良いポイント
優れている点・好きな機能
・日本の商慣習に適したワークフローの柔軟性と高いカスタマイズ性
・ローコード開発機能(IM-LogicDesigner、IM-FormaDesigner、IM-Workflowなど)の充実
・SaaS連携モジュールや導入実績が豊富
・スクラッチ開発基盤としての高い生産性
その理由
・承認ルートや権限設定の柔軟性が高く、企業ごとの業務フローに適応しやすいため
・ローコード開発により、システム開発や改修のコストを抑えつつ、迅速な対応が可能なため
・基幹システムやクラウドサービスとの連携が容易で、DX推進に貢献できるため
・ローコード開発だけでなく、複雑な要件にも対応できるスクラッチ開発の選択肢があるため
改善してほしいポイント
改善してほしいポイント
・ローコード開発機能について
・ マニュアルは充実しているが、文字情報が多く、特にエンドユーザーの習得が難しい
・ デバッグが難しく、トラブルシューティングに時間がかかる(ただし、バージョンアップに伴い改善されつつあると感じる)
・ 開発資材の構成管理(バージョン管理やリリース管理など)が難しく、運用負荷が高い
・組織やユーザマスタの管理について
・ 期間管理機能は優れているが、年度切替時の作業負荷が高い
・スクラッチ開発に関する課題
・ 利用できるライブラリやフレームワークのバージョンが古く、最新技術を活用しにくい
・ 標準コンポーネントの更新が少なく、スクラッチ開発の選択肢があまり広がっていない
※ローコード開発の強化が優先されるのは理解できるが、スクラッチ開発の利便性向上も期待したい
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
1. Notesからの移行先としての開発基盤の適応とBPRの実施
Notesの移行先としての開発基盤として適用し、システム移行にとどまらず、BPRも同時に推進しました。
また、Notesに依存していた複雑な業務フローを見直し、標準化・最適化を図ることで、従来の属人化した業務を整理し、より効率的な運用を実現しました。
その結果、運用負荷の軽減、システムの保守性向上といったメリットが得られたと感じています。
2. スクラッチ開発の基盤としての活用
ローコード開発と合わせてスクラッチ開発を組み合わせることで、
プロジェクトごとの要件に応じた開発手法を採用することができました。
また、intra-martの一部ソースコードはライセンシーに公開されており、未熟なWebアプリケーションエンジニアだった私は、IMのソースコードから多くを学びました。
3. ERPのアドオン開発への対応
ERP(Biz∫)のアドオン開発として活用することで、標準では対応が難しい、
もしくは開発コストが高くなる業務要件に対し、アドオン開発を行いました。
その結果、開発生産性を向上させつつ、プロジェクトを効率的に遂行することができたと感じています。