良いポイント
私はフリーランス士業としてZoho CRMを利用していますが、以下のようなポイントで評価をしています。
・フリーランスや中小企業でも導入・利用を無理なく行える価格設定
・カスタマイズ性の高さ
・Zohoの他サービスとの連携
・他クラウドサービスとの連携
ITの知見や顧客データをどう管理するのかのイメージをある程度持っている人にとっては価値のあるツールだと感じています。
改善してほしいポイント
初期設定の各項目の位置づけがよくわからないことがあったり、案件情報を管理するテーブル(Zoho内ではタブと呼ばれる)が案件ではなく商談であったり、慣れるまでは少し違和感を感じる部分があります。
あとはZoho CRMに限らない話ですが、日本の企業だと見込み客(Lead)と連絡先(Contact)を分けて管理する習慣があまりなく、見込み客と連絡先の変換などもイメージが湧きづらいと思います。(無理に分けたり変換機能を使わなくても問題ない)
慣れればどうということはないのですが、組織に導入する場合には、各項目の位置づけや何のために登録先が別れているのかなどをしっかり説明しないと、なんとなく使いづらいツールと判断されてしまうので、注意が必要。
私のような個人利用に近い形でない場合には、上記のような部分をベンダー側がしっかり説明したり、社内展開用の資料として用意されていると嬉しいのではないかと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
フリーランスとしては、
・受注・請求・入金管理(請求書自体はMF請求書で発行)
・受注・売上予測
・受注分析(年度ごと、サービスごと、地方ごと、業界、顧客ごとの総売上、平均受注金額や継続年数など)
・基本的な顧客情報の管理
・顧客情報やコミュニケーション履歴(メール等)、提案書などの一元管理
・メールの一斉配信
などで利用しています。
個人で活動していると請求漏れや入金漏れの確認がなおざりになったりしがちなので、データでしっかり管理できるようになったのは助かります。
日頃からデータをしっかり入力しておけば、受注分析などは手間をかけずに実施できて、ビジネスの状況などを把握して、今後に活かせる形になりました。
検討者へお勧めするポイント
中堅・中小企業・フリーランスなどであれば、コスパも高く、いろいろとカスタマイズや連携でもできるので、非常におすすめです。
大企業でも自分たちが求める要件を理解して、要件を満たせると判断できれば問題ないかと。
少し導入の難易度はあるかと思いますので、必要最低限のこと(単なる名刺管理など)が出来れば問題ないとか、将来の拡張性などは不要ということであれば、さらにコストが安かったり、限定的な機能を持つツールを選ぶとよいかと思います。
自社での導入が難しいと判断できる場合には、パートナーなどに相談するとよいでしょう。(もちろんコストはかかりますが、スピード感を求めるのであれば、結果的にはコスパがよいかも)
菊池 紗矢香
OFFICIAL VENDERゾーホージャパン株式会社|マーケティング
平素よりZoho CRM をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 また当サービスのご利用にご満足いただけているとのお声を頂戴し、心より御礼を申し上げます。 問い合わせ窓口のQAについて、古い記事についても定期的に内容を確認、更新しておりますので、安心してご利用いただければと存じます。 またこちらのご意見は社内に共有し、品質向上に努めさせて頂きます。 引き続き、何卒どうぞ宜しくお願い申し上げます。