良いポイント
WinActorの他にも、UiPathやBizRoboやBlue Prismなど、様々なRPAのお試しに携わってきましたが、
最終的には、WinActorを日々の業務で使用し、大変重宝しております。
上記の過程のなかで感じたWinActorの良さですが、私たちが感じたのは「トータルバランスの良さ」でした。
個々の機能で比較すると、他のRPAにもそれぞれ良いところはあると感じましたが、
シナリオ(WinActorでは自動化したい一連の処理をまとめたものを「シナリオ」と呼んでいます)作成時の
画面のわかりやすさと、それに伴う見通しの良さ、
さらに、それぞれの処理を行う部品であるノード(ライブラリとも言います)も、
標準搭載の分だけでも相当数にのぼりますが、
そのうえで、拡張版のノードもかなり意欲的に提供されているため、
大変バラエティーに富んでいて、シナリオの作成をサポートしてくれているなあと感じます。
また、すでに言い古された感すらありますが、国産RPAゆえの日本語表示、および、変数名の日本語対応などは、
やはり、余計なストレスを感じずに、シナリオ作成に集中できる要因の一つではないかと思います。
改善してほしいポイント
改善してほしいポイントとしては、他のRPAでも取り入れ始めているAI機能、
もしくは、すでにクラウドサービスなどで提供されているAI機能との
シームレスな連携が行えるようになってほしいと思っています。
また、操作感として扱いやすいため、すぐに、直接、ノードで組み立てる事に慣れてしまって、
あまり感じなくなりますが、一番最初に触り始めるころにお世話になる自動記録機能が、
もう少し、取得精度をあげてもらえると、更に、使いやすくなるのではと感じました。
また、「UIオートメーション」という比較的新しい機能も、要所要所で便利に使っておりますが、
こちらも、取得できそうと思って使っても、うまく取得できない時があるので、
更なる改善を行ってもらえると、もっと使いやすくなると感じています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
日々の業務で、EdgeやChromeなどで表示される社内システムや外部Webページから情報を取得し、
その取得した情報を、更なる別のシステムや、Excelファイルなどへの転記を行っておりますが、
WinActorを使う前は、VBAをゴリゴリ使って作成したマクロで業務を行っていましたが、
ちょっとした修正などでも、場合によっては、けっこう工数がかかってしまい、
ストレスを感じる事も多々ありました。
それが、WinActorを利用するようになってから、その直感的なUIにより、
修正などもストレスを感じずに行う事ができますし、
新規の自動化についても、やはり、そのわかりやすさゆえに、構想からシナリオ作成までの間が劇的に短縮して、
業務の効率化に大変役立っていると感じています。