「The Best Software in Japan 」の記事一覧 | ITreview Labo https://www.itreview.jp/labo/archives/tag/the-best-software-in-japan ビジネスの課題と向き合うSaasメディア Fri, 04 Sep 2026 09:28:47 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.5.10 【The Best Software by Category】業務に欠かせない定番カテゴリー10選から見る、SaaS選びの最新基準とは? https://www.itreview.jp/labo/archives/26133 https://www.itreview.jp/labo/archives/26133#respond Fri, 04 Sep 2026 07:30:17 +0000 https://www.itreview.jp/labo/?p=26133 本記事では、数あるカテゴリーの中から、業種を問わず導入ニーズの高い定番カテゴリー10個に絞り、それぞれで最も評価の高かった製品と、その評価要因を解説していきます。

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企業のSaaS選定では、「まず何から導入すべきか」で悩む担当者も少なくありません。ビジネスチャットやオンラインストレージ、会計ソフトのように、業種や規模を問わず多くの企業が導入しているカテゴリーであっても、実際に候補製品を比較し始めると、機能や価格帯の違いが多く、選定に時間がかかってしまうケースがあります。

その中で参考にしたいのが、ITreviewの「The Best Software in Japan 2026」に併設されているカテゴリー部門「The Best Software by Category」の存在です。本部門は、ITreviewに掲載されている製品を小カテゴリーごとに分類し、それぞれのカテゴリーで最も高い評価を獲得した製品を紹介するものです。

そこで本記事では、数あるカテゴリーの中から、業種を問わず導入ニーズの高い定番カテゴリー10個に絞り、それぞれで最も評価の高かった製品と、その評価要因を解説していきます。自社にとって優先度の高いカテゴリーから、製品選定の参考にしていただければ幸いです。

「The Best Software in Japan」とは?

『The Best Software in Japan』とは、SaaSのレビュープラットフォーム「ITreview」に投稿されたユーザーレビューや製品情報をもとに、日本国内で高い評価を得たSaaS・ソフトウェア・ITサービスをランキング形式で発表する年に一度の企画です。

昨年のランキングでは、約13,000製品の中から満足度と認知度に優れたTOP100製品を選出しましたが、今年はITreviewに掲載されている製品数が約15,000製品へと拡大を続けていることもあり、より多くの候補の中からユーザー評価の高かったTOP100製品を選出する運びとなりました。

また、2026年のランキングでは、スコア算出ロジックとして「AI活用による業務実行度」や「比較ページのトラフィック数」といった指標が相対的に強化されており、昨年までの採点基準と比較して、より実利用に即した評価ロジックの調整が行われています。

項目 内容
対象期間 2025年4月~2026年3月
評価対象 ITreviewに掲載されているSaaS・ソフトウェア・ITサービス
選出製品数 TOP100製品
主な評価軸 満足度 / 認知度 / レビュー数 / 機能性 / 使いやすさ / サポート品質など
併設部門 The Best Software Rookie of the Year (新興製品部門) / The Best Software by Category (カテゴリー部門) / The Best Software for AI-Powered Features (生成AI部門)

「The Best Software by Category」とは?

カテゴリー部門の「The Best Software by Category」は、ITreviewが設定する数百のカテゴリーごとに、レビュー数や満足度、認知度をもとに最も評価の高い製品を選出する部門です。全社共通で使う情報共有系のツールから、経理・人事などバックオフィス業務に特化したツールまで、幅広いカテゴリーが対象となっています。

カテゴリー数が非常に多いため、本記事ではその中から、業種や企業規模を問わず導入検討の機会が多いと考えられる定番カテゴリーを10個選び、それぞれ最も評価の高かった製品を1つずつ紹介します。

項目 内容
対象期間 2025年4月~2026年3月
評価対象 ITreviewに掲載されている製品を、小カテゴリー単位で分類したもの
選出製品数 カテゴリーごとに1製品
主な評価軸 満足度 / 認知度 / レビュー数 / 機能性 / 使いやすさ / サポート品質など

注目カテゴリー10選と評価製品

カテゴリー 評価製品 提供企業 レビュー数 満足度
ビジネスチャット Chatwork 株式会社kubell 384 4.0
Web会議システム Microsoft Teams 日本マイクロソフト株式会社 267 3.9
オンラインストレージ Box 株式会社Box Japan 122 4.0
オフィススイート Microsoft 365(旧Office 365) 日本マイクロソフト株式会社 78 4.1
会計ソフト 弥生会計 弥生株式会社 183 4.1
勤怠管理システム KING OF TIME(キングオブタイム) 株式会社ヒューマンテクノロジーズ 70 4.0
経費精算システム 楽楽精算 株式会社ラクス 48 3.9
電子契約サービス クラウドサイン 弁護士ドットコム株式会社 37 4.0
名刺管理ソフト SKYPCE Sky株式会社 175 4.3
グループウェア desknet’s NEO 株式会社ネオジャパン 175 3.9

ビジネスチャット部門:Chatwork

ビジネスチャットカテゴリーで最も評価の高かった製品は、株式会社kubellの「Chatwork」です。レビュー数は384件、満足度は4.0でした。

チャット、タスク管理、ファイル共有、音声・ビデオ通話といった基本機能を1つの画面でシンプルに扱える点が特徴で、ITツールに不慣れな従業員が多い企業でも導入しやすいという評価が多く見られます。取引先や協力会社など、社外のメンバーとやり取りする機会が多い企業では、社内外を問わず同じ画面でコミュニケーションを完結できる点も選定のポイントになります。

【『Chatwork』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/chatwork/reviews)

Web会議システム部門:Microsoft Teams

Web会議システムカテゴリーで最も評価の高かった製品は、日本マイクロソフト株式会社の「Microsoft Teams」です。レビュー数は267件、満足度は3.9でした。

Web会議機能に加えて、チャットやファイル共有、Microsoft 365内の各種アプリとの連携までを1つのプラットフォームでカバーできる点が評価されています。すでにMicrosoft 365を導入している企業にとっては、追加のツール導入なしで会議とその後の情報共有までを一元化できる点が大きな強みです。

【『Microsoft Teams』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/microsoft-teams/reviews)

オンラインストレージ部門:Box

オンラインストレージカテゴリーで最も評価の高かった製品は、株式会社Box Japanの「Box」です。レビュー数は122件、満足度は4.0でした。

大容量のファイルを部門や取引先をまたいで安全に共有できる点、そして外部連携やアクセス権限の細かい設定が可能な点が評価されています。複数の部署や外部パートナーと日常的にファイルをやり取りする企業では、権限管理のしやすさが情報漏えいリスクの低減にもつながります。

【『Box』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/box/reviews)

オフィススイート部門:Microsoft 365(旧Office 365)

オフィススイートカテゴリーで最も評価の高かった製品は、日本マイクロソフト株式会社の「Microsoft 365(旧Office 365)」です。レビュー数は78件、満足度は4.1でした。

Word、Excel、PowerPointといった定番の業務ソフトに加え、Teamsやクラウドストレージまでを一括契約でカバーできる点が特徴です。すでに多くの企業でExcelやWordのファイル形式が業務標準になっていることもあり、取引先とのファイルのやり取りにおける互換性の高さも選定理由の1つといえます。

【『Microsoft 365(旧Office 365)』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/office-365/reviews)

会計ソフト部門:弥生会計

会計ソフトカテゴリーで最も評価の高かった製品は、弥生株式会社の「弥生会計」です。レビュー数は183件、満足度は4.1でした。

長年にわたり中小企業や個人事業主を中心に利用されてきた実績があり、会計事務所側の対応ノウハウが蓄積されている点が評価されています。日々の記帳から決算、税務申告までの一連の流れを、会計事務所とのやり取りも含めてスムーズに進めやすいという点が、根強い支持につながっていると考えられます。

【『弥生会計』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/yayoikaikei/reviews)

勤怠管理システム部門:KING OF TIME(キングオブタイム)

勤怠管理システムカテゴリーで最も評価の高かった製品は、株式会社ヒューマンテクノロジーズの「KING OF TIME(キングオブタイム)」です。レビュー数は70件、満足度は4.0でした。

PC、スマートフォン、ICカード、顔認証など打刻方法の選択肢が幅広く、フレックスタイム制や変形労働制といった複雑な勤務体系にも対応できる点が評価されています。一方で、機能が豊富な分、自社の就業ルールに合わせた初期設定には一定の工数がかかるため、導入時のサポート体制も確認しておきたいポイントです。

【『KING OF TIME(キングオブタイム)』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/kintaikanrishisutemu-king-of-time/reviews)

経費精算システム部門:楽楽精算

経費精算システムカテゴリーで最も評価の高かった製品は、株式会社ラクスの「楽楽精算」です。レビュー数は48件、満足度は3.9でした。

スマートフォンでの領収書撮影からOCRによる自動読み取り、交通費の自動計算、会計ソフトとの連携までをカバーしており、経費精算にかかる従業員側の入力の手間と、経理担当者側の確認作業の両方を効率化できる点が評価されています。申請者数が多い企業ほど、こうした自動化の効果を実感しやすいカテゴリーです。

【『楽楽精算』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/rakurakuseisan/reviews)

電子契約サービス部門:クラウドサイン

電子契約サービスカテゴリーで最も評価の高かった製品は、弁護士ドットコム株式会社の「クラウドサイン」です。レビュー数は37件、満足度は4.0でした。

弁護士監修のサービスという信頼感に加え、契約締結までの操作がシンプルで、取引先が未契約でも利用できる点が評価されています。紙の契約書における印刷、押印、郵送といった一連の作業をオンラインで完結できるため、契約締結までのリードタイム短縮を目的に導入する企業が多いカテゴリーです。

【『クラウドサイン』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/cloudsign/reviews)

名刺管理ソフト部門:SKYPCE

名刺管理ソフトカテゴリーで最も評価の高かった製品は、Sky株式会社の「SKYPCE」です。レビュー数は175件、満足度は4.3でした。

AI-OCRによる名刺のデータ化に加えて、人の目によるチェックを組み合わせることで、迅速かつ正確なデータ化を実現している点が評価されています。名刺交換で得た人脈情報を営業活動に活用したい企業にとって、データ化の精度とスピードは選定における重要な判断材料です。

【『SKYPCE』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/skypce/reviews)

グループウェア部門:desknet’s NEO

グループウェアカテゴリーで最も評価の高かった製品は、株式会社ネオジャパンの「desknet’s NEO」です。レビュー数は175件、満足度は3.9でした。

スケジュール管理、掲示板、ワークフロー、施設予約など、社内の情報共有と業務連絡に必要な機能を幅広く備えている点が評価されています。官公庁や教育機関、中小企業まで幅広い業種での導入実績があり、日本語での操作性やサポート体制を重視する企業に選ばれやすい製品です。

【『desknet’s NEO』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/desknets-neo/reviews)

まとめ

今回取り上げた10カテゴリーは、いずれも業種や企業規模を問わず、多くの企業が業務の基盤として導入しているものです。ビジネスチャットやWeb会議システムのようなコミュニケーション基盤から、会計・勤怠・経費精算・契約といったバックオフィス業務、名刺管理やグループウェアのような社内の情報共有基盤まで、それぞれのカテゴリーで評価されている製品には、既存の業務フローに無理なく組み込める点や、担当者・利用者双方の手間を減らせる点など、共通した傾向が見られます。

一方で、同じカテゴリーの中でも製品によって強みは異なり、自社の業種や勤務形態、既存システムとの連携状況によって最適な選択肢は変わってきます。カテゴリー部門のランキングは、あくまで製品選定の出発点として活用し、実際の導入検討では、無料トライアルやレビューを通じて自社の業務に合うかどうかを確認することをおすすめします。

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https://www.itreview.jp/labo/archives/26133/feed 0 AI ai 本記事では、数あるカテゴリーの中から、業種を問わず導入ニーズの高い定番カテゴリー10個に絞り、それぞれで最も評価の高かった製品と、その評価要因を解説していきます。 ]]> https://www.itreview.jp/labo/wp-content/uploads/2026/09/Codex-画像-2026年9月4日-18_13_11-300x169.png
【The Best Software for AI-Powered Features】生成AI機能で選ばれたTOP10製品から読み解く!SaaSにおけるAI活用の最新トレンドとは? https://www.itreview.jp/labo/archives/26118 https://www.itreview.jp/labo/archives/26118#respond Fri, 04 Sep 2026 07:18:42 +0000 https://www.itreview.jp/labo/?p=26118 本記事では、この「The Best Software for AI-Powered Features」をもとに、各製品のランキングや評価されているポイントの解説から、企業のAI活用における最新トレンドを考察・分析していきます。

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近年、企業のIT製品選定においては「AI機能をどう業務に組み込むか」が大きなテーマになっています。文章生成、議事録作成、画像 / 動画生成、問い合わせ対応など、生成AI機能を搭載する製品はカテゴリーを問わず拡大を続けており、比較検討の際に「AI機能の質」を評価軸に加える企業も増えてきました。

その中で注目したいのが、ITreviewの「The Best Software in Japan 2026」における生成AI部門「The Best Software for AI-Powered Features」の存在です。本部門は、ITreviewに掲載されている製品の中から、生成AI機能に関するレビューやユーザー評価をもとに、業務での活用が進んでいる製品を紹介する部門です。

そこで本記事では、この「The Best Software for AI-Powered Features」をもとに、各製品のランキングや評価されているポイントの解説から、企業のAI活用における最新トレンドを考察・分析していきます。自社の業務にAI機能をどう取り入れるべきか、製品選定の参考にしていただければ幸いです。

「The Best Software in Japan」とは?

『The Best Software in Japan』とは、SaaSのレビュープラットフォーム「ITreview」に投稿されたユーザーレビューや製品情報をもとに、日本国内で高い評価を得たSaaS・ソフトウェア・ITサービスをランキング形式で発表する年に一度の企画です。

昨年のランキングでは、約13,000製品の中から満足度と認知度に優れたTOP100製品を選出しましたが、今年はITreviewに掲載されている製品数が約15,000製品へと拡大を続けていることもあり、より多くの候補の中からユーザー評価の高かったTOP100製品を選出する運びとなりました。

また、2026年のランキングでは、スコア算出ロジックとして「AI活用による業務実行度」や「比較ページのトラフィック数」といった指標が相対的に強化されており、昨年までの採点基準と比較して、より実利用に即した評価ロジックの調整が行われています。

項目 内容
対象期間 2025年4月~2026年3月
評価対象 ITreviewに掲載されているSaaS・ソフトウェア・ITサービス
選出製品数 TOP100製品
主な評価軸 満足度 / 認知度 / レビュー数 / 機能性 / 使いやすさ / サポート品質など
併設部門 The Best Software Rookie of the Year (新興製品部門) / The Best Software by Category (カテゴリー部門) / The Best Software for AI-Powered Features (生成AI部門)

「The Best Software for AI-Powered Features」とは?

生成AI部門の「The Best Software for AI-Powered Features」は、ITreviewに掲載されている製品のうち、文章生成、議事録作成・要約、文字認識・文字起こし、画像 / 動画生成、問い合わせ自動応答、データ分析、AIエージェントによる業務実行といった生成AI機能を搭載する製品を対象に、レビュー数や満足度、認知度、比較ページへのトラフィックなどをもとにランキング化した部門です。

単体の生成AIツールだけでなく、既存の業務ソフトにAI機能が組み込まれているケースもランキングの対象となっており、業務の入口となるビジネスチャットやオフィスツール、名刺管理ソフトなど、幅広いカテゴリーの製品がランクインしているのが特徴です。

項目 内容
対象期間 2025年4月~2026年3月
評価対象 ITreviewに掲載されている製品のうち、生成AI機能を搭載する製品
選出製品数 TOP10製品
主な評価軸 満足度 / 認知度 / レビュー数 / 比較ページトラフィック / 製品ページ引用数など

「AI部門」ランキング上位TOP10製品

順位 製品名 提供企業 主なカテゴリー レビュー数 満足度 総合得点
1 Canva Canva グラフィックデザイン 181 3.5 545.94
2 Slack 株式会社セールスフォース・ジャパン ビジネスチャット 307 3.52 507.09
3 Notion Notion Labs, Inc. タスク管理ツール/ToDo管理 116 4.0 500.46
4 Microsoft Teams 日本マイクロソフト株式会社 Web会議システム 267 3.8 495.44
5 SKYPCE Sky株式会社 名刺管理ソフト 175 4.3 473.18
6 Notta Notta株式会社 AI議事録自動作成ツール 15 3.9 443.59
7 SKYSEA Client View Sky株式会社 IT資産管理ツール 146 3.2 437.06
8 Google Workspace グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 オフィススイート 47 4.7 433.86
9 Box 株式会社Box Japan オンラインストレージ 122 3.3 425.91
10 Sansan Sansan株式会社 名刺管理ソフト 93 3.4 419.41

第1位:Canva

AI部門の第1位は、Canvaの「Canva」です。メインカテゴリーはグラフィックデザインで、レビュー数は181件、満足度は3.5、総合得点は545.94でした。

項目 内容
製品名 Canva
提供企業 Canva
カテゴリー グラフィックデザイン
レビュー数 181
満足度 3.5
総合得点 545.94

「Canva」が評価された要因

Canvaは、プロンプトに応じて画像やイラスト、4秒程度の動画、3Dデータまで生成できる「デザイン提案」機能に加え、スライド生成や背景の生成除去、選択箇所の変更にも対応している点が特徴です。あわせて、資料内のテキストを100以上の言語に一括翻訳できる機能や、Canvaシート上で数値を選択してAIに問いかけると必要な関数を提示してくれるデータ分析機能も備えており、デザイン作成から資料の多言語展開、簡易的なデータ集計までを一つのツールでカバーできる点が支持を集めていると考えられます。

一方で、デザインツールにAI機能が追加されるほど、社内でどこまでAI生成物を活用してよいかというルール整備も必要になります。著作権や商用利用の範囲、生成物のクオリティチェック体制などは、導入前に確認しておきたいポイントです。

【『Canva』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/canva/reviews)

第2位:Slack

AI部門の第2位は、株式会社セールスフォース・ジャパンの「Slack」です。メインカテゴリーはビジネスチャットで、レビュー数は307件、満足度は3.52、総合得点は507.09でした。

項目 内容
製品名 Slack
提供企業 株式会社セールスフォース・ジャパン
カテゴリー ビジネスチャット
レビュー数 307
満足度 3.52
総合得点 507.09

「Slack」が評価された要因

Slackは、自然言語による指示を理解したAIエージェントが、各種SaaSやシステムを連携させて業務を自動実行する機能を備えている点が評価されています。ビジネスチャットは日々の業務連絡の中心に位置するツールであるため、そこにAIエージェントが組み込まれることで、チャット上の指示から周辺業務の実行までをシームレスにつなげられる点が強みといえるでしょう。

レビュー数が307件と今回のランキングの中でも突出して多く、幅広い企業規模・業種で利用されていることがうかがえます。一方で、連携先のシステムが増えるほど、権限管理やAIエージェントの実行範囲の設定は慎重に検討する必要があります。

【『Slack』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/slack/reviews)

第3位:Notion

AI部門の第3位は、Notion Labs, Inc.の「Notion」です。メインカテゴリーはタスク管理ツール/ToDo管理で、レビュー数は116件、満足度は4.0、総合得点は500.46でした。

項目 内容
製品名 Notion
提供企業 Notion Labs, Inc.
カテゴリー タスク管理ツール/ToDo管理
レビュー数 116
満足度 4.0
総合得点 500.46

「Notion」が評価された要因

Notionは、議事録の作成・要約機能に加えて、同時 / 個別での翻訳、Google・Slack・GitHub・OneDrive・SharePoint・Teamsなど外部ツールを横断した検索によるレポート自動作成機能を備えている点が評価されています。ドキュメント管理やタスク管理の基盤としてすでに定着しているツールに、複数の生成AI機能が段階的に統合されてきた経緯があり、情報の一元管理とAI活用を両立させたい企業に選ばれやすい製品といえます。

複数ツールを横断して検索する機能は利便性が高い一方、アクセス権限の設計が不十分だと、意図しない情報まで検索結果に含まれてしまう可能性があります。導入時には共有範囲の設定を丁寧に行うことが重要です。

【『Notion』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/notion/reviews)

第4位:Microsoft Teams

AI部門の第4位は、日本マイクロソフト株式会社の「Microsoft Teams」です。メインカテゴリーはWeb会議システムで、レビュー数は267件、満足度は3.8、総合得点は495.44でした。

項目 内容
製品名 Microsoft Teams
提供企業 日本マイクロソフト株式会社
カテゴリー Web会議システム
レビュー数 267
満足度 3.8
総合得点 495.44

「Microsoft Teams」が評価された要因

Microsoft Teamsは、Microsoft 365 Copilotをはじめとする生成AI機能によって、テキストコンテンツ生成など業務全般を支援している点が評価されています。Web会議システムとしての利用にとどまらず、Microsoft 365という業務基盤の中でAI機能を活用できるため、Officeファイルの作成やメール対応など、日常業務の延長でAIを使い始めやすい点が強みです。

レビュー数267件と多くの企業で利用されている一方、Copilotなどの高度なAI機能は上位プランでの提供となるケースもあるため、自社が必要とする機能がどのプランに含まれるかは事前に確認しておく必要があります。

【『Microsoft Teams』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/microsoft-teams/reviews)

第5位:SKYPCE

AI部門の第5位は、Sky株式会社の「SKYPCE」です。メインカテゴリーは名刺管理ソフトで、レビュー数は175件、満足度は4.3、総合得点は473.18でした。

項目 内容
製品名 SKYPCE
提供企業 Sky株式会社
カテゴリー 名刺管理ソフト
レビュー数 175
満足度 4.3
総合得点 473.18

「SKYPCE」が評価された要因

SKYPCEは、スキャンした名刺の情報をAI-OCRでデータ化したうえで、人の目によるチェックを組み合わせることで、迅速かつ正確なデータ化を実現している点が評価されています。あわせて、操作や活用方法についてAIアドバイザーに問い合わせられる機能も備えており、専門用語がわからない利用者でも扱いやすい設計になっています。

名刺管理ソフトは、AI-OCRの認識精度だけでなく、社内の人脈情報という機密性の高いデータを扱うため、アクセス権限の設計やデータの保管場所についても確認しておきたいポイントです。

【『SKYPCE』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/skypce/reviews)

第6位:Notta

AI部門の第6位は、Notta株式会社の「Notta」です。メインカテゴリーはAI議事録自動作成ツールで、レビュー数は15件、満足度は3.9、総合得点は443.59でした。

項目 内容
製品名 Notta
提供企業 Notta株式会社
カテゴリー AI議事録自動作成ツール
レビュー数 15
満足度 3.9
総合得点 443.59

「Notta」が評価された要因

Nottaは、会議音声を自動で文字起こしし、重要ポイントや決定事項をAIが要約する機能に加えて、多言語対応やタスク抽出にも対応している点が評価されています。会議の多い企業にとって、議事録作成や決定事項の共有にかかる時間を減らせることは、会議そのものの生産性向上にも直結します。

AI議事録自動作成ツールの選定では、音声認識の精度に加えて、話者分離の精度や要約の粒度、外部ツールとの連携範囲を確認しておくと、実際の会議運用に合ったツールを選びやすくなります。

【『Notta』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/notta/reviews)

第7位:SKYSEA Client View

AI部門の第7位は、Sky株式会社の「SKYSEA Client View」です。メインカテゴリーはIT資産管理ツールで、レビュー数は146件、満足度は3.2、総合得点は437.06でした。

項目 内容
製品名 SKYSEA Client View
提供企業 Sky株式会社
カテゴリー IT資産管理ツール
レビュー数 146
満足度 3.2
総合得点 437.06

「SKYSEA Client View」が評価された要因

SKYSEA Client Viewは、管理画面上に質問を入力すると、AIがマニュアルをもとに素早く回答する問い合わせ自動応答機能を備えている点が評価されています。IT資産管理ツールは操作項目が多岐にわたるため、必要な情報を対話形式でまとめて確認できる機能は、情報システム部門の問い合わせ対応の負荷軽減につながります。

レビュー数は146件と多い一方で、満足度は今回のTOP10の中では相対的に低めの3.2となっており、AI機能に加えて基本機能の使いやすさについても、自社の運用体制に合うかを事前に確認しておくとよいでしょう。

【『SKYSEA Client View』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/skysea-client-view/reviews)

第8位:Google Workspace

AI部門の第8位は、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社の「Google Workspace」です。メインカテゴリーはオフィススイートで、レビュー数は47件、満足度は4.7、総合得点は433.86でした。

項目 内容
製品名 Google Workspace
提供企業 グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
カテゴリー オフィススイート
レビュー数 47
満足度 4.7
総合得点 433.86

「Google Workspace」が評価された要因

Google Workspaceは、Gemini搭載の生成AIによって文書作成や分析、Gmail・Docsなどでの業務支援を提供している点が評価されています。満足度は4.7と、今回のTOP10の中でも最も高い数値を記録しており、既存の業務環境にAIが自然に組み込まれていることへの評価がうかがえます。

日常的に使うメールや文書作成ツールにAIが組み込まれることで、新しい操作を覚える負担を抑えられる一方、情報の取り扱いや利用ログの管理など、便利な機能を組織全体で使うからこそ、運用ルールの整備が重要になります。

【『Google Workspace』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/g-suite/reviews)

第9位:Box

AI部門の第9位は、株式会社Box Japanの「Box」です。メインカテゴリーはオンラインストレージで、レビュー数は122件、満足度は3.3、総合得点は425.91でした。

項目 内容
製品名 Box
提供企業 株式会社Box Japan
カテゴリー オンラインストレージ
レビュー数 122
満足度 3.3
総合得点 425.91

「Box」が評価された要因

Boxは、複数サービスを横断して、自然文や曖昧なキーワードから最適な情報をAIが抽出・提示する検索補助機能に加えて、画像や写真、音声からのAIによる文字認識・文字起こし機能も備えている点が評価されています。オンラインストレージに蓄積された大量のファイルの中から、必要な情報を探し出す作業を効率化できる点が支持されていると考えられます。

社内のファイル管理基盤という性質上、検索範囲や生成AIによる情報抽出がどこまでの権限で行われるかは、情報管理の観点から確認しておきたいポイントです。

【『Box』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/box/reviews)

第10位:Sansan

AI部門の第10位は、Sansan株式会社の「Sansan」です。メインカテゴリーは名刺管理ソフトで、レビュー数は93件、満足度は3.4、総合得点は419.41でした。

項目 内容
製品名 Sansan
提供企業 Sansan株式会社
カテゴリー 名刺管理ソフト
レビュー数 93
満足度 3.4
総合得点 419.41

「Sansan」が評価された要因

Sansanは、名刺管理ソフトでありながら、会議音声を自動で文字起こしし、重要ポイントや決定事項をAIが要約する機能を備えている点が評価されています。多言語対応やタスク抽出にも対応しており、名刺交換で得た人脈情報の管理と、商談・会議の記録という営業活動に関わる複数の業務を、一つのプラットフォームでカバーできる点が特徴です。

名刺管理という本来の機能に加えて議事録機能まで活用する場合は、それぞれの機能がどのプランに含まれるか、また会議情報の保管期間や共有範囲についても確認しておくとよいでしょう。

【『Sansan』のレビューをチェックする】(https://www.itreview.jp/products/sansan/reviews)

まとめ

今回のAI部門では、グラフィックデザイン、ビジネスチャット、タスク管理、Web会議システム、名刺管理ソフト、AI議事録自動作成ツール、IT資産管理ツール、オフィススイート、オンラインストレージといった幅広いカテゴリーの製品がランクインしました。

これらの顔ぶれから分かるのは、生成AI機能の評価が「AI単体ツールの機能の豊富さ」だけでは語れなくなっていることです。すでに多くの企業が日常的に使っているビジネスチャットやオフィススイート、名刺管理ソフトといった既存の業務ツールに、デザイン提案や議事録作成・要約、文字認識・文字起こし、問い合わせ自動応答といったAI機能が組み込まれ、業務の延長線上でAIを活用できる製品が高く評価されている傾向がうかがえます。

一方で、AI機能を業務に組み込む際には、生成物の著作権や商用利用の範囲、アクセス権限の設計、情報管理ルールの整備など、確認しておくべき点も少なくありません。AI部門のランキングは、自社の業務にどのようにAIを組み込んでいくかを考える企業にとって、いま注目すべき製品を知るための有力な手がかりになるでしょう。

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【The Best Software Rookie of the Year】注目の新興IT製品から読み解く、企業の業務変革トレンドとは? https://www.itreview.jp/labo/archives/24497 https://www.itreview.jp/labo/archives/24497#respond Fri, 24 Jul 2026 08:34:51 +0000 https://www.itreview.jp/labo/?p=24497 本記事では、この「The Best Software Rookie of the Year」をもとに、各製品のランキングや評価されているポイントの解説から、現代のSaaS市場に流れているトレンドを考察・分析していきます。変化の激しい時代で、SaaS導入担当者が製品選定で確認すべきポイントを一緒に紐解いていきましょう。

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近年、企業のIT製品選定においては「新しい選択肢をどう見極めるか」が大きなテーマになっています。特に昨今では、生成AI、AI議事録、AIエージェント、現場DX、サードパーティリスク管理、AI検索対応など、企業の業務を支える製品領域は拡大を続け、年々比較検討の難易度も高まっています。

その中で注目したいのが、ITreviewの「The Best Software in Japan 2026」における新興製品部門「Rookie of the Year」の存在です。本部門は、2024年以降に日本市場に登場した製品の中から、レビュー数や満足度、製品ページへの関心などをもとに、今後の成長が期待される製品を紹介する部門です。

そこで本記事では、この「The Best Software Rookie of the Year」をもとに、各製品のランキングや評価されているポイントの解説から、現代のSaaS市場に流れているトレンドを考察・分析していきます。変化の激しい時代で、SaaS導入担当者が製品選定で確認すべきポイントを一緒に紐解いていきましょう。

「The Best Software in Japan」とは?

『The Best Software in Japan』とは、SaaSのレビュープラットフォーム「ITreview」に投稿されたユーザーレビューや製品情報をもとに、日本国内で高い評価を得たSaaS・ソフトウェア・ITサービスをランキング形式で発表する年に一度の目玉企画です。業界内外からも大きな注目を集めています。

昨年のランキングでは、約13,000製品の中から満足度と認知度に優れたTOP100製品を選出いたしましたが、今年はITreviewに掲載されている製品数が約15,000製品へと拡大を続けていることもあり、より多くの候補の中からユーザー評価の高かったTOP100製品を選出する運びとなりました。

また、2026年のランキングでは、スコア算出ロジックとして、新たに「AI活用による業務実行度」や「比較ページのトラフィック数」といった指標が相対的に強化されており、昨年までの採点基準と比較して、より実利用に即した評価ロジックの調整が行われています。

項目 内容
対象期間 2025年4月~2026年3月
評価対象 ITreviewに掲載されているSaaS・ソフトウェア・ITサービス
選出製品数 TOP100製品
主な評価軸 満足度/認知度/レビュー数/機能性/使いやすさ/サポート品質など
併設部門 The Best Software Rookie of the Year (新興製品部門)
The Best Software by Category (カテゴリー部門)
The Best Software for AI-Powered Features (生成AI部門)

「Rookie of the Year」とは?

新興製品部門の「Rookie of the Year」では、2024年以降に日本市場に登場した新しい製品の中から、レビュー数や満足度、製品ページへの関心などをもとに、今後の成長が期待される製品を紹介する部門です。成熟した定番製品だけではなく、ローンチ初期の段階からユーザーの評価を集めている製品や、特定の業務領域で急速に注目を高めている製品が対象になります。

項目 内容
対象期間 2025年4月~2026年3月
評価対象 2024年以降に日本市場に登場した新製品
選出製品数 TOP10製品
主な評価軸 満足度/認知度/レビュー数/機能性/使いやすさ/サポート品質など

「Rookie of the Year」ランキング上位TOP10製品

順位 製品名 提供企業 主なカテゴリー レビュー数 満足度 総合得点
1 弥生会計 Next 弥生株式会社 会計ソフト 123 4.1 620.44
2 Gemini for Google Workspace グーグル合同会社 文章生成AI 48 4.4 499.18
3 LINE WORKS AiNote LINE WORKS株式会社 AI議事録自動作成ツール 41 4.1 469.18
4 JAPAN AI AGENT JAPAN AI 株式会社 AIエージェントツール 33 4.1 466.42
5 AKARUMI(アカルミ) 株式会社ipe AEO・GEO・LLMOツール 9 4.9 457.21
6 ナレフルチャット CLINKS株式会社 文章生成AI 10 4.3 455.66
7 Genspark MainFunc プレゼンテーション 12 4.2 438.72
8 AI JIMY Converter シー・システム株式会社 文章生成AI 18 3.9 435.07
9 バクラク勤怠 株式会社LayerX 勤怠管理システム 5 4.3 435.01
10 カミナシ 設備保全 株式会社カミナシ 設備保全管理システム 8 4.3 434.30

第1位:弥生会計 Next

ルーキー部門の第1位は、弥生株式会社の「弥生会計 Next」です。メインカテゴリーは会計ソフトで、レビュー数は123件、満足度は4.1、総合得点は620.44でした。

項目 内容
製品名 弥生会計 Next
提供企業 弥生株式会社
カテゴリー 会計ソフト
レビュー数 123
満足度 4.1
総合得点 620.44

「弥生会計 Next」が評価された要因

弥生会計 Nextは、会計業務のクラウド化やバックオフィス効率化の機能が高く評価されています。会計業務は、請求、支払、仕訳、経費処理、決算、税務対応など、企業活動の基盤となる業務です。正確性が求められる一方で、紙や表計算ソフト、属人的な確認作業が残りやすい領域でもあります。

特に、中小企業や成長企業に限っては、経理担当者が複数業務を兼務するケースも珍しくありません。そのため、会計ソフトには単なる記帳機能だけでなく、日々の入力負荷を減らす操作性、周辺業務との連携、会計事務所とのやり取りのしやすさなど、複数のタスクをこなせる機能が求められます。

第2位:Gemini Workspace

ルーキー部門の第2位は、グーグル合同会社の「Gemini for Google Workspace」です。メインカテゴリーは文章生成AIで、レビュー数は48件、満足度は4.4、総合得点は499.18でした。

項目 内容
製品名 Gemini for Google Workspace
提供企業 グーグル合同会社
カテゴリー 文章生成AI
レビュー数 48
満足度 4.4
総合得点 499.18

「Gemini for Google Workspace」が評価された要因

Gemini for Google Workspaceは、Google Workspaceを利用する企業にとって、日常業務の延長で生成AIを活用しやすい点が注目されます。メール、文書作成、資料作成、表計算、情報整理など、すでに多くの従業員が使っている業務環境にAIを組み込めるため、利用開始のハードルを下げやすい製品です。

生成AI導入でよくある課題は、ツールが増えるほど従業員の学習負担が高まることです。既存の業務環境にAIが組み込まれていれば、利用者は新しい操作を覚える必要がなくなります。一方で、情報の取り扱いや利用ログの管理など、便利な機能を広く使えるからこそ、運用ルールの整備が重要になります。

第3位:LINE WORKS AiNote

ルーキー部門の第3位は、LINE WORKS株式会社の「LINE WORKS AiNote」です。メインカテゴリーはAI議事録自動作成ツールで、レビュー数は41件、満足度は4.1、総合得点は469.18でした。

項目 内容
製品名 LINE WORKS AiNote
提供企業 LINE WORKS株式会社
カテゴリー AI議事録自動作成ツール
レビュー数 41
満足度 4.1
総合得点 469.18

「LINE WORKS AiNote」が評価された要因

会議の多い企業では、議事録の作成や決定事項の整理、次回アクションの共有に多くの時間が使われます。LINE WORKS AiNoteでは、会議の音声を自動で文字起こしし、要点を整理し、必要な情報をチームで共有しやすくなることで、会議後作業の負荷を減らしながら、会議の価値を高めることができます。

AI議事録自動作成ツールを導入するときには、音声認識の精度だけでなく、話者分離、要約品質、共有範囲、保存期間、外部ツールとの連携機能の有無なども事前に確認しておきましょう。また、会議内容には顧客情報や人事情報が含まれることもあるため、情報管理ルールの整備も重要な要素になります。

第4位:JAPAN AI AGENT

ルーキー部門の第4位は、JAPAN AI 株式会社の「JAPAN AI AGENT」です。メインカテゴリーはAIエージェントツールで、レビュー数は33件、満足度は4.1、総合得点は466.42でした。

項目 内容
製品名 JAPAN AI AGENT
提供企業 JAPAN AI 株式会社
カテゴリー AIエージェントツール
レビュー数 33
満足度 4.1
総合得点 466.42

「JAPAN AI AGENT」が評価された要因

JAPAN AI AGENTは、社内のさまざまな業務に合わせてAIエージェントを構築し、業務効率とアウトプットの品質を高められる点が高く評価されています。議事録の作成や情報収集、資料作成など、日常的に発生する幅広いタスクをAIに任せることで、作業時間の短縮やリソースの圧縮につなげられます。

また、社内に蓄積されたデータや業務マニュアルなどを活用し、それぞれの企業に適したAIエージェントを運用できる点も特徴です。専門知識が必要な業務や複数の工程を含む作業にも活用できるため、個人の業務効率化だけでなく、組織全体の生産性向上を支援するツールとして支持を集めています。

第5位:AKARUMI

ルーキー部門の第5位は、株式会社ipeの「AKARUMI(アカルミ)」です。メインカテゴリーはAEO・GEO・LLMOツールで、レビュー数は9件、満足度は4.9、総合得点は457.21でした。

項目 内容
製品名 AKARUMI(アカルミ)
提供企業 株式会社ipe
カテゴリー AEO・GEO・LLMOツール
レビュー数 9
満足度 4.9
総合得点 457.21

「AKARUMI(アカルミ)」が評価された要因

AKARUMIは、今回のランキングの中でも特に新しい市場テーマを象徴する製品です。従来のSEO(検索エンジン対策)だけでなく、生成AIによる回答や要約の中で、自社のブランドや製品がどれくらい言及されているか、どのように扱われているかを可視化する、まさにAI時代ニーズに対応した製品といえます。

マーケティング担当者にとって、検索流入は長く重要なテーマでした。しかし、生成AIの普及により、ユーザーが検索結果一覧をクリックする前に、AIの回答から情報を得る場面が増えています。そうした流れにおいては、今後は従来のSEOよりも、新時代のAEO(生成AI最適化)がより重要になるでしょう。

第6位:ナレフルチャット

ルーキー部門の第6位は、CLINKS株式会社の「ナレフルチャット」です。メインカテゴリーは文章生成AIで、レビュー数は10件、満足度は4.3、総合得点は455.66でした。

項目 内容
製品名 ナレフルチャット
提供企業 CLINKS株式会社
カテゴリー 文章生成AI
レビュー数 10
満足度 4.3
総合得点 455.66

「ナレフルチャット」が評価された要因

ナレフルチャットは、文章生成AIの中でも、社内での使いやすさや業務活用を意識した製品として高い評価を集めています。生成AIツールは、メール文面の作成や議事録の要約など、多くの部門で利用できる一方で、セキュリティリスクや運用ルールの整備という観点では、一定のハードルを感じがちです。

特に、外資ベンダーが圧倒的多数を占める生成AIツールでは、国内ベンダーかつ安心感があるということは、JTC企業や個人情報の取り扱いに慎重な業界にとっては大きな利点です。ナレフルチャットのような製品は、生成AI利用を個人任せにせず、組織として活用するための有力な選択肢といえるでしょう。

第7位:Genspark

ルーキー部門の第7位は、MainFuncの「Genspark」です。メインカテゴリーはプレゼンテーションで、レビュー数は12件、満足度は4.2、総合得点は438.72でした。

項目 内容
製品名 Genspark
提供企業 MainFunc
カテゴリー プレゼンテーション
レビュー数 12
満足度 4.2
総合得点 438.72

「Genspark」が評価された要因

Gensparkは、情報収集や資料作成の効率化に関心を持つ企業にとって注目される製品です。プレゼンテーションやスライド資料の作成は、単にスライドの見た目を整える作業ではありません。テーマの整理から、情報収集や構成案の作成、要点の抽出や表現の調整など、実に多くの工程が含まれています。

AIを活用したプレゼンテーション資料の作成支援は、こうした工程の一部を大幅に短縮することができます。特に、営業資料、社内報告資料、企画書、調査レポートなど、短期間で一定品質のアウトプットが求められる業務では効果を発揮しやすく、誰でも簡単かつ直感的に利用できる点が大きな特徴です。

第8位:AI JIMY Converter

ルーキー部門の第8位は、シー・システム株式会社の「AI JIMY Converter」です。メインカテゴリーは文章生成AIで、レビュー数は18件、満足度は3.9、総合得点は435.07でした。

項目 内容
製品名 AI JIMY Converter
提供企業 シー・システム株式会社
カテゴリー 文章生成AI
レビュー数 18
満足度 3.9
総合得点 435.07

「AI JIMY Converter」が評価された要因

AI JIMY Converterは、文書やデータの変換作業を効率化したい企業に向いた製品です。企業内には、形式を変えるだけの作業や文面を整える作業、既存情報を別のフォーマットに合わせる作業が数多く存在しますが、こうした作業は単体では小さく見えても、積み重なると大きな負担になってしまいます。

たとえば、報告書の要約、問い合わせ文の整形、社内向け文書への変換、顧客向け文面への調整などは、担当者の時間を消費しやすい業務の代表的な例です。AI JIMY Converterのような製品を活用することで、定型的な変換作業に費やす時間を大幅に削減し、人が確認や判断に時間を使いやすくなります。

第9位:バクラク勤怠

ルーキー部門の第9位は、株式会社LayerXの「バクラク勤怠」です。メインカテゴリーは勤怠管理システムで、レビュー数は5件、満足度は4.3、総合得点は435.01でした。

項目 内容
製品名 バクラク勤怠
提供企業 株式会社LayerX
カテゴリー 勤怠管理システム
レビュー数 5
満足度 4.3
総合得点 435.01

「バクラク勤怠」が評価された要因

勤怠管理は、出退勤の記録や残業時間の確認、給与計算との連携など、企業にとって欠かせない業務です。バクラク勤怠は、バックオフィス業務を効率化する流れの中で注目されており、レビュー数は5件と少ないものの、満足度は4.3を獲得しており、初期利用者から一定の評価を得ていることが分かります。

特に、勤怠管理システムは関係する業務範囲が広く、運用が複雑になりやすい領域です。そのため、ツールの選定では、打刻方法、シフト管理、休暇管理、承認フロー、給与計算システムとの連携、法改正への対応を確認する必要があります。従業員が毎日利用する製品であるため、操作性も重要でしょう。

第10位:カミナシ設備保全

ルーキー部門の第10位は、株式会社カミナシの「カミナシ 設備保全」です。メインカテゴリーは設備保全管理システムで、レビュー数は8件、満足度は4.3、総合得点は434.30でした。

項目 内容
製品名 カミナシ 設備保全
提供企業 株式会社カミナシ
カテゴリー 設備保全管理システム
レビュー数 8
満足度 4.3
総合得点 434.30

「カミナシ 設備保全」が評価された要因

設備保全は、製造業や物流、店舗運営など、現場を持つ企業にとって重要な業務です。カミナシ 設備保全は、こうした現場業務をデジタル化し、保全情報を整理する製品です。紙の点検表や表計算ソフトで管理していた情報を一元化できれば、管理者だけでなく現場担当者にとっても確認しやすくなります。

設備の点検履歴、修理履歴、異常発生時の対応、予防保全の計画などを適切に管理できなければ、トラブル対応が属人的になりやすくなります。現場DXでは、管理部門が使いやすいだけでは不十分です。現場の担当者が迷わず入力できるか、モバイル端末で運用できるかなどを確認することが重要です。

まとめ

今回のRookie部門では、会計ソフト、生成AI、AI議事録、AIエージェント、AEO・GEO・LLMO、勤怠管理システム、設備保全システム、IP無線、サードパーティリスク管理、マニュアル作成ツールといった幅広いカテゴリーの製品がランクインしました。

これらの顔ぶれから分かるのは、新しいIT製品の価値が「目新しい技術」だけでは語れなくなっていることです。生成AIのような先端技術を活用した製品が目立つ一方で、会計や勤怠、設備保全といった日常業務に深く関わる製品も高く評価されています。

新しい製品は、導入に慎重さが必要です。しかし、適切に選び、小さく試し、効果を確認しながら広げていけば、業務変革の大きなきっかけになります。Rookie部門のランキングは、次のIT投資を考える企業にとって、いま注目すべき新興製品を知るための有力な手がかりになるでしょう。

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【The Best Software in Japan 2026】SaaSランキングTOP10を発表!15万件以上のレビューから分析した本当に選ばれている製品とは? https://www.itreview.jp/labo/archives/23706 https://www.itreview.jp/labo/archives/23706#respond Tue, 19 May 2026 16:15:01 +0000 https://www.itreview.jp/labo/?p=23706 本記事では、ITreviewが主催するSaaS製品の年間アワード『Best Software in Japan 2026』のランキングデータをもとに、TOP10にランクインした注目のSaaS製品を様々な角度から詳しく解説していきます。

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2026年の企業IT投資では、単なる業務効率化にとどまらず、部門横断でデータを活用し、働き方や意思決定の質を高めることが重視されています。生成AIの業務利用やバックオフィス業務のクラウド化、IT資産管理やセキュリティ対策の高度化など、企業が向き合うテーマは年々広がっています。

こうしたなかで、IT製品を選ぶ担当者にとって重要なのは、機能表や価格表だけでは見えにくい「実際に使われているか」や「導入後の成果につながっているか」という視点です。特に、SaaSやソフトウェアは導入して終わりではなく、日々の業務に組み込まれてこそ、初めてその真価を発揮します。

本記事では、ITreviewが主催するSaaS製品の年間アワード『Best Software in Japan 2026』のランキングデータをもとに、TOP10にランクインした注目のSaaS製品を様々な角度から詳しく解説していきます。

各製品の順位理由や特徴などはもちろんのこと「なぜその順位に位置しているのか」という分析や「昨年との変動が示すSaaS市場の変化」といった業界トレンドなども交えながら、2026年の企業がSaaS製品を選定するときに押さえるべきポイントを紐解いていきましょう。

Best Software in Japan とは?

『Best Software in Japan』とは、SaaSのレビュープラットフォーム「ITreview」に投稿されたユーザーレビューや製品情報をもとに、日本国内で高い評価を得たSaaS・ソフトウェア・ITサービスをランキング形式で発表する年に一度の目玉企画です。業界内外からも大きな注目を集めています。

昨年のランキングでは、約13,000製品の中から満足度と認知度に優れたTOP100製品を選出いたしましたが、今年はITreviewに掲載されている製品数が約15,000製品へと拡大を続けていることもあり、より多くの候補の中からユーザー評価の高かったTOP100製品を選出する運びとなりました。

また、2026年のランキングでは、スコア算出ロジックとして、新たに「AI活用による業務実行度」や「比較ページのトラフィック数」といった指標が相対的に強化されており、昨年までの採点基準と比較して、より実利用に即した評価ロジックの調整が行われています。

項目 内容
対象期間 2025年4月~2026年3月
評価対象 ITreviewに掲載されているSaaS・ソフトウェア・ITサービス
選出製品数 TOP100製品
主な評価軸 満足度/認知度/レビュー数/機能性/使いやすさ/サポート品質など
併設部門 The Best Software Rookie of the Year (新興製品部門)
The Best Software by Category (カテゴリー部門)
The Best Software for AI-Powered Features (生成AI部門)

現場評価にもとづく選定

Best Software in Japan 2026では、レビュー数、満足度、認知度、機能への満足度、使いやすさ、導入のしやすさ、管理のしやすさ、サポート品質、価格評価、製品ページ閲覧、比較ページでの関心度、生成AIへの引用数など、単一の指標だけでなく複数の観点を組み合わせることで総合的にスコアが算出されています。

そのため、ランキング上位の製品は「レビューが多い」「満足度が高い」「検索や比較の場面で関心を集めている」といった複数の条件を満たしている傾向があります。導入検討者にとっては、単に有名な製品を知るだけでなく、実際の業務ユーザーから継続的に評価されている製品を把握できる点が大きな価値です。

各評価項目の見方を整理

ランキングを読み解く際は、ただ総合点を追うのではなく、どの評価項目が強いかを確認することも重要です。例えば、レビュー数が多い製品は利用実績や市場での浸透度が読み取りやすく、満足度が高い製品は導入後の体験に強みがある傾向にあります。

評価の観点 確認したい内容 製品比較における意味
レビュー数 利用者の評価量 利用者の多さや検討材料の豊富さ
満足度 利用者の評価水準 導入後の納得感や継続利用の可能性
認知度 市場での関心度 比較対象の入りやすさに影響
使いやすさ 操作性やUI/UXの評価 現場の定着や教育コストに影響
導入のしやすさ 初期設定や導入スピードの評価 立ち上げ期間や推進負荷に影響
管理のしやすさ アカウント権限や運用管理の評価 情シスや管理部門の負担に影響
サポート品質 問い合わせ対応や伴走支援の評価 トラブル発生時の安心感に影響
価格への満足度 費用対効果の評価 予算化や継続判断に影響
Best Software in Japan 2026の主な評価項目

その他の表彰部門について

また、総合ランキング版の『The Best Software TOP100』に加えて、以下の3つのサブ部門にも注目です。

前回アワードより設立された「The Best Software Rookie of the Year (ルーキー部門)」に加えて、2026年は新たに「The Best Software by Category (カテゴリー部門)」と「The Best Software for AI-Powered Features (生成AI部門)」を新設し、総合ランキングだけでは埋もれてしまいがちな優れた製品を表彰しています。

Best Software in Japan トップ10ランクイン製品

順位 製品名 提供ベンダー 総合得点 昨年順位
1位 Chatwork 株式会社kubell 70.2 20位
2位 弥生給与 Next 弥生株式会社 67.4 23位
3位 Slack 株式会社セールスフォース・ジャパン 66.8 5位
4位 ChatGPT Open AI, Inc. 64.6 10位
5位 Canva Canva Japan株式会社 62.7 16位
6位 Microsoft Teams 日本マイクロソフト株式会社 61.4 4位
7位 SKYSEA Client View Sky株式会社 58.2 1位
8位 kintone サイボウズ株式会社 58.0 2位
9位 弥生会計 弥生株式会社 57.9 圏外
10位 desknet’s NEO 株式会社ネオジャパン 57.3 39位
Best Software in Japan 2026のTOP10ランクイン製品

1位:Chatwork (株式会社kubell)

国産ビジネスチャットの雄が首位へ躍進

2026年 2025年
順位 1位 20位
総合得点 70.2 53.4
レビュー数/年間 384件 103件

第1位は「株式会社kubell」が提供するビジネスチャットChatwork』です。昨年の20位から今年は1位へと飛躍的な成長を遂げ、総合得点は701.6点という圧倒的なスコアを叩き出しました。非IT部門の担当者やリモート環境でも直感的に使えるUI/UXと、タスク管理機能を内包した独自のチャット体験が高く評価されています。

▶ 受賞の背景・要因考察

Chatworkの1位獲得の背景には、中小企業市場に根ざしたエコシステム戦略の成功があります。提供元のkubellは、BPaaS事業を軸に「SaaSを使わせる」から「SaaSを使ってあげる」へと発想を転換し、経理や労務の業務プロセスごとクラウド経由で代行するサービスへと拡張しました。さらに、AIエージェントを戦略の中核に据え、過去のメッセージデータを学習した文面生成や要約機能、AIとの自然な対話機能の提供を進めており、日本企業の現場で使い倒せるAIの在り方を具現化しつつあります。

2位:弥生給与 Next (弥生株式会社)

給与業務を次世代へ導く注目の新定番

2026年 2025年
順位 2位 23位
総合得点 67.4 52.5
レビュー数/年間 77件 55件

第2位は「弥生株式会社」が提供する給与計算ソフト弥生給与 Next』です。昨年の23位から今年は2位へと大きく順位を上げており、総合得点は674.3点を記録しました。現場への負担が大きい法改正への迅速な対応と、主に中小企業の経理担当者に向けたシンプルかつ学習コストの低いUI設計が高く評価されています。

▶ 受賞の背景・要因考察

給与計算業務は、社会保険料率や税制の頻繁な改正に対応する必要があり、現場にとって最も負担の大きい定型業務の一つです。弥生給与 Nextは、こうした法改正への対応スピードと精度を強みとしつつ、クラウド型の強みを活かして常に最新状態で利用できる環境を提供しています。IPAの「DX動向2025」では、日本企業のDX成果は、売上増や利益増よりもコスト削減・効率化に現れる傾向があると指摘されています。本製品の躍進は、バックオフィスのDXで確かな成果が出始めた証左と捉えられます。

3位:Slack (株式会社セールスフォース・ジャパン)

世界標準のビジネスチャットが初の表彰台へ

2026年 2025年
順位 3位 5位
総合得点 66.8 61.8
レビュー数/年間 307件 156件

第3位は「株式会社セールスフォース・ジャパン」が提供するビジネスチャットSlack』です。昨年の5位から今年は3位へと順位を上げ、総合得点は667.6点を獲得しました。豊富な外部サービス連携に加え、AIエージェント機能の実装により、単なるチャットツールを超えた業務ハブとして機能する点が高く評価されています。

▶ 受賞の背景・要因考察

Slackの順位アップを牽引したのは、AIエージェントによる業務実行機能の本格実装です。AIが各種SaaSやシステムを横断的に操作し、業務を自動で進める仕組みが整いつつあります。また、ハイブリッドワーク環境を前提としたチーム内の情報共有や検索機能も引き続き評価されており、エンジニアチームから営業組織まで幅広く採用される汎用性も強みです。ビジネスチャット市場ではChatworkとの両雄状態が続いており、2026年は両製品の戦略選択が業界に大きなインパクトを与える一年になりそうです。

4位:ChatGPT (Open AI, Inc.)

生成AI時代を象徴する稀代のゲームチェンジャー

2026年 2025年
順位 4位 10位
総合得点 64.6 56.8
レビュー数/年間 108件 77件

第4位は「Open AI, Inc.」が提供する文章生成AIChatGPT』です。昨年の10位から今年は4位へと大幅に順位を上げ、総合得点は645.6点を獲得しました。LLM技術の目覚ましい発展にともなって、最近では業務での実用性が格段に高まっています。満足度が4.3ポイントと高水準を維持していることも注目に値するでしょう。

▶ 受賞の背景・要因考察

2025年までは「試しに触ってみる」段階にあった生成AIが、2026年に入って業務プロセスの中に恒常的に組み込まれる段階へと進みました。ChatGPTの順位急上昇は、その潮流をもっとも鮮明に映し出す事象といえます。総務省「令和7年版 情報通信白書」でも、企業における生成AI活用方針の策定状況が国別・企業規模別に調査されており、AI活用が経営課題の中心に据えられていることが示されています。もはや、ホワイトカラー業務の標準ツールとしての地位を確立したと評価できるでしょう。

5位:Canva (Canva Japan株式会社)

誰でもデザインを楽しめる万能ツール

2026年 2025年
順位 5位 16位
総合得点 62.7 54.0
レビュー数/年間 181件 49件

第5位は「Canva Japan株式会社」が提供するデザインツールCanva』です。昨年の圏外から今年は5位へと初のランクインを果たし、総合得点は626.8点を獲得しました。デザインの専門スキルを持たないビジネスユーザーでも、高品質なクリエイティブ制作を直感的かつスピーディに行える点が絶大な支持を集めています。

▶ 受賞の背景・要因考察

Canvaの躍進を支えているのは、生成AIを組み込んだクリエイティブの民主化です。テキスト入力から画像やプレゼン資料を自動生成する機能、ブランドテンプレートの共有機能など、チーム全体のアウトプット品質を底上げする仕掛けが整っています。また、マーケティング部門だけでなく、人事や営業企画、経営層の資料作成にも利用が広がっており、汎用生成AIと特化型デザインSaaSが連携することで生まれる新たな価値は、2026年以降の業務SaaS選定における重要な観点となりそうです。

6位:Microsoft Teams (日本マイクロソフト株式会社)

意思決定には必須のビジネスインフラ

2026年 2025年
順位 6位 4位
総合得点 61.4 61.8
レビュー数/年間 267件 206件

第6位は「日本マイクロソフト株式会社」が提供するWeb会議システムMicrosoft Teams』です。昨年の4位から今年は6位へと順位は下がりましたが、総合得点614.2点と依然として高い評価を維持しています。Microsoft 365との統合を武器に、Web会議を中心とした業務プラットフォームとしての地位を確立しています。

▶ 受賞の背景・要因考察

Microsoft 365 Copilotによる議事録作成、要約、タスク抽出といったAIアシスタント機能の充実が、Teamsの評価を下支えしています。同時に、メール・カレンダー・ファイル共有とのシームレスな連携は、大企業の標準業務基盤としての役割を強固にしました。順位が下がった背景には、生成AI時代の新興SaaSが評価を急伸させた相対的な要因があると考えられます。とはいえ、Teamsが持つ既存IT資産との統合優位性は他に代替しづらく、大規模組織を中心とした定番ポジションは揺らいでいません。

7位:SKYSEA Client View (Sky株式会社)

情報資産を守る前回王者は今年も安定

2026年 2025年
順位 7位 1位
総合得点 58.2 74.1
レビュー数/年間 146件 246件

第7位は「Sky株式会社」が提供するIT資産管理ツールSKYSEA Client View』です。昨年の1位から今年は7位へと順位を下げましたが、総合得点582.4点と引き続き安定した評価を維持しています。IT資産管理とセキュリティ対策を一元化できる国産ソフトとして、依然として強い存在感を示しているといえるでしょう。

▶ 受賞の背景・要因考察

SKYSEA Client Viewは、IT資産の可視化・PC操作ログの取得・セキュリティポリシー運用を一元的に実現できるツールとして、長年にわたり国内で厚い支持を得てきましたが、特に2026年は、生成AI関連製品の急浮上に押される形で相対的に順位を下げた構図とえいます。一方で、サイバー攻撃の巧妙化やテレワークの常態化を背景に、IT資産管理とエンドポイントセキュリティの重要性は引き続き増しており、継続投資先としての確実性は2026年においても揺るぎないものといえます。

8位:kintone (サイボウズ株式会社)

DXの魔法の杖は今年も存在感を発揮

2026年 2025年
順位 8位 2位
総合得点 58.0 64.1
レビュー数/年間 94件 54件

第8位は「サイボウズ株式会社」が提供するノーコードWebデータベースkintone』です。昨年の2位から今年は8位へと順位を下げましたが、総合得点580.1点を記録しており、引き続き高水準の評価を維持しています。国産ノーコード開発プラットフォームの代表格として、現場主導のDXや業務改善を支え続けています。

▶ 受賞の背景・要因考察

kintoneは、IT人材不足のなかでも現場がシステムを内製できる環境を提供する製品として、長年評価されてきました。非IT部門による業務アプリ作成や導入支援パートナー企業との連携による手厚いサポートなどは、中小企業のDX推進と強く結びついています。順位の下落は相対的な変動であり、kintone自体の本質的な価値は損なわれていません。むしろ、生成AIがノーコード開発を補完する時代においては、ノーコード×AIの次の成長曲線を描く余地が豊富にある有望なポジションといえるでしょう。

9位:弥生会計 (弥生株式会社)

バックオフィス界の重鎮は今年も根強い支持

2026年 2025年
順位 9位 圏外
総合得点 57.9 圏外
レビュー数/年間 183件 圏外

第9位は「弥生株式会社」が提供する会計ソフト弥生会計』です。昨年の圏外から今年は9位へと初のランクインを果たし、総合得点は579.2点を獲得しました。老舗の会計ソフトとして、中小企業の経理業務を長年支え続けている定番製品です。2位の『弥生給与 Next』と並び、同社製品がTOP10ダブル受賞を果たしました。

▶ 受賞の背景・要因考察

弥生会計のTOP10入りは、バックオフィスDXの成熟段階への到達を示す象徴的な出来事といえるでしょう。給与計算、会計、勤怠管理といった業務領域において、弥生ブランドは中小企業市場で圧倒的な信頼を築いています。経理業務はミスが許されない領域であり、法改正への追随精度や税理士連携のしやすさが導入判断のカギを握ります。弥生会計は、長年積み上げた実務ノウハウをプロダクトに反映した安心感が評価されており、新興ツールにはない独自の強みを発揮しています。

10位:desknet’s NEO (株式会社ネオジャパン)

これぞ国産グループウェアの決定版!

2026年 2025年
順位 10位 39位
総合得点 57.3 48.8
レビュー数/年間 175件 61件

第10位は「株式会社ネオジャパン」が提供するグループウェアdesknet’s NEO』です。昨年の圏外から今年は10位へとランクインし、総合得点は573.4点を獲得しました。スケジュール管理やワークフロー、掲示板機能など、組織運営に必要な機能を一元的に提供する国産グループウェアとして、根強い支持を獲得しています。

▶ 受賞の背景・要因考察

desknet’s NEOの強みは、オンプレミスとクラウドの両方に対応する柔軟性と、日本企業特有の業務慣習に寄り添った機能設計にあります。特に中堅中小企業や自治体、医療機関など、セキュリティ要件の厳しい組織での採用実績が多い点が特徴です。グローバル製品が席巻するなかでも、国産グループウェアとして地歩を固め続けているのは、きめ細かなサポートと現場適合性の高さが評価されてきた結果といえます。バックオフィスDXを支える堅実な選択肢として、2026年以降も注目を集めそうです。

TOP10ランクイン製品に見る2026年のSaaSトレンド

2026年のランキング結果を俯瞰すると、上位TOP10には「AIエージェント・国産SaaS・業務特化」という3つのキーワードが鮮明に立ち現れていることが分かります。これらのトレンドは、生成AIの本格実装フェーズへの突入と、リモートワーク定着後の業務再設計によって浮上してきた新たな課題と機会を映し出しており、企業のIT戦略においては今後より重要な指針になってくることでしょう。

  • ①:生成AI機能の実装が本格化
  • ②:国産SaaSの存在感が急上昇
  • ③:業務特化型ツールが再注目

①:生成AI機能の実装が本格化

2026年のSaaSトレンドの1つ目としては「生成AI機能の実装が本格化した」ということが挙げられます。「ChatGPT」が昨年の10位から一気に4位へと飛躍を遂げた事実からもわかるように、企業における生成AI活用の本格定着を象徴している出来事といえるでしょう。

2025年まではPoC(概念実証)段階にとどまっていた生成AIの業務適用が、2026年に入ってから一気に実務レベルへと移行する結果となりました。従来までの文章作成や要約にとどまらず、複数のSaaSをまたいで自律的に業務を遂行するAIエージェントの導入が加速している印象です。

実際、ビジネスチャット「Slack」におけるITreview上のメイン生成AI機能は「AIエージェントによる業務実行」として登録されており「自然言語指示を理解したAIエージェントが各種SaaSやシステムを連携しながら業務を自動実行する」という世界観が現実のものとなっています。単なる対話型のAIから働くAIへと機能が進化している段階だと評価できるでしょう。

②:国産SaaSの存在感が急上昇

2026年のSaaSトレンドの2つ目としては「国産SaaSの存在感が急上昇した」ということが挙げられます。「Chatwork」が初の1位を獲得し「弥生給与 Next」と「弥生会計」が同時に上位入賞したことは、国産SaaSの圧倒的な実力伸長を象徴している出来事といえるでしょう。

日本企業特有の商習慣や法制度への適合、税理士や社労士などの士業との連携など、国産SaaSにしか提供できない価値が、評価軸として改めて注目されているのが2026年の特徴です。国産SaaSならではの強みが今まで以上に差別化要因として機能しはじめている転換点にあるといえます。

特に注目すべきは、これまで中小企業市場を基盤としてきた国産ベンダーがAIエージェント戦略を打ち出し、自社サービスを業務プロセスごと引き受けるプラットフォームへと進化させている点です。これまでの海外発のグローバルSaaSをいかに日本に最適化するかという構図から、日本の商習慣に近いところからAI時代を逆襲する構図へと移行しつつあります。

③:業務特化型ツールが再注目

2026年のSaaSトレンドの3つ目としては「業務特化型ツールが再台頭した」ということが挙げられます。「弥生給与 Next」と「弥生会計」がランクインし、さらに「Canva」が5位へと食い込んだ事実は、業務特化型SaaSへの回帰の動きを象徴している出来事といえるでしょう。

ここ数年のSaaS業界では、コラボレーションツールやプロジェクト管理ツールなどの汎用ツールで市場全体が飽和していましたが、2026年では給与計算や会計、デザイン作成といった、明確な業務課題を直接解決できるような業務特化型ツールが再び注目を集めている印象を受けます。

背景としては「汎用SaaSだけでは実務の痒いところに手が届かない」という現場の不満と「特化型ツールとAIを組み合わせることで専門業務を一気に効率化できる」という新たな期待が存在します。こうした動きは、各種市場調査が予測する「Vertical SaaSの拡大」と符合するものであり、2026年以降も続く構造的な変化として注視する必要があるでしょう。

まとめ:2026年は「AI・国産・業務特化」がキーワード

本記事では、ITreviewが主催するSaaS製品の年間アワード『Best Software in Japan 2026』のランキングデータをもとに、TOP10にランクインした注目のSaaS製品を様々な角度から詳しく解説していきました。

2026年のSaaSランキングでは、企業のデジタル変革が新たな成熟段階に入ったことを示しており、なかでも「AIエージェント・国産SaaS・業務特化」という3つのトレンドが、今後のIT戦略における重要指標であることがわかりました。

今後もITreviewでは、日々進化を続けるSaaS市場の最新情報について、ユーザーの皆様へ真に価値あるコンテンツをお届けしていきます。ツールの選定にお悩みの方や最新トレンドに関心のある方などは、ぜひ次回の記事もご覧ください。

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