、複合機、ルーター、スイッチなどの周辺機器情報を自動的に取得する |
デバイス情報の取得 | USBメモリ、光ディスクドライブ、デジタルカメラ、スマートフォンなどのデバイス情報を自動的に取得する |
死活監視 | プリンタやルーターなどSNMP対応機器を検知して死活監視を行う |
ソフトウェア資産管理(SAM)によるライセンス適正化
機能 |
解説 |
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管理台帳の作成 | 管理台帳を作成し、ライセンス情報の登録/割当、資産の棚卸しなどを行い、ソフトウェア資産管理に利用する |
ライセンス登録 | ソフトウェアのライセンス数/種別、使用/管理部署など必要な情報を登録する |
ライセンス利用状況 | 保有ライセンス数とインストール数の過不足確認、アップグレード/ダウングレードなどの利用状況を把握する |
不要ソフトウェア廃棄 | ライセンス超過やライセンス切れなどにより不要になったソフトウェアをコンピュータからアンインストールする |
利用申請、承認 | ハードウェア/ソフトウェアの利用申請から承認までのプロセスを管理する |
セキュリティ対策の強化
機能 |
解説 |
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ログ管理 | アプリケーションの起動状況や外部との通信、特定のファイル操作、データの取り扱いなどコンピュータで実行されたさまざまな挙動をログとして記録し、管理する |
アカウント管理 | 業務アプリケーションやWebサービスなどのアカウント状況を把握する |
ネットワーク検知 | ネットワークの接続状況を監視して情報収集を行い、管理対象外の不正な機器接続を検知、遮断する |
操作制限 | ファイルのアップロード、メール送信、印刷出力などの操作をクライアント コンピュータ単位、ユーザー単位で制限する |
アラート表示 | 違反行為があった際に、メッセージを送信してユーザーに注意を促す |
サーバ/データベース監査 | サーバのログを収集し、権限のないユーザーからのアクセスやデータベースの使用状況などを把握する |
レポート | サーバやフォルダ、ファイルへの失敗アクセス状況をレポートとして可視化する |
IT資産管理ツールを選ぶ際のポイント
ツールごとの違い
・エージェント型
コンピュータにエージェントと呼ばれる常駐プログラムをインストールします。このプログラムが詳細な情報収集、操作制御などを行います。
・エージェントレス型
エージェントを使わずにIT資産情報を収集します。エージェント型に比べて情報や機能は限定されますが、システムを変更することなく導入できます。
導入形態
IT資産管理ツールには、オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品と、クラウドサービスとして提供されているものがあります。オンプレミス環境に導入するソフトウェアパッケージ製品は、自社内の閉じたネットワークで運用できるため、機密情報管理などのセキュリティ面が強固で、カスタマイズ性も高い。クラウドサービスはSaaS(Software as a Service)として提供されており、ハードウェアインフラを用意することなく、初期投資を抑えながらすぐに運用を開始することができます。
価格形態、契約形態
IT資産管理ツールの価格は、製品、サービスによって異なりますが、オンプレミスのサーバにインストールするパッケージ製品の場合はライセンス数(管理する台数)に応じて価格が設定されていることが多い。クラウドサービスの場合は1ユーザーあたり月額数千円程度で利用できるものが多い。
オプション
IT資産管理ツールのオプション機能(別途追加費用が発生する機能)として、より強固なセキュリティ機能、モバイルデバイス管理機能などを提供している製品、サービスもあります。
IT資産管理ツールの導入方法
一般的な導入方法、導入環境
導入にあたっては初期設定が必要な場合が多いので、事前の導入コンサルティングや管理方法のトレーニングなどのサービスも含めて提供している場合があります。また、エージェント型の場合、対象のコンピュータに常駐プログラムをインストールする必要があります。
IT資産管理ツール導入後の注意点
導入後の運用方法、サポートの有無
導入後の運用は、情報システム部門が統括して管理することが一般的ですが、資産管理やライセンス管理は総務などの管理部門が担当することもあります。
IT資産管理ツールと連携できる製品
IT資産管理ツールは、他の運用管理システム(ジョブ管理、性能管理、構成管理、バックアップ、帳票出力など)と組み合わせて利用する場合があります。IT資産管理にこれらの機能を含めた統合運用管理システムも存在します。IT資産管理ツールで取得した情報を他のシステムで利用する場合は、管理台帳などのデータベースから必要な情報をCSV形式のファイルなどでエクスポートすることが一般的です。
IT資産管理ツールと関連のあるソフトウェア
労務管理システム:労務管理システムとは、企業が労働環境を効率的に管理するための重要なツールです。
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