良いポイント
SharePoint+C#(ASP.net)で開発した独自の問い合わせシステムからLMISにリプレースを行いました。
他のツールとも比較、検討して採用を決定しましたが、他の製品よりも全体的に自由度が高く、こういったことがしたいができるかどうか、と検討する場面において、LMISではそのほとんどで実現が可能でした。
そのような自由度が実現できている大きな要因は、LMISがSalesforce上に作られているアプリケーションであるためです。
非常に役に立ったのは以下のような機能です。
・項目を自由に追加、削除できるだけでなく、行レベル、列レベルでの権限設定が可能。
・画面作成の自由度が非常に高い。選択した項目に連動して、別の項目を絞り込むといったこともできる。
また、権限ごとに表示のレイアウトを変更することもできる。
・行の追加、編集等のイベントで、「フロー」と呼ばれるバックグラウンドジョブを実行し、メール送信や、別テーブルのレコード追加などを行うことができる。
・Salesforce側のバージョンアップにより、機能追加、改善、セキュリティー対策が行われるため、それらのメリット、安全性を享受できる。
改善してほしいポイント
新機能である「コンシェルジュ」は、実際に使用してみて以下のような点が気になりました。
・問い合わせの流れを考慮できていない
通常、問い合わせは、「問い合わせ発生~継続質問(n回)~問い合わせ終了(アンケートなど)」という流れを経ますが、LMISコンシェルジュではこの流れを考慮できていません。(一問一答のみ。)
また、問い合わせ完了後にクローズしなければならないことに気づきにくいため、されないケースが非常に多いです。その結果、問い合わせの満足度アンケートの回答率が非常に低調になっています。
・多くのユーザーがおり、それらがまれに質問するような場合にライセンス形態が合わない
質問者は広く多くの人となる場合がありますが、一度質問するだけでもアカウントが必要(アカウントには費用が必要)です。このため、一般の多数のお客様がまれに質問するようなサポートサイトを構築することは厳しいと思います。
・画面レイアウトがいまいち
特にLMISコンシェルジュのトップ画面は、PCで使用する場合、非常に広い画面があるのに新着情報が少し表示されるだけです。また、文字も折り返されており、レイアウトに疑問を感じます。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
従来のQAサイトはスクラッチで構築していたため機能追加、改修に多くの人的リソースを必要としていました。また、実行していたクラウドの利用料もかなりかかっている状況でした。LMISを導入することによりほとんどのことを設定のみで対応することができるようになりました。また、かかっていたクラウドの利用料に比べてLMISのライセンス費用はそれほど高くはありません。これらの要因により維持管理費を抑えることができています。
澤田大輔
OFFICIAL VENDER株式会社ユニリタ|マーケティング&セールス エグゼクティブ
「お客様向けにも社内向け両方のサポート対応が可能」「Kompiraとの連携が可能」「サポートが良い」「ITSMは外資が多いがLMISは国内サービス」「Salesforce基盤による安心」という点でLMISの良い評価をいただき、ありがとうございます。AIとの連携で問い合わせ数削減や、チケット管理での回答漏れの削減ができる点について、貢献ができたことを嬉しく思います。 AI機能のパッケージング化について、今後はChatGPT連携だけでなく、LMISの基盤であるSalesforceのAIエージェント機能の実装を視野に今後の開発計画を進めており、メニューも改変していく予定です。今後のバージョンアップにご期待いただけると幸いです。 今後とも、是非LMISを活用いただければ幸いです。