良いポイント
優れている点・好きな機能
・エージェントからの書類選考・応募者の書類も一元管理:80点
・入力途中でも自動下書き保存でデータが消えない
・候補者名から検索できる
エクセルでは面接履歴の管理はなかなか大変な作業になってきます。
また複数人での選考プロセスを挟む場合には、スプレッドシート やエクセルなどだと通知がこない、フォーマットを作成する必要がありますが作業コストも削減できます。
選考者の重複応募も自動でアラートが出るため管理面でも役立っています。
各種求人サイト(ウォンテッドリー・マイナビ転職・ビズリーチ・キャリトレなど)との連携に加えて、人材紹介会社とも連携し、自動的で書類情報が流れてくるため、採用活動自体がラクになります。
採用フローもカスタマイズ(選考回数)が可能なため、企業規模・部署に応じた管理が可能です。
またGoogleカレンダーとも連動しているため自動的反映され、カレンダー入力・メモ入力の手間も不要です。
月間の選考者数が10人以上ならぜひご検討を。
加えて面接担当者ごとの選考通過率・評価ランクの比率をグラフ化できるため、選考プロセスでのすり合わせ・採用方針の統一や振り返りにも便利です。
改善してほしいポイント
欲しい機能・分かりづらい点(ユーザーではなく製品・CS担当者の方へ)
・レポート機能:40点
・求人媒体別の通過率や担当者別の評価が出せない
・新卒説明会の参加フラグがなく、歩留まり把握ができず現状エクセル管理
採用評価の項目としてはS〜Cランクまで評価設定ができるが、このステータスだと網羅できていないため要因分析・選考プロセスの改善に活かせない。
セールス&マーケティングも同様ですが、セミナー参加者の欠席・参加フラグが立てれないと、リード対象として扱うことができないのと同様です。
レポート機能は細かな数値を出せないので、改善ポイントとしてあげさせていただきたく。
上記フラグ管理と同様に採用管理システムはセールスで言うSFAですが、媒体の経路別・担当者毎の歩留まりなど、チャネル別分析機能が弱いです。
小規模であれば問題はないですが、100名を超え事業部が複数存在する組織では採用管理として得られるインサイトは弱い印象です。
採用は人事に関する基幹データなので分析機能が優れて媒体連携・人事システムと連携できるツールが出た場合は、リプレイス検討の可能性があるかと。(私はセールスなので、意思決定権はないですが)
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
解決できた課題・具体的な効果
・エクセル管理からの脱却
・選考プロセスの透明化
・採用にかかる情報共有コストの削減
・エージェントと個別に連絡をとる必要がない
・求人媒体連携
エクセル管理から脱却できるのはどのSaaS製品でも同じですが、圧倒的に生産性の向上につながったと思います。
以前はドキュメントでの履歴管理がバラバラで閲覧権限の共有設定をない状態だと、面接前日「今回の見極めポイントがわからない!」という現象がおきていました。(運用問題ですが)
評価項目もカスタマイズができるため、個人がそれぞれの価値観で選考することは減少。見るべきポイントを社内でも合わせ、運用できるが採用管理の良いポイントです。
また人材会社から直接くる書類依頼も採用担当者として非常にストレスなポイントです。
また上記でも触れたようにある程度の採用媒体は一括管理が可能なため、飲食・ホテル・美容室予約の一元管理を行うサイトコントローラーの機能も果たしています。バラバラになっているものを、整えるほど無駄に感じる時間はありません。
上記では改善要望を記載しましたが、導入前と比較すると圧倒的に工数削減・ストレス軽減になっていると思います。
検討者へお勧めするポイント
こんな状態になったら採用管理システムを検討してください!
・選考人数が月間でコンスタントに10人以上くる
・複数の選考者がいて、管理がバラバラ・採用ポイントがそれぞれで違う
・エージェントや求人応募の管理に時間がかかっている
上記で色々とまとめましたが、ある程度の規模を超えてきたら検討をおすすめします。
こうしたデータ管理に関するSaaS製品の導入意思決定は優先度が下がりがちですが、確実に業務を効率化してくれると思います。