【2025年】ビジネスチャットのおすすめ10製品(全69製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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TeamViewerは、リモート接続ソフトウェアのリーディングプロバイダです。TeamViewerのリモートソフトウェアは、様々な業種の企業において、プロセスのデジタル化による効率性の向上とビジネス目標の達成を可能にします。 TeamViewer Tensorは、企業向けリモート接続ソリューションで、コンピュータ、モバイルデバイス、組み込みプラットフォームへの接続、管理、保護を可能にします。 TeamViewer Remoteは、リモートアクセスおよびサポートソリューションで、中小企業におけるリモートサポートのためのデバイスへのセキュアなアクセスを可能にします。TeamViewer Remoteの無料バージョンは、個人での方にもご利用いただけます。 TeamViewer Frontlineは、手動プロセスを最適化するために設計された産業用拡張現実(AR)プラットフォームです。TeamViewerは、 ARとIoTの分野でイノベーションを起こし、現場も含めたDXの推進に積極的に取り組んでいます。 また、SAP、Google、Microsoftなどの業界リーダーとの戦略的パートナーシップとソフトウェア統合により、デバイスやオペレーティングシステムに関係なく、シームレスなエクスペリエンスをお客様に提供しています。 2005年にドイツのゲッピンゲンでTeamViewerが設立されて以来、当社のソリューションは世界中で25億台以上のデバイスにインストールされています。 詳細については、www.teamviewer.com/ja/ をご覧ください。
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4.5
機能満足度
平均:4.1
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4.2
使いやすさ
平均:4.1
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4.3
導入のしやすさ
平均:4.3
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3.9
サポート品質
平均:3.6
- リモートアクセス:41100円/年
- ビジネス:72000円/年
- プレミアム:138000円/年
- +1プランあり
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Rocket.Chatとは、Rocket.Chatが提供しているビジネスチャット製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は3.8となっており、レビューの投稿数は14件となっています。
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Tocaro(トカロ)は伊藤忠テクノソリューションズが自社開発した、ビジネスチャットツールです。組織で働くビジネスマンがより効率的に働くことをサポートすることを、目的として開発されました。『グループチャット』『ファイル共有』『タスク管理機能』『ビデオ通話』『通話』『Box連携』『柔軟なセキュリティ機能』が備わっています。 安心安全で使いやすさを重視する金融・通信・鉄道・航空・教育など、幅広い業界で利用されています。
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■その時に合った連絡方法で サッと確認したいことはチャットで、複数の話題を並行でやりとりしたい場合はフィードで、後で分かりやすく参照したい場合は掲示板で、手順や規定はマニュアル(Wiki)やファイルで…その場に合った方法を利用できます。 ◯グループ管理 必要な人だけで情報を共有。権限設定で公開範囲を制御(例:組織内の誰でも、指定した人のみ)。グループ単位で予定、タスク、ファイルを管理できます。 ◯チャット・通話・ビデオ会議 フィードに投稿しながら、すぐに確認したいことはチャットで確認。音声や動画による通話、デスクトップ画面の共有も可能。リアルタイムにやりとりできます。 ◯投稿・共有・通知 SNSのような感覚で投稿。「@」で人やグループを参照(メンション)し、共有&通知。この話題だけこの人やグループとやりとりしたい!というニーズにも柔軟に対応可能。 ◯独自アプリの作成 フォームとデータベースをドラッグ&ドロップで手軽に作成。出欠確認、アンケート、備品管理…ニーズに合わせて必要なアプリを作成し、データを管理できます。 ◯ファイルの共有 グループ単位でフォルダやファイルを管理。既存のファイルのアップロードだけでなく、新しいファイルの作成も可能。Google ドライブ、Box、OneDrive、Dropboxとも連携。 ◯タスク管理 やるべきことの内容、担当者、期限、優先度を登録。通知機能で抜け漏れなく対応を推進。カンバン形式で見やすく表示し、全体の進捗を把握。タスクに対するコメントも可能です。 ◯サービス連携 利用中のWebサービスと連携させることで、業務の自動化を支援します。 ◯モバイル対応 iOSとAndroidアプリからアクセス。いつでもどこでもコミュニケーション。
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Viber for Businessとは、Viber Media Ltd.が提供しているビジネスチャット製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は3.6となっており、レビューの投稿数は8件となっています。
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【利用中企業1.000社以上/継続率99%以上】スマホひとつで組織課題を解決し、強い現場組織を実現するオールインワンツール「TUNAG(ツナグ)」
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TeamOnとは、株式会社フレクションコンサルティングが提供しているPC向けカレンダーアプリ/ソフト、ビジネスチャット製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は3.6となっており、レビューの投稿数は9件となっています。
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「direct/ダイレクト」はお客さまの声とともに進化を続ける国産のビジネスチャットです。現場と社内をつなぐDX推進ツールとして現在は5,500社以上の企業が導入。文字だけでなく、写真、図面、ファイル、ボイスメッセージなどで現場の状況を簡単に共有でき、リアルタイムでのやり取りが可能、緊急時の連絡手段としても活用できます。また「店舗とお客さま」「建設会社と協力会社」のように社外のメンバーと安全につながれる「direct GuestMode(ダイレクトゲストモード)」を強みとしています。 さらに最大10名まで無料で使える「フリープラン」を提供しています。
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ChatCo!は他製品にはない様々な独自機能でメンバー同士のコミュニケーションを促進します! 創業30年システム開発で培った知識と経験で契約後のサポートも充実!
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ビジネスチャットの基礎知識
ビジネスチャットとは、ネットワークを介してリアルタイムコミュニケーションを実現するチャットツールのうち、ビジネス用途に特化したものを指します。組織のメンバーが離れた場所にいても、主に文字による情報のやり取りにより、円滑にコミュニケーションを取ることができ、複数名でのグループチャットも可能です。
組織に合わせたグループの作成やファイルの共有、利用者の権限設定など、ビジネスでの利用を想定した機能を多く備えており、単純な連絡手段としてだけでなく、業務の効率化を図るために有効なツールとして多くの企業で利用されています。
- ビジネスチャットツールのメリット
- リアルタイムでの情報共有
- 地理的制約の解消
- 複数人でのコラボレーションの強化
- 情報の整理とアーカイブ
- セキュリティ面の強化
- ビジネスチャットツールのデメリット
- 情報過多によるストレスの増加
- 非効率的なコミュニケーションの増加
- 過去の情報の検索難易度
- 技術的なトラブルへの対応
- セキュリティの課題
- ビジネスチャットとメールの比較
- 導入事例と従業員数別の傾向
- ビジネスチャットの活用シーン
- 活用シーン1:メールより迅速に社内外のコミュニケーションを円滑化できる
- 活用シーン2プロジェクトごとのグループにより、質の高い、スピード感のある仕事ができる
- 活用シーン3:音声やビデオ通話により、場所にとらわれないシームレスなやり取りが可能となる
- ビジネスチャットの選定ポイント
- ビジネスチャットの機能
- 1. コミュニケーション
- 2. アクセス制御
- 自社に合った製品の選び方
- 操作性
- 導入済みの製品との連携
- セキュリティ
- 代表的なツールの比較
- Chatwork
- LINE WORKS
- Microsoft Teams
- Slack
- ビジネスチャットツールと関連のあるソフトウェア
ビジネスチャットツールのメリット
ビジネスチャットツールは現代の組織において、迅速かつ効果的なコミュニケーションをサポートするツールとしての役割を果たしています。以下に、その主要なメリットを詳述します。
リアルタイムでの情報共有
ビジネスチャットツールはリアルタイムに情報を共有することができるため、緊急の案件や変更点を即座に伝えることが可能です。これにより、作業の遅延やミスの発生を大幅に減少させることができます。
地理的制約の解消
ビジネスチャットツールを使用すれば、場所を問わずにコミュニケーションをとることができます。これにより、リモートワークや異なるオフィス間でもスムーズな情報のやり取りが実現します。
複数人でのコラボレーションの強化
グループチャットの機能により、複数のメンバーと同時にディスカッションを進めることができます。これにより、チームでの意見交換や合意形成を効率的に行うことができます。
情報の整理とアーカイブ
多くのビジネスチャットツールには、過去のチャット履歴を保存し検索可能な機能があります。これにより、重要な情報を後から確認することが容易になり、業務の進行に役立てることができます。
セキュリティ面の強化
ビジネス用途に特化したチャットツールは、セキュリティ面での要件が厳格であるため、機密情報の取り扱いも安全です。多くのツールは暗号化技術を採用しており、外部からの不正アクセスを防ぐ仕組みが整っています。
これらのメリットにより、ビジネスチャットツールは組織の生産性向上や業務効率化を実現する強力なツールとして活用されています。
ビジネスチャットツールのデメリット
ビジネスチャットツールは多くのメリットを持つ一方で、特定の状況や使用方法によってはいくつかのデメリットも持っています。以下に、ビジネスチャットツールの主要なデメリットを詳述します。
情報過多によるストレスの増加
リアルタイムでの情報共有は効率的なコミュニケーションを実現しますが、常に新しいメッセージが流れてくることで、情報の過多となり、ユーザーのストレスや焦燥感を引き起こす可能性があります。
非効率的なコミュニケーションの増加
ビジネスチャットツールを使用することで、必要以上のコミュニケーションが生じることがあります。これにより、本来の業務に集中できない場合があります。
過去の情報の検索難易度
過去のチャット履歴が保存されることはメリットの一つですが、膨大な量の情報から必要なデータを探し出すことが難しくなることもあります。
技術的なトラブルへの対応
ネットワークの障害やソフトウェアの不具合など、技術的なトラブルが発生した場合、コミュニケーションが一時的に途絶えるリスクがあります。
セキュリティの課題
多くのビジネスチャットツールはセキュリティ対策が施されていますが、ユーザー側の不注意や管理の不備により、情報漏洩のリスクが生じる可能性があります。
これらのデメリットを避けるためには、ツールの選定や導入時の設定、そしてユーザー教育が重要です。ビジネスチャットツールの正しい使用方法を学び、効果的なコミュニケーションを目指しましょう。
ビジネスチャットとメールの比較
組織の内外を問わず、コミュニケーションを取るためのツールとしては、以前からメールがよく利用されていましたが、昨今ではプライベートでも知人との連絡にチャットツールを活用するケースが増えており、その手軽さからビジネスでも利用が増えています。
ビジネスチャットの大きな特徴として、メールよりもリアルタイムなコミュニケーションに適していることが挙げられます。宛名やあいさつ文、署名など、定型化されたフォーマットやメールマナーに則して記載することが多いメールに比べて、「ビジネスチャット」では簡潔な表現や絵文字、スタンプの利用などにより、対面での会話に近い、よりフランクで手軽なコミュニケーションを取ることができる点が特徴です。最近では、チャットツールにビデオ通話や音声通話機能を備えるツールも増えてきており、より利便性が高くなっています。
また、スマートフォン用のアプリが提供されているツールも多く、PCだけでなくスマートフォンからでも手軽に連絡が取れることも特徴の1つです。近年の若者には、家に固定電話がなく電話応対が苦手な人や、スマートフォンしか利用したことがなくPCが使えない人が増加しているといわれるが、そのような若い世代にとって取り組みやすいコミュニケーション手段であることもメリットの1つといえます。
その一方で、メールに比べてすぐに返事をしなければいけない、といった感覚に陥りやすくなったり、多数のグループに属していて、他のメンバーによる大量のやり取りを確認するのに時間を要してしまったりと、迅速なコミュニケーションを取ることができるがゆえに生じるデメリットも存在します。また、「ビジネスチャット」と異なり、同じツールを利用しているメンバー間でないとコミュニケーションを取ることもできません。
ビジネスチャット |
メール |
|
---|---|---|
スピード | ビジネスチャット手軽・迅速 一度やり取りした相手にはすぐメッセージを送れる |
メール形式的で時間を要する 宛先メールアドレスの入力が必要 |
やり取りの後追い | ビジネスチャット同じグループでのやり取りはひとつの場(スレッド)に残るのでスクロールして確認できる | メール1通1通開いて確認する必要がある |
資料の共有 | ビジネスチャット手軽にファイルを送信できる ストレージ機能を利用することでいつでも参照できる |
メールメールに添付することができる 後で確認する場合、添付したメールを探さなくてはいけない |
通話コミュニケーション | ビジネスチャットリアルタイムにやり取りができる 音声通話・ビデオ通話のあるツールやプランもあり |
メールリアルタイム性に乏しい |
心理的距離 | ビジネスチャットフランクなやり取りがしやすいため距離が近い | メールチャットに比べてフォーマルなやり取りに向いている |
導入事例と従業員数別の傾向
以下は、代表的なビジネスチャットのレビューから、どの企業の社員がどのツールを利用しているかを列挙したものです。また、グラフはレビューした人の企業の従業員規模別の割合を示しています。
2020年5月時点のデータを基に算出
ビジネスチャットの活用シーン
活用シーン1:メールより迅速に社内外のコミュニケーションを円滑化できる
ビジネスチャットがもたらす効果の1つは、今までメールや対面で行っていたやり取りの円滑化です。日常の連絡手段を、メールからビジネスチャットに置き換えることで、社内外問わず、より手軽で迅速なコミュニケーションが生まれます。
活用シーン2プロジェクトごとのグループにより、質の高い、スピード感のある仕事ができる
プロジェクトごとにグループをつくり、グループ内でのチャットの他、議事録や資料、プロジェクトのスケジュールなどを共有することができます。定期的な会議の場以外で、コミュニケーションを取る機会が増えることから、仕事の質も高められます。またグループ内の特定のメンバーを指定して会話を投げかける機能(メンション機能、to機能)を使うことで、誰に向けて答えを求めているのかが明確になり、メールでは難しい、スピード感のある仕事を実現することが可能です。
活用シーン3:音声やビデオ通話により、場所にとらわれないシームレスなやり取りが可能となる
ビジネスチャットがあれば、文字のやり取りに加え、音声通話やビデオ通話が可能です。お互いの顔を見て話せることはもちろん、画面を共有することで、全員で同じ資料を見ながら意見交換できるため、リモートワークの社員や遠方の顧客とも、距離を感じさせないコミュニケーションを実現できます。
▼ビデオ通話の様子
Slackの使い方より
ビジネスチャットの選定ポイント
ビジネスチャットの機能
ビジネスチャットとひと言で言っても、その機能は製品によって多種多彩です。チャット機能に特化した製品もありますが、業務改善のためのツールの1つの機能としてチャット機能を有している製品もあります。
1. コミュニケーション
機能 |
解説 |
---|---|
チャット | 1対1もしくはグループ内において、リアルタイムでテキストをやりとりできる。また、グループチャット中に特に読んでほしい相手をメンションで指名しつつ、グループ全体へメッセージを送信する |
他ユーザーのプロフィール確認 | 組織内の他ユーザーのプロフィールを参照できる |
既読/未読のステータス表示 | メッセージが読まれたかどうかのステータスを表示する |
メッセージ受信の通知 | 画面表示/通知音、あるいは電子メールへの送信などでメッセージの受信を知らせる |
プレゼンス | 個々のユーザーのプレゼンス(在席状況)を確認できる |
ファイル共有 | 画像、動画などのファイルをアップロード/ダウンロードできる |
タイムライン | 参加している全グループへの投稿をまとめて、時系列などの形式で表示できる |
メッセージの検索 | 過去にやりとりしたメッセージに対して、キーワード、ユーザー、タグなどを用いて検索を行える |
スタンプ | 用意されたイラストなどを用いて、文字入力を省略したり、微妙なニュアンスを伝えたりできる |
タスク管理 | 自分が行うべきタスクや相手に依頼したいタスクを管理し、優先度や部門別などで確認できる |
社外ユーザーの招待 | 社外ユーザーのメールアドレスを使い、組織内のチャットルームに招待する |
2. アクセス制御
機能 |
解説 |
---|---|
ユーザー管理 | 管理者が組織内ユーザーの追加・変更を行ったり、利用状況や操作履歴などを確認したりできる |
セキュリティ管理 | 利用デバイスやIPアドレスなどによるアクセス制限、部署単位やユーザー単位で利用可能な機能を制限できる |
二要素認証 | IDとパスワードに加え、登録された電話番号へ確認コードを送り、そのコード入力による二段階の認証を設けることで成りすましの登録を防ぐ |
リモートワイプ | デバイスの紛失や盗難の際リモートからチャットルームやデータを削除する |
自社に合った製品の選び方
ビジネスチャットは、製品によって利用できる機能・特徴が大きく異なるため、ビジネスチャットの導入を検討する場合は、自社が必要としている機能や特徴をその製品が有しているかどうか、事前に十分確認する必要があります。導入に当たりチェックしておきたいポイントは以下の通りです。
操作性
機能が豊富でも、自社のメンバーが使いこなせなければ意味がありません。そのため、ツールの操作性は非常に重要です。例えば、LINE WORKSは、日本で広く普及するコミュニケーションツールであるLINEと操作性が似ているため、LINEを使用している場合は使い始めることが難しくありません。一方、Slackは、機能が豊富で、多くの外部ツールと連携できたり、プログラムのソースコードを見やすい形で送信できたりするなど、ITリテラシーの高い層に人気があります。
導入済みの製品との連携
既に自社で導入している製品もビジネスチャットを導入する上で重要になる場合があります。例えば、Slackは連携可能な外部アプリケーションの数が非常に豊富です。既に自社で利用している製品をSlackと連携させることで、さまざまな通知をSlackで管理したり、Googleドライブなどのクラウドストレージ上のファイルを、Slackから直接操作することができます。
また、自社でMicrosoft 365(旧Office 365)を導入している場合には、Microsoft Teamsが有力な候補になるでしょう。Microsoft TeamsはMicrosoft 365の主要なプランに含まれているため、追加コストが発生することなく利用できます。製品としても完成度が高く、ビデオ会議のツールとしても利用者が増えています。
セキュリティ
ビジネスで使用する場合、セキュリティも外すことのできないポイントです。例えば、グループチャットに社外メンバーにも参加してもらう場合、権限設定には十分配慮する必要があり、柔軟な権限設定ができることが求められます。主要なビジネスチャットの製品は、どれもセキュリティに関する機能が充実していますが、プランによって管理できる内容が異なることもあるため、自社の状況に合わせてトライアル期間に確認することが重要です。
代表的なツールの比較
当サイトでもレビューの多い、代表的なビジネスチャットツールの特徴を紹介します。
Chatwork
Chatwork(チャットワーク)は、導入企業が26万社を超える国産ビジネスチャットツールです。Slackと近い時期にサービス提供が開始されたことから、国内ではSlackとよく比較されてきました。チャット機能以外にも、Slackにはないタスク管理やファイル管理、音声通話・ビデオ通話機能があり、分かりやすいインターフェースにまとめられています。外部のメンバーを招待して共同で作業することも想定されており、外部のメンバーとタスクを共有することができます。無料版では、作成できるグループ数に制限がある他、複数名での音声通話・ビデオ通話ができないなど、機能面に制限があります。
LINE WORKS
LINE WORKSは、日本のLINEが提供するビジネスチャットツールです。LINEのインターフェースを踏襲しており、LINEを使い慣れたユーザーには操作がしやすいという特徴があります。また、チャット機能以外にも、タスク管理やスケジュール管理、ファイル管理などの機能があり、ビジネスで必要とされる機能を網羅しています。LINE WORKSは、無料版と有料版があり、無料版でも十分に機能が充実していますが、有料版ではより多くの機能が使えるようになります。
Microsoft Teams
Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)は、Microsoft 365に含まれるアプリケーションの1つで、発表が2017年と他のツールに比べて後発の製品です。ただ、Microsoftは特に力を入れて開発しており、2019年には利用者が2,000万人を突破し話題になっています。
Outlookなど他のOffice製品との連携や、音声通話・ビデオ通話も備えた多機能コミュニケーションツールで、既にMicrosoft 365を利用している企業では追加コストが発生しません。外部連携やストレージ容量に制限はあるものの、無料版でも主要な機能を利用できる点も魅力です。
Slack
Slack(スラック)は、2013年に誕生したコミュニケーションツールで、今では世界中で利用されています。豊富な機能、多彩な外部アプリケーション連携、柔軟なカスタマイズ性が特徴で、特にIT業界やエンジニアの利用者が多い傾向があります。基本的な機能は無料で利用できますが、検索可能なメッセージが10,000件までとなっており、それ以上になると過去のメッセージを確認できません。また、無料版では、複数名で音声通話・ビデオ通話を利用することはできません。
Slack、Microsoft Teams、Chatwork、LINE WORKSの比較はこちらから
ビジネスチャットツールと関連のあるソフトウェア
Web会議システム:インターネットを介して遠隔地にいる相手と音声やビデオなどの情報をリアルタイムにやり取りできるツールです。
ビジネスチャット導入時のROI・費用対効果の算出方法
1.ビジネスチャット導入でメール利用コスト課題解決を重視する場合
一般的には、全ての連絡がチャットに移行できるわけではないため、メール総量に対し、どの程度がチャットに移行できるかの判断が必要になってきます。これを踏まえ、費用対効果は下記の計算式で算出します。

(A)メール送信に要している人件費 =
利用人数 × 送信通数 × 送信1回あたり作業時間 × 1分あたり人件費
●計算の例
・利用人数:200人
・送信通数:1日あたり平均12通、年間(260日)で2860通 *
・送信1回あたり作業時間:6分 *
・1分あたり人件費:時間あたり4000円として約66円
200 [人] × 6 [分] × 12 [通] × 66 [円] × 260 (日)= 247,104,000 [円]
※1日平均メール通数、作業時間は「ビジネスメール実態調査2018」(一般社団法人日本ビジネスメール協会)を参照
(B)ビジネスチャット導入後のチャット送信に要する人件費 =
チャット送信1回あたり人件費 × チャット送信件数
・チャット送信1回あたり人件費
チャット送信に要する時間:0.5分
200 [人] × 0.5 [分] × 11 [回] × 66 [円] × 260 (日) = 18,876,000 [円]
・チャット送信件数:メール送信の3割が代替できるとして1日あたり3.6回、
メールよりもやりとりの回数が増加する傾向を考慮してその約3倍で11回とする
(C) ビジネスチャット導入後にも残るメール送信に要する人件費 =
導入前のメール送信人件費 × チャットで代替できない送信の割合(%)
・チャットで代替できない送信の割合:70% (メール送信通数の30%がチャット代替可能として、70%)
247,104,000 [円] × 0.7 = 172,972,800 [円]
(D)ビジネスチャット利用料(初期費用なしの場合) =
利用人数 × 月額料金 × 12 (カ月)
■注意ポイント:導入企業ではメールシステムを廃止した企業がある一方、10%ほどしかチャットに切り替えられていない企業もある。業務内容や社内文化によって活用頻度は異なるため、一定期間ビジネスチャットを試用して、適切に効果を算出した方が望ましい
2.社内会議のチャット代替、および会議用資料の事前共有を行う場合
ビジネスチャットのグループ内では常に情報共有と議論が可能だ。定例会議など会議の一部をチャットで代替したり、事前に会議用資料をファイル共有して会議時間を短縮するといった効果も算出可能だ。

(A)会議の全体コスト
会議時間 × 出席者の時間あたり人件費 + 移動費と移動中の人件費 + 会議用資料作成・配布費
(B)チャットとファイル共有機能により削減できる会議コスト
上記(A)の計算式から、従来は必要だった下記がゼロとなる
・移動交通費と移動中の人件費
加えて、全てゼロになるわけではないが、下記の項目も削減が見込める
・会議時間(チャット上で議論や状況共有ができることにより会議数・時間自体の削減効果が見込める)
・会議用資料配布費(人件費や紙コスト)
ROI・費用対効果を算出する際には、ぜひこれらのケースを参考にしていただきたい。
また、ITreviewでは稟議起案時にROI・費用対効果の算出など参考情報としてそのまま添付できるサポートコンテンツを無料配布中だ。下記にてダウンロード後、稟議の起案にお役立ていただきたい。
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