【2025年】IaaSサービスのおすすめ10製品(全38製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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Amazon EC2とは、IaaS市場で高いシェアを誇るAWSの主要サービスで、安全でスケーラブルなコンピューティング環境をクラウド型で提供します。わずか数分間で新規サーバインスタンスを取得して起動でき、コンピューティング要件の変化に合わせた迅速なスケールアップ/スケールダウンが可能です。 選択したOSやアプリケーションに合わせ、最適なメモリ/CPU/ストレージ/ブートパーティションの構成を選ぶこともできます。実際に使用した分のみ料金が発生する従量課金のため、ムダがなくコストの最適化を実現します。耐障害性に優れた高可用環境を簡単に構築でき、DR対策やBCPの悩みも解決します。導入企業の業界は多岐にわたります。
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4.6
機能満足度
平均:4.3
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4.1
使いやすさ
平均:4.1
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4.4
導入のしやすさ
平均:4.0
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4.0
サポート品質
平均:3.9
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Azure Virtual Machinesとは、Microsoft社が提供するクラウドサービスAzureの仮想マシン提供サービスです。Linux、Windows Server、SQL Server、Oracle、IBM、SAP など幅広くサポートしており、仮想マシンを数秒で1台から数千台規模までスケーリングできます。コンピューティング能力の分だけ支払う従量課金制でコストを抑えながら、開発やテスト、アプリケーションの実行、データセンターの拡張などの仮想化を柔軟に行うことができます。スケーラブルな環境を必須とするWebサービス提供事業者を中心に、さまざまな業界・業種で導入されています。
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Amazon S3とは、IaaS市場で高いシェアを誇るAWSの主要サービスで、業界をリードするスケーラビリティ、データ可用性、セキュリティ、及びパフォーマンスを提供するオブジェクトストレージをクラウド型で提供します。99.999999999%の耐久性を実現するよう設計され、世界中の企業向けに何百万ものアプリケーションのデータを保存。使いやすい管理機能を使用しアクセス制御を設定することで、特定のビジネスや組織のコンプライアンス要件を満たすことができます。AWSクラウドあるいはオンプレミス環境で実行されている重要なデータやアプリケーションおよび IT システムのDR対策を、省コストで実現します。導入企業の業界は多岐にわたります。
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さくらのクラウドとは、サーバやストレージなどの多彩なサービスが1時間単位から使える、高性能で低価格なIaaS型クラウドサービスです。スケールアップやセキュアでプライベートな環境構築など柔軟な構成が可能で、データ転送無料で圧倒的なコストパフォーマンスを実現。インフラを直感的に&容易に管理できるコントロールパネルも標準提供されます。Webサービス/業務システムや公共・文教系のインフラ基盤など、幅広い業界/業種で導入さりています。
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Amazon Web Servicesとは、アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社が提供するIaaS製品。ボタンを数回押すだけといった簡単な動作で迅速・簡単にITインフラを調達でき、コストの面でも初期費用不要・低額な利用料金で利用が可能です。 管理ツールや開発ツールを始めとした、175以上のサービス・機能の提供や、23の地理的リージョンにある69のアベイラビリティゾーンで運用・構成することで耐障害性と高可用性を実現します。 セキュリティに関しても業界や各国のセキュリティ標準に対して認証を取得、AWSのセキュリティと統制に関する情報をホワイトペーパーで公表しています。
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IBM Cloud®は、最もオープンかつ安全な企業向けパブリッククラウド、次世代ハイブリッド・マルチクラウド・プラットフォーム、データおよびAIの先進機能、20の業界にわたる深い企業向け専門知識を提供します。データ、コンテナ、AI、IoT、ブロックチェーンをカバーする170を超える製品とサービスを備えたフルスタックのクラウド・プラットフォームです。エッジや他のパブリック・クラウドも含む、既存のインフラストラクチャを使用するIBM Cloudサービス、API、アクセス・ポリシー、セキュリティ・コントロール、コンプライアンスを備えたIBM Cloud Satellite。IBM CloudをRed Hatとともに利用することで、セキュリティーの強化、企業の拡張性、オープンなイノベーションを可能とし、クラウドとAIのすべての可能性が広がります。
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Google のインフラストラクチャを提供するクラウドサービス群
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ニフクラとは、富士通クラウドテクノロジーズ株式会社が提供しているIaaSサービス製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は3.7となっており、レビューの投稿数は10件となっています。
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IaaSサービスの基礎知識
IaaS(infrastructure as a Service)とは、サーバーやストレージ、ネットワークなどのITインフラをクラウドを通じて提供するサービスです。
IaaSサービスを利用することで、自社でサーバーやデータセンターを準備する必要がなくなり、必要な時に必要な量のITリソースを柔軟に利用できるようになります。
具体的には、仮想マシン、物理マシン、サーバースペース、ネットワーク機器、ストレージなどがIaaSサービスとして提供されています。これらのリソースはインターネット経由で、必要な時に必要な量だけ利用できるのが特徴です。
IaaSサービスを利用するメリットとしては、インフラコストの削減やITリソースのスケーラビリティがあげられます。自社では対応しきれないほどのアクセス集中が予想される場合でも、クラウド基盤を利用することで柔軟にスケールできます。
- IaaSサービスのタイプ別おすすめ製品10選
- ストレージ特化サービス型
- 海外クラウドサービス型
- 国内クラウドサービス型
- IaaSサービスのメリット
- ハードウェアの調達コストをなくし、調達期間を短縮
- ハードウェアの保守・運用、老朽化に伴う更改が不要
- コンピューティングリソースを必要な分だけ柔軟に拡張・縮小
- BCP(事業継続計画)対策を実現
- IaaSサービスのデメリット
- コストが予測しにくい
- 技術的なスキルが必要
- データセキュリティの課題
- カスタマイズの制限
- 依存度の増加
- IaaSサービスの価格
- IaaSサービスはこんな方におすすめ
- IaaSサービスの機能一覧
- インスタンスの拡大、縮小
- 仮想マシンイメージの選定
- データセンターのロケーション選択
- IaaSサービスの比較のポイント
- クラウド事業者ごとの違い(製品思想、機能)
- 導入形態
- 価格形態・契約形態
- オプション
- IaaSサービスの導入方法
- 一般的な導入方法・導入環境
- 導入時に必要なもの
- IaaSサービスの導入前に確認すべきこと
- 導入後の運用方法・サポートの有無
- 他のサービスとの連携方法
- IaaSサービスと関連のあるソフトウェア
- サーバ仮想化ソフトウェア
- 開発支援ツール
- RDB(リレーショナルデータベース)
- 業界別IaaSサービスランキング
IaaSサービスのタイプ別おすすめ製品10選
ストレージ特化サービス型
ストレージ特化型は、データストレージ機能に特化したIaaSサービスです。大容量のデータ保存やバックアップ、アーカイブなどを効率的に行うことができるため、データ量が多い企業や研究機関に最適です。
ストレージ特化サービス型のIaaSサービスおすすめ2選
- Amazon Simple Storage Service:高い耐久性と可用性を持ち、大量データの保存・管理が可能。
- Google Cloud Storage:低コストで高性能なストレージソリューションを提供。
海外クラウドサービス型
海外クラウドサービス型は、世界中で広く展開されているクラウドサービスです。高いスケーラビリティと柔軟性を持ち、企業の成長に合わせてリソースを迅速に増減できます。特に、国際的なビジネス展開を考えている企業や、急成長中のスタートアップに適しています。
海外クラウドサービス型のIaaSサービスおすすめ6選
- Amazon EC2:高い柔軟性とスケーラビリティを提供し、さまざまなアプリケーションに対応可能。
- Amazon Web Services:通称AWS。世界最大規模のスタンダードなIaaSサービス。
- Azure Virtual Machines:Microsoft製品との親和性が高く、企業向けのサービスとして人気。
- Google Compute Engine:高速なネットワークと大規模データ処理に強み。
- IBM Cloud:AIやデータ分析機能が充実しており、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援。
- Google Cloud(旧 Google Cloud Platform):幅広いサービスと高いパフォーマンスを提供し、分析や機械学習に最適。
国内クラウドサービス型
国内クラウドサービス型は、日本国内で提供されるIaaSサービスであり、特に日本の法律や規制に準拠した運用が可能です。日本語サポートが充実しているため、中小企業や地方の企業にも導入しやすい環境が整っています。
国内クラウドサービス型のIaaSサービスおすすめ2選
- さくらのクラウド:手頃な価格で高いカスタマイズ性を持ち、中小企業に適したプランが豊富。
- ニフクラ:日本国内での利用を重視し、セキュリティ対策機能が充実。
IaaSサービスのメリット
ハードウェアの調達コストをなくし、調達期間を短縮
IaaSサービスを利用すると、ハードウェアを調達する必要がなく、すぐにコンピュータシステムを構築するためのハードウェアインフラが提供されます。オンプレミス環境にサーバを導入する場合、ハードウェアを購入してから納品されるまで数週間かかることもありますが、IaaSサービスを利用すれば数分でインフラの準備が完了します。新しいサービスを迅速に立ち上げたり、一時的にシステムを用意したり、拡張したりする場合に便利です。
ハードウェアの保守・運用、老朽化に伴う更改が不要
IaaSサービスでは基本的に、クラウド事業者がハードウェアの保守メンテナンスや運用監視を担当します。IaaSサービス上に構築した仮想マシン環境は完全に抽象化されているため、ハードウェアの稼働状況に影響されることはありません。ユーザー企業はハードウェアの故障による復旧作業や老朽化に伴う更新作業などを一切行う必要がありません。代わりに、仮想マシン上で利用するアプリケーションやサービスの安定運用に人的リソースを集中させることができます
コンピューティングリソースを必要な分だけ柔軟に拡張・縮小
IaaSサービスの大きな利点は、コンピューティングリソースを柔軟に拡張または縮小できることです。仮想マシンを構築するためのインフラは「インスタンス」と呼ばれ、インスタンスの設定では、CPUの種類、コア数、ソケット数、メモリ容量、GPUの種類などを自由に選択できます。インスタンスの設定は自由に変更できるため、コンピューティングリソースが不足した場合には拡張し、リソースに余剰がある場合には縮小することが可能です。イベントやキャンペーンなどで一時的に大規模なリソースが必要な場合にも適しています。
BCP(事業継続計画)対策を実現
自社のサーバールームに情報システム機器を設置していると、大規模な災害などが発生するとハードウェアが損傷し、システムを運用できなくなる可能性があります。しかし、クラウド事業者のデータセンターは、一般的に地盤が強固な場所に建てられており、災害対策も通常の建物よりも強化されていることが多いです。そのため、災害が発生してもシステムが停止する可能性は低く、事業を継続することができます。また、クラウド事業者によっては、物理的に離れた2カ所のデータセンターでデータを冗長化するサービスを提供している場合もあります。これにより、BCP(事業継続計画)対策を実現することができます。
IaaSサービスのデメリット
インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス(IaaS)は、スケーラビリティとコスト効率で多くのビジネスにアピールしていますが、全てのシナリオで理想的とは言えません。下記に、IaaSサービスのポテンシャルなデメリットについて詳細に解説します。
コストが予測しにくい
多くの企業がIaaSサービスを利用する最大の理由の一つとして、コスト削減があります。しかし、使用したリソースの量に直結した課金が多いため、利用量が増加すると予想外の高額な請求が来る可能性があります。特にデータ転送のコストが割高で、不意のトラフィック増加が経費を急増させるリスクがあります。
技術的なスキルが必要
IaaSサービスを効果的に利用するには、ネットワーク、ストレージ、サーバー管理など、相応の技術的なスキルが必要です。これにより、組織内で十分なスキルを持つスタッフがいない場合、外部の専門家を雇う必要が出てきてしまいます。
データセキュリティの課題
データセンターを物理的に所有していないことから、データセキュリティとプライバシーに対する懸念が高まります。第三者が提供するサービスを使用することで、データ漏洩や不正アクセスのリスクが増加する可能性があり、特に規制が厳しい業界では大きな課題となります。
カスタマイズの制限
IaaSプロバイダーが提供するサービスとリソースには一定の制限があります。企業が特定のカスタマイズや拡張を行いたい場合、プロバイダーの提供するフレームワークの中でしか変更ができないため、ビジネスニーズに完全に応えることが難しい場合があります。
依存度の増加
IaaSプロバイダーへの依存度が高まり、彼らのサービスに生じた障害やダウンタイムが、直接的にビジネスに影響を及ぼすリスクがあります。また、プロバイダーの料金改定やサービスポリシーの変更も、ビジネス運営に不安定性をもたらす要因となりえます。
これらのデメリットを考慮して、組織がIaaSサービスを選択する際には、ビジネスニーズとリスクを十分に評価し、必要なケースにおいてのみIaaSサービスを導入することが重要です。
IaaSサービスの価格
IaaSサービスの価格は、提供するサービスやリソースの種類により異なります。以下に一般的な価格帯とその詳細を示します。
- 初期費用: 一部のサービスでは初期設定費用が発生することがありますが、多くの場合は無料です。
- 月額料金: これは使用するリソース(CPUのコア数、メモリ容量など)により異なります。
- 従量課金: IaaSサービスは、従量課金制の場合が多く、使用したリソースの量に応じて課金されます。また、インスタンスを停止しているときは利用料金が発生しない場合もあります。
IaaSサービスはこんな方におすすめ
・ハードウェアの保守メンテナンス、運用監視などのシステム管理業務を軽減したい情報システム部門
・情報システム機器を固定資産から運用コストへ転換して経費を削減したいと考える経営層
IaaSサービスの機能一覧
インスタンスの拡大、縮小
機能 |
解説 |
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CPUの選択 | インスタンスで利用する仮想CPU(vCPU)のコア数、ソケット数を選択、指定する |
メモリの選択 | インスタンスで利用するメモリ容量を選択、指定する |
オートスケーリングの設定 | インスタンスのリソース使用量増減に合わせ、自動的にスケールアップ/スケールダウンする |
GPUグラフィックス機能の追加 | 高性能グラフィックスを必要とする場合、インスタンスにGPUグラフィックス機能を追加できる |
HPC(ハイパフォーマンス コンピューティング)クラスタの選択 | 科学技術演算、並列処理など高性能計算環境を利用する場合、HPC(ハイパフォーマンス コンピューティング)クラスタを選択できる |
ストレージ容量の選択 | 組み込みのインスタンスストレージの容量を指定する |
ストレージの選択、追加 | インスタンスと同時に使用するブロックストレージ、ファイルストレージ、またはオブジェクトストレージ(AWS S3、Azure BLOB Storageなど)が追加できる |
ネットワークの選択 | インスタンスにアクセスするためのネットワーク帯域を指定する |
静的IPアドレスの選択 | 特定のIPアドレスを固定的に利用する場合、静的IPアドレスを選択できる |
ベアメタル | クラウド事業者が提供する特定のハードウェアを専有して利用する |
仮想マシンイメージの選定
機能 |
解説 |
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オペレーティングシステムの選択 | インスタンスで利用できるオペレーティングシステム(OS)を選択する。Windows Serverや各種Linuxディストリビューションが用意されている |
ミドルウェアの選択 | IaaSサービスのインスタンス上で利用することを想定して設計されたミドルウェアを選択する |
アプリケーションの選択 | IaaSサービスのインスタンス上で利用することを想定して設計されたアプリケーションを選択する |
データセンターのロケーション選択
機能 |
解説 |
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リージョン選択 | クラウド事業者が全世界で展開するデータセンターのリージョン(地域)を選択できる。例えば、ディザスタリカバリーを想定してサイトを冗長化、またはバックアップを実施する場合、日本国内のリージョンと海外のリージョンを選択し、インスタンスを設置する。日本国内に東西のリージョンを用意するクラウド事業者もある |
IaaSサービスの比較のポイント
クラウド事業者ごとの違い(製品思想、機能)
IaaSサービスを提供するクラウド事業者は、大きく以下の2種類に分けられます。
・グローバルパブリッククラウド事業者
アマゾン ウェブ サービス(AWS)、マイクロソフト Azure、IBM クラウド、Google クラウド プラットフォームなど、グローバルでサービス展開する事業者です。世界のどこにでもインターネット接続環境さえあれば、インスタンスを設置できます。
・ローカル パブリッククラウド事業者
日本国内でIaaSサービスなどのクラウドサービスを展開する事業者です。大手サーバベンダーが提供するクラウドサービス、通信事業者やデータセンター事業者が提供するクラウドサービスなどがあり、国内事業者ならではの手厚いサポートを受けることができます。
導入形態
Iaasサービスは、OSより上位のミドルウェア、アプリケーション、データを全てユーザー側が運用管理するため、基本的にオンプレミスのサーバ仮想化環境に構築する仮想マシンと共通する部分が多いです。ただし、サーバ仮想化のハイパーバイザーではないため、インスタンスをそのまま移行することはできません。OSやミドルウェアの保守メンテナンスも手放したい場合は、PaaSを利用する方が利便性もコストメリットも高いと言えます。
価格形態・契約形態
Iaasサービスの価格形態は、利用するインスタンスの機能によって異なります。CPUのコア数やソケット数、メモリ容量などを増やすと、その分だけコストがかかります。ただし、IaaSサービスのインスタンスを停止しているときは利用料金が発生しない場合もあります。例えば、アプリケーション開発を目的にIaaSサービスを利用する場合、開発作業を行わない夜間や休日にインスタンスをシャットダウンしておけば、利用料を節約できます。
オプション
IaaSサービスでは、インスタンスを用意する際に選ぶ機能の全てがオプションとして提供されています。例えば、システムの動作検証を目的として最低限のインスタンスオプションを選択した場合、CPUは1vCPU、メモリは1GB程度が最低スペックになります。また、仮想マシンイメージを選択した場合、OSやミドルウェアのライセンス料がオプションとして利用料金に加算されます。
IaaSサービスの導入方法
一般的な導入方法・導入環境
IaaSサービスを導入する場合、まずは利用するクラウド事業者のサイトでアカウントを登録します。多くの場合、トライアルとして無料利用枠が提供されており、本番導入の前にIaaSサービス上でシステムを構築し、テスト運用することができます。
導入時に必要なもの
IaaSサービスを導入する際に必要なものは、クライアントPCとインターネットのアクセス回線だけです。アカウントの設定やインスタンスの作成・設定などは、すべてWebブラウザを使用して行います。IaaSサービス上に構築されたサーバにアクセスするには、リモートデスクトップツールなどを利用します。
IaaSサービスの導入前に確認すべきこと
導入後の運用方法・サポートの有無
導入後の運用は、一般的には情報システム部門の管理者が主体となって行います。IaaSサービス上に構築したアプリケーションやサービスをビジネス部門のユーザーに提供する際には、IaaSサービスのインスタンスに割り当てられたURLを通知します。
IaaSサービスのサポートについては、問い合わせはクラウド事業者に行うことになります。ただし、仮想マシンとして構築されたインスタンスに関しては、すべての運用管理責任がユーザー側にあります。セキュリティ対策も同様であり、たとえばOSのアップデートを怠り、脆弱性を悪用された攻撃が侵入した場合、その責任はユーザーが負う必要があります。
他のサービスとの連携方法
IaaSサービスを他のサービスと連携する方法は、オンプレミスのサーバ仮想化環境との連携とほとんど変わりません。オンプレミスのサーバと安全に通信するためには、クラウド事業者が提供する閉域回線サービスやインターネットVPNを利用することになります。
IaaSサービスをうまく活用することで、サーバの処理負荷が高まる一時期に限り、IaaSサービス上の仮想マシンを立ち上げて負荷を分散するなどのことも可能です。
IaaSサービスと関連のあるソフトウェア
IaaSサービスと関連のあるソフトウェアはサーバ仮想化ソフトウェアソフトウェア、開発支援ツール、RDB(リレーショナルデータベース)などがあります。IaaSサービスは、サーバーやネットワークなどのインフラをネットワーク経由で提供するサービスで、これらのソフトウェアはその上で動作します。
サーバ仮想化ソフトウェア
IaaSサービスプロバイダは、物理的なサーバーを仮想的に分割し、それぞれの仮想サーバーを独立した環境として提供します。この仮想化を実現するためには、サーバ仮想化ソフトウェアが必要です。
開発支援ツール
IaaSサービス上でアプリケーションを開発する際には、コードエディターやバージョン管理システムなどの開発支援ツールが必要です。これらのツールは、IaaSサービス上の仮想サーバーにインストールされ、開発者がリモートでアクセスして使用します。
RDB(リレーショナルデータベース)
アプリケーションがデータを保存するためには、データベースが必要です。IaaSサービスプロバイダは、MySQLやPostgreSQLなどのRDBを提供し、これらのデータベースはIaaSサービス上の仮想サーバーで動作します。
これらのソフトウェアは、IaaSサービス上でアプリケーションを開発し、運用するために必要なもので、IaaSサービスと密接に関連しています。
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