良いポイント
弊社は1,000人規模の企業ですが、利用開始時の初期設定から運用開始まで、手順や作業でわかりづらい部分は少なく、主管部門側の作業としてはスムーズに導入できました。
会社アドレスの付与や社内イントラの閲覧アカウントがないパートタイマーが全従業員の65%を占めておりますが、個人メールアドレス、スマートフォン用アプリ、LINE連携のいずれかの登録を手順書とともに配付したところ、問い合わせもほとんど発生せずに連絡先登録を実施いただくことができました。
案内後の問い合わせ件数が少ないというのは、導入側としてはとても助かりました。
改善してほしいポイント
従業員向けの手順書等は提供されているものの、(当然ですが)最大公約数的な内容のため、自社で使用するには若干の手直しを行う必要がありました。
ですが提供されている手順書は全てPDFなため、一部のみ修正したくても元の手順書を活かすことができないこと、また、LINE連携の手順はそもそもWeb上でしか準備されておらず、結局自社でスクショなどを撮りためたうえで再作成しなければなりませんでしたので、手順書関連についてはパワーポイント版の提供があると助かります。
組織の階層を設定できますが、上位組織の管理者から下位組織の従業員が通知先登録を済ませたかどうかの状況把握ができないとの声がありました。
システム管理者側で、上位組織の管理者に対して下位組織の閲覧権を付与することで解決しましたが、下位組織の閲覧権のない上位組織責任者というのはあまりないのではないと思いますので、下位組織の閲覧権もデフォルトで付与されるとよいと思います。
SmartHRとの連携は設定していますが、SmartHRで登録していない受入出向者や派遣社員の連携ができないため、使用していません。勤怠システムと連携できるとよいと思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
全従業員において、「非常時に通知を受信することができる」安否確認通知先を登録することができました。
従来の安否確認システムでは諸事情によりパートタイマーが対象外となっていたこと、また正社員等の会社メールアドレスが付与されている従業員についても、デフォルトでそのアドレスが登録されていることで、他の通知手段の登録が進まず、就業時間外の非常時に連絡が受け取れないといったケースも散見されており、安否確認という観点からは不十分であった点が解消されました。
また昨今、メールがプライベートの連絡ツールとしてはメジャーではなくっており、リアルタイムで確認する方も少なくなっている中、LINE連携やアプリ登録によって通知に気づきやすくなったことも実効性としては大きな改善点となりました。
検討者へお勧めするポイント
金額的にもそれほど高額ではないので導入しやすいと思います。
副産物として、当社のパートタイマーのように会社メールアドレスの付与がない従業員に対しても、管理者からの任意の通知を送信することができたり、アンケートを実施できたり、緊急時のみならず活用できるところもよいと思います。