良いポイント
タイトルのとおり、ITboardの利用開始時すぐに設定する「ユーザーマスター機能」がよくできています。
社内で従業員が利用するSaaSが増えてくると、必ず発生するのが「各SaaSのアカウントの棚卸」かと思います。
従業員数にもよると思いますが、SaaS利用料の締月を考慮すると月に1回はアカウントの棚卸を行い
1. 各SaaSを皆が利用しているか(アカウント数の増減やログイン履歴から利用率の確認、コストの確認)
2. 入社/退職した従業員に対するアカウントの状態が一致しているか(退職者アカウントがありコスト/セキュリティ面で問題がないかの確認)
3. 会社が無許可のSaaSを利用していないか(いわゆる"シャドーIT"の確認)
を行い、従業員数と利用SaaS数が増えると確認すべきことが増え、人力×Excel管理だといずれ限界がきます。
ITboardは"ユーザーマスター機能"つまり、全従業員が利用するSaaSのアカウント情報をもとに社員台帳をITboard上に設け「誰がどのSaaSをどうに使っているか」を把握し、利用SaaSのアカウント管理・コスト管理・セキュリティ管理の手助けを行ってくれるサービスです。
改善してほしいポイント
コンセプトや多過ぎず少な過ぎず(どちらかというと自分には余計な機能もありますが。。。)な機能が良いのですが、、、
やはりSaaS管理という業務利用するサービスですので、操作時の「速度面で遅い、重い」のはいただけません。
いくつか導入する際に他のSaaS管理サービスも試したのですが、他のレビューにもあるとおり、ITboardは費用面で安いです。今後、会社で導入するSaaSも従業員も減るより増えるほうが自然な考えです。
ですので、SaaS管理という日々の業務も減ることはなく、使いづけていくサービスだと感じるので、ITboard操作時の速度面を改善してほしいポイントです。
プラン分けと費用設定にサーバースペックを紐づけてもいいのかな?と思いました。
レンタルサーバーの「共用サーバー」と「専用サーバー」のように
- 月額費用の安いプランだと「共用サーバー」で「安いけど重い、セキュリティ面も不安」
- 月額費用の高いプランだと「専用サーバー」で「高いけど速い、セキュリティ面も安心」
というように、利用者側のニーズを細分化して、費用とその費用に見合ったサーバーにすれば、ITboardの速度面の改善に繋がると思います。
どのような課題解決に貢献しましたか?どのようなメリットが得られましたか?
「ITboardの 良いポイント」では”書けなかった”のですが、、、
導入に際して他のSaaS管理サービスも試したのですが、「ユーザーマスター機能があってもユーザーマスターに設定できるSaaSに制限がある」ことがありました。
ユーザーマスター=社員台帳=社員の全員が利用するSaaSということで、グループウェア系3つ、IDaaS系3つ、HR系6つといった具合に一部のSaaSしかユーザーマスタに設定できない制限がありました。
ITboardはユーザーマスターとして設定できるSaaSが多いです。
弊社は、他のSaaS管理サービスでユーザーマスタに設定できないSaaSをグループウェアに使っていたため(某日本ベンダーの有名なアレです)、ITboardに強く惹かれ、導入になりました。
ユーザーマスターを設定して、退職者アカウントの通知機能に助けてもらったり、
検知されたシャドーITは、企業としてNGか可視化された従業員のSaaS利用ニーズなのかを、導入支援と導入後も同じ方が担当してくれ手取り足取りサポートしてくださり助言してくださる点もとても助かっています。
検討者へお勧めするポイント
他社ですと、導入検討段階と導入後が担当者さんが変わります。
いわゆる、導入前のマーケ/営業部隊と導入後のサポート/オンボーディング部隊が分かれているためかと思われます。
これはベンダーさんの事情なので仕方ないと思いますが、、、。
ITboardについては、導入検討時・導入決定・導入後、同じ方が担当してくださります。
ですので、いろいろとお話し、アドバイスがスムーズです。
日々のSaaS管理業務の伴奏者として常に信頼できるITboardの方がいらっしゃる点も、ITboardのお勧めポイントだと思います。(もちろんベンダーさんのご事情で体制変更などあるかもしれませんが。)