【2025年】MDMツールのおすすめ10製品(全41製品)を徹底比較!満足度や機能での絞り込みも
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社内PC運用管理に必要とされる60種類以上の機能一式を標準搭載。情報漏えい対策、ログ管理、IT資産管理、残業管理をはじめとした労務管理の他、組織に混在する「Windows端末」と「Mac端末」の一元管理にも最適。 【Mac操作監視機能に強み】 「MaLion」は、組織の主要クライアント端末であるWindowsおよびMac端末の一元管理に対応しています。特にMac 端末の操作制限について、同種商品より高いアドバンテージを誇ります。 【36協定を順守した労務管理体制を支援】 「SMILE V 勤怠管理テンプレート」や「Xronos Performance」が管理する出退勤情報を「MaLion」に集約。PC稼働情報と組み合わせて従業員の残業状況を可視化します。さらに残業抑制のための警告通知やPC 強制終了により、徹底した残業管理を実現します。 【AIエンジンで労働状況を多次元解析】 「MaLion」の収集ログをもとに、 AIエンジンが多次元解析を実行。異常の度合いが高い順に従業者端末ログをリスト抽出すると共に、積み上げ棒グラフと総合スコアで解析結果をレポート出力します。
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4.6
機能満足度
平均:4.1
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4.3
使いやすさ
平均:3.9
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3.3
導入のしやすさ
平均:3.9
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4.3
サポート品質
平均:3.8
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秘文 統合エンドポイント管理サービスは、脆弱性やセキュリティ設定に不備がない状態を常に維持できるようコントロール(ポスチャマネジメント)するクラウドサービスです。「可視化」「分析・評価」「対策」の3つのステップでセキュリティリスクへの対応力を高め、管理者の運用負荷を軽減します。 <主な機能> 【セキュリティリスクの可視化】 PCやスマートデバイスのインベントリ情報だけでなく、OS/アプリケーションの脆弱性やOSのセキュリティ設定状況などもモニタリング 【リスクの分析・評価】 OS/アプリケーションに脆弱性がないか毎日自動で診断。リスクの度合いも客観的に評価し、対応の優先順位を提示 【エンドポイントへの対策】 Windows Updateの実施やOSの設定変更を自動で実施。自動是正できない場合はユーザ端末へアラートを通知 その他、秘文がこれまで提供してきた内部不正による情報漏洩防止対策機能や、IT資産管理機能、スマートデバイス管理機能もご提供しますので、これ一つでエンドポイントのセキュリティ対策が可能です。 さらに、「Okta Identity Cloud」との連携により、Oktaによるユーザー認証に加え、デバイスの特定まで実現可能です。これにより、個人所有のデバイスや、セキュリティ対策が不十分なデバイスからのアクセスを制御することができます。 ※内部不正や盗難・紛失、情報漏洩、標的型サイバー攻撃などさまざまな脅威からお客様の大切なデータをお守りする機能を提供する従来のオンプレミス版の「秘文 Data Encryption」「秘文 Device Control」もございます。
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Symantec Endpoint Security Complete(SESC)は、SESEで提供されている機能にEDR機能、脅威ハンティング機能、Active Directoryの脅威対策機能、アプリケーションの制御と隔離機能を追加した製品です。 特に独自機能であるActive Directoryの脅威対策機能は、悪意ある攻撃者が組織内NWに侵入した後最初に狙う「Active DIrectory」を囮を用いて保護します。 これらの機能が単一のエージェントで提供され、エンドポイントを標的にするあらゆる高度な脅威から、エンドポイントを保護します。
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FENCE-Mobile RemoteManagerとは、富士通株式会社が提供しているMDMツール製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は3.5となっており、レビューの投稿数は2件となっています。
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SPPMは、シリーズ累計導入社数 約6,200社 を超えるデバイス管理サービスです。 日本で最も長い16年の運用実績 があり、あらゆる業種の企業でSPPMが利用されています。 ◎特長1 基本プランの料金内で利用できる機能が多数 MDMでできる基本機能に加え、シングルサインオン機能、デバイス証明書の発行と配布機能、 クラウド電話帳などSPPM独自機能が充実しています ◎特長2 業界最高水準のサポート品質・体制 SPPM は機能開発経験のあるエンジニアを含む専門チームにて、テクニカルなサポートを提供しております。 メールだけでなく、電話サポート窓口があり、電話対応可能な時間についても業界最長レベル(9:00-21:00)です。 またトライアル中でもサポート窓口を利用できます。 ◎特長3 デバイス管理機能にとどまらない「ゼロトラスト」実現をサポートする豊富なラインナップ クラウド利用を前提としたあらゆるアクセスに対するセキュリティ対策や利便性向上のための製品、 パッケージなど豊富なラインナップが特長です
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LINC Biz emmとは、シャープ株式会社が提供しているMDMツール製品。ITreviewでのユーザー満足度評価は4.0となっており、レビューの投稿数は1件となっています。
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IBM MaaS360は、企業が、単一のUEM製品だけで、場所を問わずにデバイス管理とサイバーセキュリティーを簡素化し、自動化できるようにします。各種OSのエンドポイント、および使用するデバイスを管理し、SMSやEメールを使ったフィッシングなど、ネイティブなエンドポイント・セキュリティーでそれらを保護します。テクノロジー・エコシステムと個人所有デバイスの業務使用(BYOD)のイニシアチブを迅速に拡張し、AIによって生成された洞察に基づき、高度なセキュリティー体制を構築してコストを最適化できます。 無料評価版もご用意しています。
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Sophos Mobile は、デスクトップやモバイルデバイスなど、エンドポイントのセキュリティ管理に割ける時間や労力が限られている企業に最適なセキュア UEM (Unified Endpoint Management) ソリューションです。最先端の次世代型エンドポイントセキュリティ機能とネイティブ連携する、唯一の UEM ソリューション「Sophos Mobile」は、Windows 10、macOS、iOS、Android の管理を支援します。 生産性 モバイルユーザーは、利用方法や利用デバイスを問わずに安全な環境で作業を行うことができます。 セキュリティ 業務データの流出を防ぎ、マルウェア攻撃から保護します。 使いやすさ 設定、管理、保守が簡単です。 手頃な価格 ユーザー単位の価格体系なので、手頃な価格でモバイルデバイスを管理・保護できます。 柔軟な BYOL 対応 Sophos Mobile なら、個人所有、会社所有にかかわらず、最小限の手間でモバイルデバイスを保護できます。Sophos Mobile は、ビジネス向け Android 仕事用プロファイルと iOS ユーザー登録管理モードを使用して、BYOD 環境をサポートし、業務データの安全性と個人情報の機密性を確保します。企業のメールとアプリをデバイスに展開し、ユーザーの個人データと分けているので安心して、セキュリティを損なわれることなく生産性を高めることができます。
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Symantec Endpoint Security Enterprise(SESE)は、Symantec Endpoint Protection(SEP)で提供しているマルウェア対策機能や高度な機械学習といったエンドポイントの保護機能にモバイル脅威対策機能が追加された製品です。 システム環境はオンプレ、クラウド、ハイブリッド(オンプレとクラウドの)の3パターンから選択することができ、環境に合わせた運用が可能です。
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楽天モバイルあんしん管理とは、楽天モバイル株式会社が提供しているMDMツール製品。レビュー件数は0件のため、現在レビューを募集中です。
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MDMツールの基礎知識
MDM(Mobile Device Management)とは、モバイルデバイス管理ツールのことで、企業や組織におけるスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を一括管理するシステムのことです。端末のセキュリティ対策やアプリの配信、機能制限などを遠隔から実施できるため、業務効率の改善と情報漏えいの防止に大きく貢献します。
多様な端末を一元管理できるため、全社規模で運用ルールを徹底しやすいというのも魅力です。端末の紛失時や盗難時にも迅速に対処できるうえ、運用管理者にとっては、ログの収集や監査レポートの作成がスムーズになるというメリットがあります。
- MDMツールのタイプ別おすすめ製品10選
- 利用状況の把握と制限に向いたタイプ
- 盗難や紛失の対策に向いたタイプ
- 複数OSの一元管理に向いたタイプ
- MDMツールの人気おすすめ製品比較
- MDMツールの機能一覧
- 設定情報と資産を管理する機能
- 運用管理業務を支援する機能
- セキュリティ対策を強化する機能
- MDMとMAM・MCM・EMMの違い
- MDMとMAMの違い
- MDMとMCMの違い
- MDMとEMMの違い
- MDMツールの導入メリット
- デバイスを一元管理できる
- 運用のコストを削減できる
- リモートワークに対応できる
- セキュリティ対策を強化できる
- コンプライアンスを強化できる
- MDMツールの導入デメリット
- 導入や運用には相応のコストが発生する
- デバイス管理が複雑になるリスクがある
- ユーザープライバシーの懸念が発生する
- デバイスの性能を低下させる恐れがある
- 過剰な制限を課してしまう可能性がある
- MDMツールの価格・料金・費用相場
- 導入費用の価格相場
- 月額料金の価格相場
- 無料で使えるMDMツール
- MDMツールの選び方と比較のポイント
- ①:OSの種類で選ぶ
- ②:必要な機能で選ぶ
- ③:導入の形態で選ぶ
- ④:使い勝手や操作性で選ぶ
- ⑤:価格や料金プランで選ぶ
- ⑥:サポート体制の品質で選ぶ
- MDMツールの市場規模・シェア
- MDMツールの国内シェア
- MDMツールの海外シェア
- MDMツールの最新トレンド2025
- AIを活用した自動化の進展
- ウェアラブルデバイスの対応
- ゼロトラストモデルとの統合
- MDM・EMMツールと関連のあるソフトウェア
- 【規模別】MDMツールの人気おすすめランキング
- MDMツールの高評価ランキング
- 中小企業で人気のMDMツールランキング
- 中堅企業で人気のMDMツールランキング
- 大企業で人気のMDMツールランキング
MDMツールのタイプ別おすすめ製品10選
利用状況の把握と制限に向いたタイプ
利用状況の把握と制限に向いたタイプのMDMツールは、従業員のデバイス利用状況を詳細に把握し、不適切な利用を制限することで、情報漏洩リスクを低減するために役立ちます。例えば、業務時間外の私用アプリの利用を制限したり、特定のWebサイトへのアクセスを禁止したりすることが可能です。これにより、企業はセキュリティポリシーを遵守させ、従業員の生産性を向上させることが可能になります。
利用状況の把握と制限に向いたMDMツールおすすめ4選
- CLOMO MDM
- LANSCOPE エンドポイントマネージャー クラウド版
- たよれーる デバイスマネジメントサービス
- ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント
盗難や紛失の対策に向いたタイプ
盗難や紛失対策に向いたタイプのMDMツールは、デバイスの盗難や紛失が発生した場合に、リモートロックやデータ消去などの機能を提供し、情報漏洩を最小限に抑えるために役立ちます。例えば、紛失したスマートフォンを遠隔操作でロックしたり、デバイス内の機密情報を消去したりすることができます。これにより、企業は万が一の事態が発生した場合でも、情報資産を保護することが可能になります。
盗難や紛失の対策に向いたMDMツールおすすめ3選
- Meraki System Manager
- Workspace ONE
- Jamf Pro
複数OSの一元管理に向いたタイプ
複数OSの一元管理に向いたタイプのMDMツールは、Windows、macOS、iOS、Androidなど、異なるOSを搭載したデバイスを一つの管理コンソールで一元的に管理するために役立ちます。例えば、企業内で複数のOSが混在している場合でも、各デバイスの設定やセキュリティポリシーを一括で適用することができます。これにより、IT管理者の負担を軽減し、セキュリティ対策の均質化を図ることが可能です。
複数OSの一元管理に向いたMDMツールおすすめ3選
- SKYSEA Client View
- BizMobile Go!
- mobiconnect
MDMツールの人気おすすめ製品比較
製品名 | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|
BizMobile Go! | 4.2/5点 | 41件 | 100円~ / 月額 |
LANSCOPE エンドポイントマネージャー | 4.1/5点 | 136件 | 300円~ / 月額 |
mobiconnect | 4.0/5点 | 34件 | 1,980円~ / 月額 |
ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント | 3.7/5点 | 59件 | 100円~ / 月額 |
※Leader製品のうち、2024年9月24日時点における満足度の高い順番で表示しています。
各おすすめ製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
MDMツールの機能一覧
設定情報と資産を管理する機能
機能 |
解説 |
---|---|
モバイルデバイス情報 | OS(Android、iOS、Windowsなど)とOSバージョン、機種・モデル名(iPhone、iPadなど)、プロセッサ名などさまざまなデバイス固有の情報を取得する |
アプリ一覧 | デバイスにインストールされているアプリとバージョンを一覧表示する |
位置情報 | GPS機能や携帯電話の電波による測位機能を利用し、デバイスの位置情報(緯度・経度)を取得する。地図上に位置を表示するものもある |
キッティング/アプリ配信 | 複数のデバイスに対し、同じシステム設定、同じアプリの配布などのキッティング作業を一斉に実施する |
アラート | 携帯電話の電波やWi-Fiが届かない場所にあり、MDM・EMMツールで管理できないデバイスを検知して通知する |
パスワード | パスワードの長さや文字種(英大文字小文字、数字、記号)などパスワードの設定ルールを適用する |
ネットワーク設定 | Wi-Fi接続設定、VPN設定、メール設定、ブックマーク設定、プロキシ設定などを適用する |
ローミング制御 | 音声通話ローミング、データ通信ローミングなどを設定する |
MAM(モバイルアプリケーション管理) | 業務に必要なアプリケーションに対して、アクセス制限やデータ保護の設定などを行う |
MCM(モバイルコンテンツ管理) | 業務に必要なデータに対して、アクセス制限や閲覧・編集制御などを行う |
運用管理業務を支援する機能
機能 |
解説 |
---|---|
レポート | 管理するモバイルデバイスに関するさまざまな情報(起動中のデバイス数、制御内容)などをレポートに表示する |
ログ管理 | MDM・EMMが制御したジョブや成功/失敗などのログ情報を表示する |
ポリシー・階層管理 | 組織の拠点、部署などの単位でグループを作成し、階層的に管理する。それぞれのグループごとに詳細なポリシーを個別設定し、自動的に適用できる |
権限設定 | モバイルデバイスを分担して管理するために、MDM・EMMの管理者権限を移譲・付与する |
セキュリティ対策を強化する機能
機能 |
解説 |
---|---|
ハードウェア機能制限 | カメラ、Wi-Fi、Bluetooth、microSDなどデバイスのハードウェア機能を制限する |
アプリ制限 | 新規アプリのインストール、アプリストアの利用、プリインストールアプリの利用を制限する |
Wi-Fi SSID制限 | Wi-Fi接続先を制御し、セキュリティ上の問題があるフリーWi-Fiなどへのアクセスを禁止する |
アプリ利用検知 | 必要なアプリがインストールされていない、または違反アプリのインストール・実行などの状態を検知し、アラートで通知する |
ポリシー違反検知 | デバイスの設定状況を監視し、違反する設定や利用を検知してアラートで通知する |
リモートロック | 遠隔操作でデバイスを利用できない状態にする |
リモートワイプ | 遠隔操作でデバイスを初期化(工場出荷状態にリセット)する |
ファイル操作 | 遠隔操作でデバイスのローカルストレージにあるフォルダ/ファイルを削除する |
アップデート | OSやアプリの最新バージョンが公開された際に、自動的にアップデートを適用する |
MDMとMAM・MCM・EMMの違い
MDMとMAMの違い
MAM(Mobile Application Management)とは、企業がアプリケーション単位でセキュリティや配布管理を行う仕組みのことです。
MDMが端末全体を制御するのに対して、MAMはアプリレベルの利用制限やアクセス制御を重視します。BYOD環境や個人所有の端末を利用する際も、業務関連アプリのみを管理できるため利便性が高まります。端末を一括ロックせずに運用でき、プライベートの利用との線引きを明確にしやすい点が特長です。
また、業務データと個人データを別々に分離できるため、セキュリティとユーザーエクスペリエンスの両立が可能となります。アプリのアップデートや削除も管理対象に含まれ、ポリシー違反を未然に防ぐ効果が期待できます。万が一のデータ漏えいにも迅速に対応しやすい点が利点です。
MDMとMCMの違い
MCM(Mobile Content Management)とは、企業内部のファイルや動画などのコンテンツを安全に配信する仕組みのことです。
MDMが端末全体を一括制御するのに対して、MCMは機密情報を暗号化して配布し、外部漏えいリスクを抑えることを目的とします。アクセス権限を細かく設定できるため、閲覧を許可するユーザーや部署を制限しやすい点がメリットです。
端末にデータを残さずにクラウド上でのみ資料を閲覧させる運用も可能となり、紛失や盗難時のリスク低減につながります。営業資料や機密文書など、保護が求められる情報を取り扱うケースで特に活躍が期待できます。コンテンツの取り扱いを徹底できるため、情報管理にも有用です。
MDMとEMMの違い
EMM(Enterprise Mobility Management)とは、MDMやMAM、MCMなど複数の領域を統合したモバイル管理の総合概念です。
端末だけでなくアプリやコンテンツ、ネットワークを含めた一元管理を実現し、運用効率とセキュリティを同時に高められます。多様なデバイスを扱う場合に導入が進みやすく、部署間でのポリシー統一も容易になる点が特徴です。
導入コストは非常に高めですが、BYODをはじめとした柔軟な働き方を支える基盤の重要度が増しています。全方位的にモバイル環境を管理できるため、情報漏えいや不正アクセスを防ぎやすくなる利点もあります。導入時は企業規模と運用ニーズの見極めが肝要です。
MDMツールの導入メリット
デバイスを一元管理できる
MDMツールのメリットの1つ目は「デバイスを一元管理できる」というものが挙げられます。
各端末のOSバージョンやインストールされているアプリを統合的に把握し、必要に応じたアップデートやパッチの適用をスムーズに行うことができるようになります。複数の拠点や在宅勤務の端末も含めて同水準の管理が可能となり、セキュリティリスクの低減と業務効率化を両立します。
運用のコストを削減できる
MDMツールのメリットの2つ目は「運用のコストを削減できる」というものが挙げられます。
端末管理が統合されることで重複作業を省き、人的リソースを効率的に活用できます。設定やアプリ配布、障害対応などを集中管理できるため、外部委託費用が低減する可能性があります。複数のツールを併用しないことでライセンス費用の重複も防げるため、結果として全体的な運用負担が軽減します。
リモートワークに対応できる
MDMツールのメリットの3つ目は「リモートワークに対応できる」というものが挙げられます。
管理者が遠隔地の端末へポリシー設定やアプリ配信を行うため、出社を前提としない運用が可能となります。在宅勤務や出張先でも会社と同等のセキュリティレベルを保ちつつ業務を進められるうえ、端末の紛失や盗難時には、リモートロックやデータ消去で情報漏えいのリスク抑制できます。
セキュリティ対策を強化できる
MDMツールのメリットの4つ目は「セキュリティ対策を強化できる」というものが挙げられます。
OSやアプリケーションのバージョン管理やパスワードポリシーの適用を一元的に行うため、脆弱性の放置を防ぎやすくなります。端末の紛失時にも遠隔操作でロックやデータ消去を実施でき、被害を最小限に抑制できます。MDMで取得したログを分析し、不正アクセスを早期に検知することも可能です。
コンプライアンスを強化できる
MDMツールのメリットの5つ目は「コンプライアンスを強化できる」というものが挙げられます。
個人情報保護法や業種別の法令に沿った管理が行われるよう、端末ごとのアクセス権限やデータ持ち出し制限を一元的に適用できます。社内規定を統一し、端末利用履歴を監査ログとして保存するため、万一のトラブル発生時にも原因を追跡しやすいのも、大きなメリットのひとつです。
MDMツールの導入デメリット
導入や運用には相応のコストが発生する
MDMツールのデメリットの1つ目は「導入や運用には相応のコストが発生する」というものが挙げられます。
システムのライセンス費用や端末追加に伴う更新費など、導入規模に応じて負担が増加する点が課題です。コストを抑えるにはクラウド型MDMや必要機能を厳選したプランの利用が効果的といえます。外部委託で運用リソースを補う方法もあり、スモールスタートで導入範囲を段階的に拡大する戦略が有効です。コスト対効果を検証しつつ長期的な運用プランを策定し、予算配分とサービス選定を慎重に行うことが重要となります。
デバイス管理が複雑になるリスクがある
MDMツールのデメリットの2つ目は「デバイス管理が複雑になるリスクがある」というものが挙げられます。
多種多様なOSや機種を一元管理するため、ポリシー設定やアップデートスケジュールの調整が煩雑になるケースが生じやすいです。複数のデバイスグループに対して適切にルールを割り当てる仕組みを整備し、管理画面の操作性に優れたツールを選ぶことが有効策となります。導入前には運用フローを明確化し、責任分担をはっきりさせることで複雑化を防ぎやすくなります。担当者向けのトレーニングやマニュアル整備も欠かせません。
ユーザープライバシーの懸念が発生する
MDMツールのデメリットの3つ目は「ユーザープライバシーの懸念が発生する」というものが挙げられます。
端末の位置情報やアプリの利用履歴を取得する仕組みは管理者に大きな監視権限を与えるため、不必要なデータ収集につながるリスクがあります。プライバシー保護の観点から取得範囲を最小限に抑え、業務に必要な情報のみを収集する方針を定めることが望ましいです。利用者に対して収集目的や管理ポリシーを周知する取り組みが重要であり、コンプライアンスを遵守した運用ガイドラインの策定で信頼を確保できます。
デバイスの性能を低下させる恐れがある
MDMツールのデメリットの4つ目は「デバイスの性能を低下させる恐れがある」というものが挙げられます。
常時動作するエージェントやセキュリティスキャンなどが端末のリソースを占有し、動作速度に影響を及ぼすケースが見られます。システム要件に合ったツールを選び、不要な機能をオフにするなど設定を最適化することで負荷を軽減できます。エージェントの更新時期やポリシー適用のタイミングを工夫し、業務上のストレスを抑えることも大切です。定期的なパフォーマンス検証を行うことで端末の快適性を確保しつつセキュリティ対策を維持できます。
過剰な制限を課してしまう可能性がある
MDMツールのデメリットの5つ目は「過剰な制限を課してしまう可能性がある」というものが挙げられます。
セキュリティ重視のあまり、業務に必要なアプリや機能まで使用を制限してしまい、現場の作業効率を損なう事例があります。ポリシー設定を運用実態に合わせて調整し、許可リストや例外措置を柔軟に定めることが解決策となります。導入後の運用レビューを定期的に実施し、過剰制限がないか検証するプロセスを整えることが重要です。セキュリティ確保と業務効率のバランスを探り、最適な制御レベルを維持することが求められます。
MDMツールの価格・料金・費用相場
導入費用の価格相場
導入費用の相場としては、規模や端末数に応じて価格帯は変動しますが、システム構築費用やライセンス費用など、数十万円から数百万円が一般的です。
管理対象となるOSやセキュリティ要件が多岐にわたるほど追加費用がかかる場合があります。運用サポートやカスタマイズを依頼すると料金が上乗せされる傾向があるため、導入に必要な機能を洗い出して複数社から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
月額料金の価格相場
月額料金の相場としては、1デバイスあたり数百円から数千円の料金設定が多く、利用するユーザー数が増えるほど費用総額も上昇するのが一般的です。
OSごとに別のライセンス契約が必要になる場合は費用が高額になる可能性があります。サポート体制が充実しているプランを選べば問い合わせ対応やアップデート時のトラブルシューティングがスムーズになり、結果的にコストパフォーマンスが向上することもあります。
無料で使えるMDMツール
一部のMDMツールには、無料プランを提供するサービスも存在します。小規模事業や導入テストを行う段階では有用ですが、デバイス数に制限があったり、サポート対応が限られたりするケースが多いです。
ただし、高度なセキュリティ設定や詳細なレポーティング機能が含まれない場合が多いため、要件を厳しく求める企業では不足を感じる可能性があります。まず無料プランで実運用に近い環境を試し、機能や使い勝手を把握してから有償版への移行を検討する方法も有効です。長期的にはカスタマーサポートや拡張機能の充実度も考慮しながら最適なプランを選ぶことが望ましいです。
MDMツールの選び方と比較のポイント
①:OSの種類で選ぶ
MDMツールの選び方の1つ目としては「OSの種類で選ぶ」というものが挙げられます。
iOSやAndroid、Windowsなど異なるOSが混在する環境では、それぞれに適した管理機能が必要です。OSごとにセキュリティポリシーやアプリ配布方式が異なるため、主要な端末をサポートするツールを選ぶと運用が円滑になります。複数OSに対応しているMDMなら、管理画面を統一できるほか、アップデートやリモート操作も一括で実施しやすいため、将来的に増加が見込まれるOSへの対応余地を確保しておくことが重要です。
②:必要な機能で選ぶ
MDMツールの選び方の2つ目としては「必要な機能で選ぶ」というものが挙げられます。
端末ロックやリモートワイプだけでなく、アプリ配信管理や位置情報追跡など幅広い機能が存在します。企業規模や業務内容によって必須となる機能が異なるため、要件定義を丁寧に行い、不要機能を省くと導入コストを抑えやすいです。追加モジュールを後から導入できるサービスを選べば、業務拡大や運用方針の変化にも柔軟に対応できます。事前に利用シーンを想定し、機能過多にならないように注意が必要です。
③:導入の形態で選ぶ
MDMツールの選び方の3つ目としては「導入の形態で選ぶ」というものが挙げられます。
オンプレミスの場合は自社サーバーで運用するためセキュリティ面で安心感があるものの、構築費用やメンテナンスコストが高くなる傾向があります。一方、クラウド型は初期費用が低めでスピーディーに導入でき、アップデートや障害対応をベンダーが行うため運用負担が軽減しやすいです。社内規定や取扱うデータの機密度を踏まえながら、希望する導入形態を見極めるとスムーズに運用が進められます。
④:使い勝手や操作性で選ぶ
MDMツールの選び方の4つ目としては「使い勝手や操作性で選ぶ」というものが挙げられます。
管理画面のインターフェースがわかりやすく、設定や端末のステータス確認を直感的に行えるツールは運用担当者の負担を軽減します。操作性が悪いとポリシー適用やアプリ配信の手順が煩雑になり、導入効果が得られにくいです。デモ版やトライアル期間を活用して機能と操作感を実際に確かめ、現場の運用フローになじむかどうかを確認すると失敗リスクを抑制できます。定期的なバージョンアップの有無もチェックしましょう。
⑤:価格や料金プランで選ぶ
MDMツールの選び方の5つ目としては「価格や料金プランで選ぶ」というものが挙げられます。
導入時の初期費用やデバイス数に応じた月額課金、サポートの有無など費用体系はサービスによって大きく異なります。見積もり段階でライセンス費やサーバー使用料、追加機能の料金などを細かく確認し、総コストを把握しておくことが重要です。ボリュームディスカウントが適用されるプランも存在するため、大規模導入を検討する際には複数のベンダーを比較して最適な価格帯を見極める必要があります。
⑥:サポート体制の品質で選ぶ
MDMツールの選び方の6つ目としては「サポート体制の品質で選ぶ」というものが挙げられます。
障害発生時や設定変更時の問い合わせに迅速かつ的確に対応してもらえるかは、円滑な運用に直結します。サポート窓口の対応時間や問い合わせチャネル、ドキュメントやFAQの充実度などを事前に確認し、想定外のトラブルが起きても早期解決できる環境を整備することが大切です。運用ノウハウの提供や導入支援を行うベンダーを選択すれば、社内担当者の負担を軽減しながら安定したセキュリティレベルを維持できます。
MDMツールの市場規模・シェア
MDMツールの国内シェア
国内市場におけるMDMのシェアは、年々拡大しており、リモートワークの普及にともない、多くの企業がモバイルデバイス管理の重要性を認識し、導入を進めています。
主要な製品としては、IBM MaaS360、Microsoft Intune、ソフトバンクの「どこでもコネクト」などが挙げられます。これらのツールは、日本のビジネス環境に適した機能とサポートを提供し、高いシェアを占めています。
MDMツールの海外シェア
海外市場におけるMDM・EMMツールのシェアも大きく拡大しており、特に北米や欧州では、セキュリティ強化とリモートワーク対応のために、多くの企業が積極的に導入しています。
主要な製品としては、VMware Workspace ONE、MobileIron、BlackBerry UEMなどがあり、これらのツールは高度なセキュリティ機能と柔軟な管理オプションを提供しています。市場規模は数十億ドルに達しており、今後も成長が期待されています。
MDMツールの最新トレンド2025
AIを活用した自動化の進展
最新のMDMツールではAI技術を組み込み、端末の監視やポリシー適用を自動化する動きが活発化しています。異常な挙動を機械学習で検知し、迅速に対策を講じる機能が注目されるようになりました。手動設定の手間を大幅に削減し、導入企業の運用負荷を軽減できる点が大きな利点です。リアルタイム分析によって発見したリスク情報をもとに運用ポリシーを柔軟に更新し、セキュリティ精度を高める事例も増加しています。この仕組みにより大規模環境でも細かな管理が可能となり、端末ごとの対応漏れを防ぎやすくなります。
ウェアラブルデバイスの対応
近年はIoT機器やウェアラブル端末が急増しており、MDMツールの管理対象が拡張される傾向にあります。スマートウォッチやデジタルサイネージなど、従来のスマートフォンとは異なる端末を含め、多様な利用シーンでセキュリティ確保が必須となりました。非接触型センサーやヘルスケア関連の装着型デバイスなど、高い機密性を要するデータを扱うケースも増えています。こうした多様な端末を一括管理できるMDMツールでは、ファームウェア更新や遠隔ロック機能の強化が進み、セキュリティポリシーの柔軟な適用が実現しやすくなっています。運用設計時にはデバイス特性や通信環境を考慮し、監視方法や権限設定を最適化する取り組みが必要です。
ゼロトラストモデルとの統合
企業ネットワークに対する攻撃手法が高度化する中、ゼロトラストモデルがさらに注目されています。MDMツールにおいても認証やアクセス管理が強化され、端末ごとに厳格なセキュリティルールを適用する仕組みが導入されるケースが増加傾向です。信頼できるデバイスやユーザであっても常に検証を行うことで、不正アクセスを最小限に抑えやすくなります。クラウドリソースとオンプレミス環境をシームレスにつなぐ統合管理により、ハイブリッドワークでもデータ保護を徹底しやすくなる点が特徴です。ゼロトラストの概念をMDM運用全体に反映することで、境界防御にとどまらない対策が可能となり、ログ解析による脅威の早期発見を行う例も見受けられます。
MDM・EMMツールと関連のあるソフトウェア
下記のソフトウェアは、MDM・EMMツールと連携して、企業データのセキュリティを確保し、リモートワークやデバイスの柔軟な使用を可能にする上で重要な役割を果たします。
コラボレーションツール
*ビジネスチャット
*オンラインホワイトボード
*グループウェア
MDM・EMMツールを使用して、これらのツールを、デバイス上でのアクセスを管理し、セキュリティを保つことが重要です。
オンライン会議
*Web会議システム
*テレビ会議システム
これらはリモートワークにおいて、重要な役割を果たしますが、MDM・EMMツールによる安全な接続管理が必要です。
プロジェクト管理ツール
*タスク管理
*ワークフローシステム
これらはプロジェクトの進行を管理するためのツールです。MDM・EMMツールによるデバイス管理によってプロジェクトデータのセキュリティを保証することが可能です。
ID管理システム
*ID管理システム
ユーザーのアクセス管理とセキュリティを担保し、MDM・EMMツールと連携することで、端末の安全な使用を保証します。
ERPパッケージ
*ERPパッケージ
ERPパッケージも、企業データの安全な管理のためにMDM・EMMツールと連携することが重要です。
CRMツール
*CRMツール
*SFAツール(営業支援システム)
顧客データの保護とアクセス管理にMDM・EMMツールが役立ちます。
RDB(リレーショナルデータベース)
*RDB(リレーショナルデータベース)
*データベース管理システム
企業データの保護にMDM・EMMツールが使用され、アクセス管理を強化します。
【規模別】MDMツールの人気おすすめランキング
MDMツールの高評価ランキング
製品名 | スコア | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|---|
BizMobile Go! | 4.3 | 4.2/5点 | 41件 | 100円~ / 月額 |
AssetView | 4.2 | 4.1/5点 | 5件 | 要お見積り |
LANSCOPE エンドポイントマネージャー | 4.1 | 4.1/5点 | 136件 | 300円~ / 月額 |
Jamf Pro | 4.1 | 4.1/5点 | 15件 | 要お見積り |
※上記のランキング表は、2024年9月24日時点の「MDMツールの高評価ランキング」から引用しており、ITreviewの保有するユーザーレビューデータに基づいて選出されています。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
中小企業で人気のMDMツールランキング
製品名 | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|
BizMobile Go! | 4.3/5点 | 21件 | 100円~ / 月額 |
ISM CloudOne | 4.2/5点 | 5件 | 50円~ / 月額 |
Meraki System Manager | 4.1/5点 | 11件 | 要お見積り |
LANSCOPE エンドポイントマネージャー | 4.0/5点 | 45件 | 300円~ / 月額 |
※上記のランキング表は、2024年9月24日時点の「中小企業で人気のMDMツールランキング」から引用しており、ITreviewの保有するユーザーレビューデータに基づいて選出されています。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
中堅企業で人気のMDMツールランキング
製品名 | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|
Meraki System Manager | 4.6/5点 | 5件 | 要お見積り |
Jamf Pro | 4.4/5点 | 6件 | 要お見積り |
SKYSEA Client View | 4.2/5点 | 5件 | 1,138,000円~ / 月額 |
LANSCOPE エンドポイントマネージャー | 4.0/5点 | 68件 | 300円~ / 月額 |
※上記のランキング表は、2024年9月24日時点の「中堅企業で人気のMDMツールランキング」から引用しており、ITreviewの保有するユーザーレビューデータに基づいて選出されています。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
大企業で人気のMDMツールランキング
製品名 | 満足度 | レビュー数 | 価格 |
---|---|---|---|
BizMobile Go! | 4.6/5点 | 8件 | 100円~ / 月額 |
LANSCOPE エンドポイントマネージャー | 4.1/5点 | 23件 | 300円~ / 月額 |
mobiconnect | 3.9/5点 | 6件 | 1,980円~ / 月額 |
ビジネス・コンシェル デバイスマネジメント | 3.8/5点 | 9件 | 100円~ / 月額 |
※上記のランキング表は、2024年9月24日時点の「大企業で人気のMDMツールランキング」から引用しており、ITreviewの保有するユーザーレビューデータに基づいて選出されています。
各製品の機能の有無や操作性、サポート品質や料金プランなど、さらに詳しい比較表は、こちらの「製品比較ページ」から確認することができます。
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