良いポイント
プログラム知識が乏しくても業務にあったシステムの構築が可能です。
知識が増えていくと、ある程度の作りこみもできてしまいます。
20年前に作成した申請システム。
経営者の出張が多く、そのころの通信環境だと常時接続では費用が掛かりすぎるため、メールのみで承認を終了したいという要望がありました。
申請内容と承認・否認ボタンをすべてメール文書として送信し、メールだけで承認操作ができるようなシステムも、少々の作りこみで構築可能でした。
現在でも正常稼働中で、新規申請システムを作成する場合、この機能が無いのは考えられない状況になっております。
IBMからHCLに切り替わる際に、
「いまどきNotes・・・。時代はブラウザでアクセス!」
という話が出て、代替システムを検討しましたが、メールを含む社内情報の一括管理ができるもはそうそう無く、あっても会社の文化に合わせるには膨大なカスタマイズ費用がかかる状況でした。
結果的、HCLに変わったことで、2年程度でシステム界隈での10年のブランクが埋まってしまった感じがします。
WEBでのアクセスに対しての既存DBの作り替えの大きな問題は、Nomadがすべて解決してくれそうです。
改善してほしいポイント
現在11を使用中ですが、何にしても、10数年前ほど資料がありません。
基本的にプログラムに関しての変更で恩恵はあまりなさそうですが、新しい機能は使ってみたいという気はあります。
探しきれないという点もありますが、もう少し何らかの参考になるような資料を提供していただきたいと思います。
有料で提供されている会社さんもありますが、小さな会社なので、費用が出ないです。
エンドユーザー的な視点でいうと、マクロ記録機能。
手で作業する操作をスクリプトで書いて動かしても同じ結果にならないことがある(オブジェクト関連はそもそもスクリプトとして書けないものもある)のでマクロ記録があれば動作の理解にもつながるかなとも感じています。
Nomadは素晴らしい機能だと思っています。
ipadや、androidタブレット、ChromeBookでも利用可能です。
画面が小さい場合は、Notesクライアント用に作成しているフレーム設計ではちょっと厳しいですが、使えないことはありません。
ピンチやズームの機能がもうすこし整えば社内的にも外回りの社員へ渡すPCをタブレットに切り替えたいと考えています。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
20数年前の導入時の話です。
社内の情報の伝達が紙でした。
ノーツを導入し、初めはメールでの情報伝達、そのあと、情報管理のシステム、申請のシステムを作成するごとに、不要な紙での運用が減りました。
経営者がペーパーレス志向の人だったので、全てをノーツ上で見ることができるようにしたいという意向を掲げました。
紙といえばFAXで、そのころ製品として存在したNuOfficeというものを導入し、FAXをペーパーレスにしました。
(今は別のやり方でペーパーレスFAXの運用をしています)
ほぼほぼの情報はノーツ内を見れば存在する状況になりました。
基幹業務(販売管理や勤怠管理など)との連携のためにシステム構築もしました。基幹業務はパッケージソフトなので、全社員が使用できないため、情報だけ取り出しノーツに取り込むような処理などをしているシステムもあります。
(正直、文書DBであるノーツにはあまり向いていないと感じます)
これまでに「なんじゃこのDBは?」というものが数十件、小さなメモレベルのことでもDB化させられましたが、
たまに見直して統合したり廃止したりで今に至ります。
年月を経て今では本当に使うものだけとなりました。
検討者へお勧めするポイント
自社社員で管理する場合は、
・Windowsサーバーの管理者
・NotesDominoサーバーの管理者
・Notesアプリケーションの管理者
が必要です。
今の人なら全部こなせる人もいるでしょう。
サーバー管理はアウトソースしてもよいんじゃないかなと思います。
ライセンス料金は、そこら辺のWEBでのグループウェアとあまり変わらず思ったほど高額ではありませんし、ライセンス体系もわかりやすいです。。
メールも社内情報管理も申請関連もノーツの中ですべてまかなえます。
もちろん作りこめればその会社の文化のあったものにも対応できるでしょう。
ローコードなのでエクセルのVBAが使える程度のレベルでカスタマイズできます。
作ったものがそのまま見た目も変わらずWEBで動作できるのは感動ものです。
IBMからHCLに代わってからの技術革新が恐ろしく速くてバージョンアップするごとに良くなっていきます。
オンプレミスがちょっと・・ということもあると思いますが今後クラウドサーバーでのNotesDominoサーバーを提供するサービスも増えていくのではないかと思います。